3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

2012年06月

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本日紹介いたしますのはこちら、「藤子・F・不二雄大全集 大長編ドラえもん」第6巻です。
小学館さんより刊行されました。

大好評刊行中の本大全集の紹介記事は、「藤子・F・不二雄」のテーマにてまとめさせていただいております。
よろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、笑いあり涙ありの冒険が描かれる大長編をまとめてきた本シリーズ。
「のび太の創世日記」、「のび太と銀河超特急(エクスプレス)」、そしてF先生がお亡くなりになってしまった、96年に連載を開始した「ねじ巻き都市(シティー)冒険記」の三作品が収録され、今巻を持って大長編は完結となります。


はじめに収録されているのは「のび太の創世日記」です。
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のび太は大空に向かって嘆きの雄叫びを上げておりました。
今こうして学校や宿題に追われる辛い毎日を送らされているのは、全部あの二人が悪いんだ。
意味不明の嘆きを聞きつけ、ドラえもんもたまらずのび太に事情を聞いてみました。

どうやらのび太が悪態をついていたのはあの神話の二人、アダムとイブのようです。
ぶっちゃけますと、やつらが知恵の木の実なんて食べるから楽園を追われてしまったんだ!といいたいようです!
まあ確かに一日中遊んで食べて、男女でキャッキャしているだけの毎日はちょっとうらやましい気もしますが……
あくまで神話のお話なわけで、力説するのび太の横でドラえもんはしらけるしかないのでした。

ですがいまはそんな世迷言を言っている場合じゃないのです。
夏休みも半ばを過ぎたと言うのに、のび太は夏休み最大の敵とも言える宿題、そのボス格である自由研究にまったく手をつけていないのですから!!
いつもの面子はなんのかんのと順調に宿題を進めているようで。
のび太は困り果てたすえ、奇策を考案!
未来の自分の部屋に行き、完成しているはずの自分の宿題を写してしまおうと考えたのです!!
もしその未来でも宿題をやっていなかったら……?と言う不安はありますが、まあとにかく行ってみないことにはしょうがありません。
とりあえずタイムマシンに乗り込むのですが、いつもの超空間の様子がなにやらおかしいのです。
大きなタイムパトロールの船が姿を現し、のび太のタイムマシンを止めて、職務質問的なことをしてきたのです!!
いきなりの展開にきょとんとするのび太ですが、その質問に答える前にサイレンが鳴り響きました!
そしてアナウンスされる、密航タイムマシンらしきものが現われたと言う言葉!
それを聞いたタイムパトロールは、慌ててそちらのほうへ向かっていってしまったのでした。

結局のび太は自分の宿題を見ることはしませんでした。
タイムパトロールの物々しさに怯えたから……ではなく、丁度未来デパートの宅配人に出会い、荷物を受け取ったからです。
それは結局世話を焼いてくれたドラえもんが取り寄せてくれた、未来の自由研究用アイテムでした。
「創世セット」。
神話の神よろしく、新たな世界を作り出してしまうと言う超優れもののアイテムなのです!!

楽しく世界作りをするのび太。
ですが珍しくドラえもんのミスによってジャイスネあたりも巻き込んでしまい、結局いつもの4人で世界を作ることになるのです。
適度に地球に刺激を与えたり、進化を促すように進化を促す光線を魚に浴びせてみたり、原始人の生活を見守ったり……
この創世の様子を記した自由研究が先生に認められるのかはちょっと疑問な気もしますが、まあのび太たちの先生も懐の広い方なので大丈夫でしょう!
楽しく順調に世界を作っていくのですが、なにやら気になる存在も見え隠れするのです。
創世セットの自慢話とかを何も考えず別の友達とか西てま和ているジャイアン。
そのジャイアンの様子を、物陰からカマキリのような謎の生物が監視していて……!
果たしてこの謎の昆虫人は何者なのでしょうか?
気になる密航タイムマシンの正体は?
そして、のび太たちの作り上げたもう一つの世界はどういった世界になるのでしょうか!!


2番目に掲載されているのが「のび太と銀河超特急(エクスプレス)」です。
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行き先不明の電車旅行が楽しめる、ミステリートレイン。
そのチケットが三枚入手できた、あと二人誰にしようかな……と、いつもの自慢をするスネ夫。
いつもならばのび太だけはぶられて「ドラえも~ん!」となるところですが、今回はのび太の様子が違いまして。
ミステリートレインなんてどうでもいいとスネ夫の自慢をシャットアウトし、ドラえもんを見なかったかと尋ねてくるのです。
何でもドラえもんがもう3日を家に帰っていないそうで。
交通事故とか、悪者にポケットを狙われるとか、そんなトラブルに巻き込まれていないかと心配でならないようで、彼に何かあったら僕は……と、のび太はすすり泣くのです!
そんなシリアスな様子を見て、さしものスネ夫たちも自慢話のムードを収めてシュンとなってしまいます。
一転して三人はあのドラえもんに滅多なことなんてないよと力づけてくれたのでした。

日がくれるまでドラえもんを探し回っても芳しい成果が得られず、のび太は気の沈んだまま自宅へと帰ります。
すると、ドラえもんはなんか家に帰ってきてました。
こんな時間までどこに行っていたのとけろっとするドラえもんに、それはこっちの台詞だと起こった直後、心配したよと泣きつくのび太。
ドラえもんはそりゃ悪かったと言いながらも満面の笑顔。
なぜかといえば、いなくなった三日間ずーっと並んで、未来で物凄い大人気のミステリートレインの切符を手に入れたと言うのです!!

スネ夫に軽く自慢返しをし、そっちのミステリートレインと日程が重なってて残念だと笑って旅行に出るのび太たち。
このミステリートレインは、宇宙を巡ってどこかの目的星までゆったり進む、銀河ミステリートレインです。
やってきた汽車に乗り込みますが、なぜかお客さんどころか車掌さんの姿も見えないもぬけの殻。
不安になるのび太たちですが、木星を通過するころようやく車掌が姿を見せました。
車掌は本社のほうに用事があって少し席を外していたとのこと。
そして他のお客さんも600人くらい乗っているとのことですが、3万8000光年を5日間、と言う長旅の為に個室で」やすんでいたり、どこでもドアで用足しに行っていたりするのだろうと言うことです。
他のお客さんの姿もちらほら見えはじめ、安心した二人。
ワープのための超空間にはいってしまったため景色が楽しめなくなってしまったこともあり、その日は各自の部屋で眠ることにしたのでした。

翌日、結局こっちに連れて行ってくださいと頭を下げたジャイスネしずちゃんを招きいれ、いつもの面子でミステリートレインのたびを楽しむことになりました。
各自備え付けのゲームをやったり、車内放送のアニメを見たり、銀河の誕生を描いた学習ムービーを見たりして旅を満喫。
そのどれもに乗り切れないのび太は、ドラえもんは何しているかなとフラフラします。
そんなのび太には、一つ懸念がありました。
なぜか今までこの列車内で、忍者だのドラキュラだの、不思議な曲者をちらほら見かけていたのです。
するとどうでしょう。
スネ夫も部屋から飛び出してきまして、海賊が出たと言い出すのです!
オマケにジャイアンも恐竜が出たと這々の体で部屋を出てきて……
一体この列車はなんなんだろう。
3人はドラえもんを探してまわるのですが、その時列車内に緊急事態を告げる汽笛が鳴り響いたのです!!

なんと凶悪な盗賊団、ダーク・ブラック・シャドウ団がこの列車をねらっているとのこと。
各自部屋にこもってかぎでもかけてお祈りしてくれ、と無責任なことを言う車掌さん。
列車は小惑星軍の中を急旋回しながら進み……
そしてその物陰から、件のダーク(略)団らしき宇宙船が現われ、熱戦を照射してきたのです!!
続々現われるダー(略)団の宇宙船!!
果たしてのび太たちはこの緊急事態を乗り切れるのでしょうか?
そしてこのあと、自体は思いも寄らない方向へと急展開!!
もはや恒例となった、世界の命運をかける戦いへとむかっていってしまうのです!!


そして大トリに収録されているのは「のび太のねじ巻き都市(シティー)冒険記」。
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本作は少々特殊な作品となっておりまして、本巻の解説を書かれている、当時の藤子プロ所属の漫画家、麦わらしんたろう先生が描いております。
連載第1回の、1色ページから「キャラの顔にペン入れされていない原稿」が渡されたとのことで、その第1回目、第2回目はF先生のアドバイスを受けながらペン入れをされたんだそうです。
そして、第3回目を執筆時にF先生はご逝去。
3回目の原稿は全て下書きがされた状態で用意されていたそうで、むぎわら先生はそのプロ根性に感服しながら原稿を完成させたとか。
ですが問題はその後です。
F先生が遺されたアイディアノートを元に完結まで描くことが決まったのですが、ブロックごとにまとめられた箱書きの上、F先生の特徴的な字は解読にも手間がかかりまして。
何とかその中から、F先生好みであろうアイディアをいくつか拾い上げて、苦心して物語を作り上げたのです。

そんな事情ゆえ、イラスト面では多少の違和感を禁じえない出来となっているこの「ねじ巻き都市」。
F先生自身による作品ではないためでしょうか、後半の展開もやはりすこし弱さを感じてしまうところもあります。
ですが、さすが藤子プロの皆さんが精力を傾けただけあり、F先生テイストをしっかりと感じさせる出来上がりに!
今までの大長編の中でも最大ともいえる大物キャラが登場する反面、敵キャラがすごい小物(強敵ではあるんですが!)と言うギャップなんかも面白い作品になっているのです!

と言うわけで、3作品が収録されて完結となる大長編。
今巻の3作品もそれぞれ題材にしているものが違い、それぞれの味わいを楽しませてくれます。
のび太が新世界の神となる「創世日記」、宇宙の電車旅を楽しむ「銀河超特急」、そしておもちゃの国を描く「ねじ巻き都市」。
どれも舞台や題材は違うものの、わくわくドキドキできる楽しい冒険が楽しめるのは共通しています!
今巻も安心のクオリティを、存分にお楽しみください!!

F先生の遺作を収録した大長編最終巻、「藤子・F・不二雄大全集 大長編ドラえもん」大州第6巻は全国書店にて発売中です!
ドラえもん達の活躍が長編で楽しめる本シリーズもとうとう完結。
F先生の最期の作品も含め、見所満載ですよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


藤子・F・不二雄大全集 大長編ドラえもん 6 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)
小学館
2012-05-25
藤子・F・ 不二雄

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本日紹介いたしますのはこちら、「超級!機動武闘伝Gガンダム 新宿・東方不敗!」第3巻です。
角川書店さんの角川コミックス・エースより刊行、ガンダムエースにて連載されています。

作者は脚本が今川泰宏先生、漫画が島本和彦先生&宮北和明先生。
本作の紹介は「超級!機動武闘伝Gガンダム」のテーマでまとめておりますので、よろしければご一緒にご覧ください。

さて、かつて拳を交わし心を通じ合わせた4人のファイターに襲われることになってしまったドモン。
その戦いの最中、彼らだけでなく師である東方不敗までもがデビルガンダムの側の存在であることがわかり、ドモンはすっかり戦意を失ってしまいました。
そんな状況で現れたのは、東方不敗の戦友であったシャッフル同盟。
彼らは4人のファイターと戦いを始めたのですが……?

そのころドモンは師である東方不敗とは闘えない、とシャッポを脱ぎ、導かれるままその場を離れていました。
ですがその時、ドモンの心に直接語りかけてくる声がありました。
何を隠そう、4人と戦っているはずのシャッフル同盟です!
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声、というか、映像までついているその語りかけ、現在のキング・オブ・ハートであるドモンに対し、シャッフル同盟最後の戦いを見届けろと言うものでした。
シャッフル同盟の皆さんは、圧倒的な力で4人を次々と撃破!
撃破などと言う言葉も生易しいくらい、それはもう見事にバラッバラに!!
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こうなってしまえば中にいるパイロットも生きてはいません……
全身を蝕んでいたDG細胞を全て破壊され、もはやその命の灯火は消えうせてしまっています。
……いや、彼らが死んだのは今ではない。
DG細胞に犯されてしまったそのときから、既に死んでいたのだ。
彼らは、キョウジの狂気の犠牲になり、正々堂々たるガンダムファイトではなく、惨めな最後を迎えてしまったのだ。
そう考えると、ドモンの心はより一層絶望の奥に叩き落されるのです……
が、その時ふたたびシャッフル同盟の声が聞こえました。
我らの命はこの者らに託した、新しい時代を頼んだぞ!
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彼らはその命とともにシャッフル同盟の称号を含めたすべてを与えて散って行ったのでした!!

そんな戦いの様子を一切しらない東方不敗。
ドモンを前巻でレインが発見した謎の地下施設へと連れて行きました。
先ほどまでの戦いで消耗していたらしい東方不敗は一休みするとのことで、ドモンはひとりその地下施設を探索してみることに。
立ち並ぶカプセル、中に入っている死体らしきもの。
何の施設かわからないそこで、ドモンは人の気配をかんじました。
それはまるで、キョウジを思わせる気配!
そこにいるんだろ、隠れないでくれ!と、急に恨みを忘れたかのような声を上げながらドモンはあたりを探します!
するとそこに居たのは
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すごく怪しい覆面の人でした!!
その人、オレはお前の兄さんじゃない、見ればわかるだろう!といきなり断言。
覆面してるから見てもわからないよと思わず突っ込むドモンですが、彼は気にせずポーズを決めながら名乗ります。
私はネオドイツのファイター、シュバルツ・ブルーダーだ!と!!

シュバルツはいちいちポーズを決めながら、ある理由があってデビルガンダムとキョウジを倒すために動いているゲルマン忍者だと自己紹介してくれました。
覆面だけはどうしても脱いでくれないようですが、ドモンは彼が一応信頼に足る人物だと感じたようで。
デビルガンダム打倒を目的としている彼。
そんな彼と目的が同じところは通じ合っている。
そう語るドモン。
どうやら師とは戦えないと言いながらも、その心の根本はぶれていなかったようです!

そこにようやく隊長が戻ってきたらしい東方不敗がやってきました。
そして東方不敗が自信満々でみせてくれたのが、巨大なドーム上の物体でした!
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その物体に、次々とデスアーミーが飲み込まれていきます。
このデスアーミーを飲み込んで栄養にし、デビルガンダムは成長していると言うのです!
さらに続けて東方不敗は、デビルガンダムを成長させる本当の目的を明かしました。
ガンダムファイトと言う戦いを、この13回目で叩き潰す!!
だビルガンダムの力を利用し、東方不敗が地球の王となって!!
そんな野望を聞かされ、そして散って行ったシャッフル同盟の姿をみせられたドモンの闘志は燃え滾ります!!
デビルガンダムだけは倒す!
東方不敗もまた、ただならぬ決意でこの目的を達しようとしているわけで、たおさせはせんと猛ります!!
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二人の命を賭したデビルガンダム攻防戦が始まったのでした!!

というわけで、東方不敗とドモンがついに激突する今巻。
シャッフル同盟の継承が、アニメ版よりも丁寧に描かれていたりと、オリジナル要素が徐々に増えてきている印象です!
ストーカーの出番もまったくなく、シリアス展開まっしぐらな白熱のストーリーが描かれているわけですが、ここでもきちんとギャグを忘れないのが島本先生の持ち味!
シュバルツとドモンのやり取りや、お茶目なレインさんのボケなどもふんだんに盛り込まれているのです!!
そして島本先生&Gガンダムの最も得意とするといってもいい熱血展開もバッチリ収録!
とにかく何はなくともテンションマックスの展開は、思わず手に汗握ってしまうこと間違い無しですよ!!

新宿編もクライマックス近しの「超級!機動武闘伝Gガンダム 新宿・東方不敗!」第3巻は全国書店にて好評発売中です!
とにかくみなぎる島本節は今巻もやっぱり健在!
ファンなら安心して楽しめますし、ファンでなくとも思わず笑って萌えてしまう内容になっていますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


超級! 機動武闘伝Gガンダム 新宿・東方不敗! (3) (カドカワコミックス・エース)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2012-06-23
島本 和彦

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本日紹介いたしますのはこちら、「グラゼニ」第5巻です。
講談社さんのモーニングKCより刊行、モーニングにて連載されています。

作者は原作が森高夕次先生、漫画がアダチケイジ先生。
本作の紹介は、森高先生のもう一つのペンネームである「コージィ城倉」のテーマにてまとめておりますので、ご一緒にご覧ください。

さて、バリバリの主力からすこしはずれたプロ選手たちにスポットライトをあてる本作。
前巻、年棒1800万の中継ぎ投手である凡田は、絶好調で始まった今シーズンの大半を怪我で棒にふってしまいました。
ですが土壇場での復帰、登板となったクライマックスシリーズで活躍し、ありシーズンへの望みを繋げたのでした。

結局クライマックスシリーズは敗退に終わったスパイダース。
大一番が終わったばかりで、良くも悪くも暇をしていた凡田の元にある電話がかかってきました。
電話の主は、凡田の同期のピッチャー、アキラ。
その内容は、チームメイトの東光に戦力外通告が出された、と言うものでした!

東光はスパイダース第4の捕手です。
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年棒500万で、一軍と二軍を行ったり来たりする、言っては何ですが微妙なポジションの選手で、年齢は32歳です。
今シーズンは一軍での出番こそ少なかったものの、その少ない出番では非常に珍しいサイクルヒットなんかも記録して活躍しました。
年齢的にはまだ何とかやれそうな感もありますが……
無情な戦力外通告とは言え、東光には名門大学野球チームで主将を務めていた経験もあり。
スパイダースは彼に引退を勧め、フロント入りを打診してくれているようです。
スパイダースには東光を将来の幹部候補と見ている節があり、長い目で見れば恐らくフロント入りをしたほうがいいでしょう。
ですが東光はそのありがたい誘いを蹴り、現役続行を決意!!
狭き門、トライアウトにかけると言うのです!!

そのころ、スパイダースの首脳陣は頭を悩ませていました。
東光に関して……ではもちろんなく、別チームのベテラン党首、西河内に戦力外通告が出されたと言う事実に、です。
西河内はスパイダースの監督が以前別チームの監督をしていた時代に直々に指導した愛弟子。
現役生活で115勝を上げた彼も、よる年波には勝てないのか今年は怪我で2試合の登板に終わっており……
年棒1億5000万円から一転、どん底に落ちてしまったことになるのです。
監督は西河内はまだできる、左の投手がほしかったし、取りに行こうと言うのですが、丁度今左の外国人党首との契約が進んでいるところで。
西河内が挑むことになるトライアウトまでにうまくまとまらなければ、と言う条件付で健闘を始めることになったのですが……?

凡田に協力してもらって、一軍の球を体感する東光。
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家族のためにもまだ収入が欲しい西河内。
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そんな二人が挑むトライアウトは始まりました。
12球団全チームが見守る中で行われる、戦力外の選手達が再契約をかけたテストとして行われるトライアウト。
実際は出来レースと言ってはアレですが……もう大体拾われる選手と言うのはやる前からある程度決まってしまっています。
西河内も東光も30代。
のびしろがほぼないと言っていい年齢の彼らが獲得されることもまた、ほぼないと言っていいのです。
ですがそれでも東光と西河内は望みの薄いテストにかけるしかありません。
東光は、一度フロントの誘いを断ってしまっている以上、ダメだったからやっぱりお願いしますとは行かない状況。
そして西河内はと言うと、家庭の事情で今現在の貯蓄はゼロでして……
このまま収入が途絶えてしまうと、今年の年棒1億5000万円の税金が来年のしかかってくることになり、手に入れたばかりの自宅も手放さざるを得なくなってしまうのです!
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幸いと言うかなんと言いますか、スパイダースの外国人投手の契約も難航しています。
そしてあろうことか、絶対負けられないながらも分が悪すぎる戦いを行わなければならない二人が直接対決することになってしまうのです!!
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注目のその対決、その結果は!?
そして、外国人投手の契約はどうなるのでしょうか!?

ちなみにトライアウトと言うのは二日間あります。
もしこの一日目のトライアウトが芳しくない結果になったとしても、望みはあることになるのです。
この二日間に人生をかけることになる二人の運命やいかに!!

というわけで、ギリギリでの戦いに挑むに選手の奮闘を描いた今巻。
凡田が脇役に徹しながら、戦力外通告を出された選手達の足掻きを痛烈に描写してくれるのです!
さらに本作らしい、お金に関してのシビアな現実も突きつけているため、その危機感は倍増!
他人事ながらハラハラさせてくれます!

もちろん凡田も活躍してくれます!
メディア出演の経験なんてほとんどしたことがない彼がまさかのラジオ出演をしてみたり、片思い相手のユキちゃんをめぐるエピソードなんかで良くも悪くも大ハッスル!
今巻も、グラウンドの銭を掘り起こすため頑張ってみたり、ユキちゃんの気をひきたくてやきもきしてみたりと奮闘しております!!

必死にグラウンドの銭を掘り起こす、「グラゼニ」第5巻は全国書店にて発売中です!
凡田の過去なんかも明かされる今巻。
華やかではないプロ野球選手の生き様をとくとご覧あれ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


グラゼニ(5) (モーニング KC)
講談社
2012-06-22
アダチ ケイジ

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本日紹介いたしますのはこちら、「ねじまきカギュー」第5巻です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスより刊行、週刊ヤングジャンプにて連載されています。

作者は中山敦支先生。
本作は「中山敦支」のテーマにて紹介をまとめておりますので、よろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、風紀四天王との戦いも決着した前巻。
ですが窈と言う友人が出来たのも束の間、休む暇もなく新たな騒乱の種が巻かれることになるのです!!

突如としてやってきた、物凄い体の弱そうな美脚の持ち主、マブルゥ。
鉤生に出会うなり抱きしめて頬ずりしまくる彼女は、鉤生の実の姉だと言うではないですか!
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血を吐きまくりながらもテンションの高い彼女、その鉤生愛は相当なもののようで。
鉤生にあえると思ったらテンションが上がってしまい、3日くらい食事するのを忘れていたとか何とか。
もしかしたらこの人アホなんじゃ、と言う疑問はおいておいて、朱羽と富江や窈のみんなでハンバーガーやサンに向かうことになりました。
鉤生とこれからも末永く仲よくしてくれとニコニコしながら語りかけてくるマブルゥに、もちろんと答える朱羽たち。
ですが、窈だけはマブルゥが何かいやな雰囲気を持っている、とどうしても警戒を解くことが出来ないのです。
杞憂ならば良いとその不安を胸のうちに押し殺していたそのとき、いきなりマブルゥの体にジュースが浴びせかけられてしまいました。
となりの席の女子高生グループがふざけていた結果、思いっきりジュースをかぶせてしまったようですが、彼女達は全然反省の色を見せません。
鉤生の3倍は強いと言う、「別の螺旋巻拳」の使い手だと言うマブルゥ。
切れたら大変なことになるのでは、と青くなる窈、そして鉤生の姉に無礼を働かれたと怒りを露わにする朱羽と富江!
ですが意外なことに、マブルゥは「別に怒るほどのことじゃない」と笑顔で対応するのです!
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マブルゥと鉤生は姉妹ですが、初対面は10年前だったとか。
初めてあったのが、鉤生の中国修行時代だったわけですが、その辛い修行の時にどんなことが合ってもマブルゥは鉤生を助けてくれたんだそうです。
マブルゥがいなければ、鉤生は強くなって日本に帰ってくることもなかった、自分の大切な姉ちゃんだと鉤生は満面の笑みで思い入れを語るのです。
マブルゥはそんなべた褒め発言を、家族を護るのは当たり前だとこともなげに受け止めて……
一風、いや二風も三風も変わっているかもしれませんが、マブルゥがいいおネエさんであることは確か。
窈もまた、鉤生の姉なんだから悪い人のわけがないか、とその警戒を解こうと務めるのです。
が、その警戒が解かれることはありませんでした。
先ほどの女子高生グループ、ふたたびはしゃいで今度は鉤生の顔に数滴ジュースを飛ばしてしまいます。
また適当な私財をしてくる女子高生グループに、これ以上付き合ってられないと場所を変えることにする一同。
さっさとその店を後にするのですが、窈はそのみせに形態を忘れてしまっていたことに気がつきました。
慌てて取りに戻ると、そこには
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女子高生グループを無慈悲に蹴り飛ばしているマブルゥの姿があったのです!!
家族に何をするんだ、と鉤生にかぶせられたほんの僅かなジュースの雫に対して切れていたマブルゥ。
やはり窈の感じていた不安は的中していたのです!
このマブルゥと言う人物、あまりにも危険すぎる!!

そんな惨劇があったことを知らない鉤生たちは、わいわいとマブルゥを囲んで街を歩きます。
そういえば一体どうして日本に来たのか?
ふと思い浮かんだ疑問を鉤生が投げかけると、マブルゥはこう答えたのです。
大好きな人がいて、その人のおよめさんになりたいって昔から言っていたじゃないか。
将来の鉤生の旦那、つまり将来の家族を一度自分の眼で確かめておきたかった。
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カモって言う男にあわせてくれ、と……!!
言いようのない寒気を感じる窈。
あの妹への異常な愛を持っているマブルゥが、鴨に出会ったら……?
ふたたび巻き起こる不安は、またも的中することになってしまうのです!!

その後、マブルゥは学校に現われ、予想通り大騒動を巻き起こします。
そしてその騒動をとめるために現れたのが
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生徒会長とその部下達です!!
鉤生の三倍は強いと言うマブルゥですが、この生徒会長の強さもまだ未知数ながら、マブルゥに引けを取らないと考えてもよさそうです。
マブルゥ、生徒会長。
底知れない強さと、得体の知れない闇を感じさせる二つの勢力の動向が今後の物語を左右することは間違いないでしょう!
そして物語はさらに意外な人物を騒動の渦中に巻き込み、混迷することに!
中心にいるのはやはり鉤生と鴨。
二人の愛が物語を動かすのです!!

と言うわけで、マブルゥの登場によって物語が大きく動くことになった今巻。
なんにせよ「愛」が本作の鍵であることは間違いないのですが、それは今巻でも変わることはありません!
今巻から本格的に動きはじめるマブルゥが持っているのは、家族愛。
血の絆からうまれる強い愛を、鉤生は今までのように打ち砕きながら受け入れることが出来るのでしょうか……?
そして生徒会長の動きも気になるところ。
その素性から言って只者ではないことが確実である彼女、このまま対マブルゥになだれ込むのか、それとも?
今までの鉤生with友達VS敵勢力と言った単純な構図ではない、複雑な戦いが繰り広げられるのです!!

新たな愛のぶつかりあい、「ねじまきカギュー」第5巻は全国書店にて発売中です!
様々な人物の愛と思惑が交差する今巻。
鉤生は今こんなんをのりこえられるのでしょうか!?
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ねじまきカギュー 5 (ヤングジャンプコミックス)
集英社
2012-06-19
中山 敦支

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ねじまきカギュー 5 (ヤングジャンプコミックス) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



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本日紹介いたしますのはこちら、「ハチワンダイバー」第25巻です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスより刊行、週刊ヤングジャンプにて連載されています。

作者は柴田ヨクサル先生。
本作の紹介は「柴田ヨクサル」のテーマでまとめておりますので、ご一緒にご覧くださいませ。

さて、将棋トーナメントが着々とすすみながらも、地下では斬野のビル爆破作戦が進行している本作。
トーナメントのほうは右角と謎の諜報員「悲しい色やねん」が勝利をおさめ、日本政府側のほうが連勝をおさめています。
ですがただで終わるはずがないのが鬼将会。
果たして次なる組み合わせは……?

次なる試合、なんと「鬼将会ダントツ最強の暗殺者」が出てくると言います。
今はその暗殺者、投獄されているらしいのですが、鬼将会の力がなせる技なのでしょう、刑務者からの一時帰宅をしているのだそうです。
狭い檻が天井からゆっくりと降りてきて……中に入っていたのは、線の細い小柄な女性、に見える男性でした!
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ちなみに彼を確保したのは日本一の諜報員である「悲しい色やねん」だとか。
凄まじい強さを持つ彼女ですら殺されそうになったと言うその男、エントリーネームは「谷生・ラブ・明太」!
本名は尾形小路明太、尾張忍者の末裔なんだそうです!!
対するのは三沢九段。
この三沢九段と言うのは、以前鬼将会のプロ狩り似合い、76連敗を喫したおっさんです。
正直言って頼りない気がしますが、なんでもその敗北後にタバコや酒を断ち、山籠りをすると言う意気込みを見せ付け、それが買われての登場なんだとか。
とはいえ、その山籠りは蛇にかまれて救急車で運ばれ、この大会前日まで入院していたと言うさんさんたる結果に終わったのですが!

その三沢九段が来るであろう入場口を見守る一同。
そこから姿を現したのは、
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恐ろしく不恰好ななるぞうくんのきぐるみでした!!
これ、どう考えても三沢九段じゃないでしょう。
ですが、きぐるみの中からは「どけ」と言う迫力ある声が漏れ聞こえてきまして。
どうやら中にいるのは誰にしろ相当な気合のはいった人物のようです!!
政府の偉い人は、よくわかりませんがまたその意気込みを買って彼が三沢九段だと強引に対局を開始させてしまいます!
一見女の男忍者VS失敗したゆるキャラみたいなの。
わけのわからない一局は、予想に反して熱戦となるのです!!

明太の棋力は未知数ですが、ここに出てくると言うことは相当なものであることは間違いないでしょう。
大してこの三沢九段(仮)はと言うと、盤面が進んで行くにつれ見るものを、特に菅田達を驚きに導くことになるのです。
取った戦術は雁木。
ですがなにやら序盤が雑なんだそうで、押さえ込まれてしまっているようなのです。
が、その周囲の不安を吹き飛ばすように一転して攻勢に!
「攻め潰す」と言っているかのような、この強情な指し回しは、姿の第2の将棋の師と言っていいニこ神の打ち筋そのものではないですか!!
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その場にようやく駆けつけた本物の三沢九段を尻目にガンガン指していく三沢九段(仮)。
思わず叫んでしまった、姿の「二こ神さん!」と言う叫びにも、まるでいつもの彼のように「おう」と答えるこのきぐるみの中の人は何者なのでしょうか?
三沢九段(仮)改め、二こ神(仮)は、その手に勝利をつかむことが出来るのでしょうか!!

そしてもう一戦繰り広げられるトーナメント1回戦。
登場するのはなんと菅田と命懸けの対戦を行った八極拳士、ジョンス・リー!!
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しかも今回は鬼将会側ではなく、政府の偉い人に「奈良と鎌倉の大仏」を報酬に雇われた政府側の棋士です!
対する鬼将会側の棋士はと言うと……中静そよ。
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そう、そよが鬼将会側の棋士として出場することになったのです!!
そよはなんの為に鬼将会の尖兵となってしまったのでしょうか。
谷生の将棋に触れていくうち引きこもれてしまったのか、あるいは……?
こちらも見逃せない戦いになりそうです!!

というわけで、今巻も2戦繰り広げられる本作。
新キャラVSきぐるみと言う奇抜すぎる対決に続き、そよVSジョンス・リーという超骨太な対決が楽しめます!!
どちらも思わず手に汗握る熱戦揃い。
肉弾戦なのか、頭脳戦なのかさっぱりわからない白熱にもほどがあるバトルが描かれるのです!!

そして「尾張忍者」と言う言葉にピンと来た柴田先生ファンも多いことでしょう。
そう、今巻でもまた「エアマスター」のキャラクターが回想シーンにではありますが登場!
「エアマスター」でも意外な活躍と見事なやられっぷりを見せた彼、今巻でも少ないながらその魅力を発揮してくれています!!

熱戦続く、「ハチワンダイバー」第25巻は全国書店にて好評発売中です!!
色物対決だけでなく、物語も大きくすすみそうなそよの出陣もある今巻。
これで1回戦はすべて終了のはずですから、2回戦以降の展開にも期待がかかるところですね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ハチワンダイバー 25 (ヤングジャンプコミックス)
集英社
2012-06-19
柴田 ヨクサル

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