3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

2012年10月

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本日紹介いたしますのはこちら、「GANTZ(ガンツ)」第35巻です。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスより刊行、週刊ヤングジャンプにて連載されています。

作者は奥浩哉先生。
本作の紹介は「GANTZ」のテーマでまとめておりますので、よろしければご一緒にご覧ください。

さて、多恵と再開もつかの間、巨大ロボの中に転送されてしまった玄野。
玄野の周りには他にも多数のロボットが犇いていて、その全てが玄野と同じくロボットの中に転送された戦士たちが入っているようで。
ロボットは半自動操縦で聳え立っている塔に向かっている様子。
この作戦が終われば、玄野は今度こそ多恵と再開することが出来るのでしょうか……?

ロボットにのせられた各地のガンツメンバーたち。
彼らは事情こそ把握し切れていないものの、とにかく塔を破壊すればいいんだな、と気を取り直します。
歩を進めていくロボットたちは、道を阻む建物などを蹴散らしながら進むのですが、もちろん宇宙人もただその振興を見ているだけではありません。
突然放たれた光。
その光は、ロボットの一体をこともなげにバラバラにしてしまったのです!!
光の放たれたほうを見てみれば、巨大な大砲のようなものが見えました。
大砲はゆっくりと方向を変え、再びその凄まじい光を放ちます!
猛然と進んで行く光は、玄野の乗るロボットのほうへと向かってきていたのです!!
歩行が半ば自動である以上、避けることは不可能。
その光は玄野の……
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右隣にいたロボット数体を粉々に破壊してしまいました!!
凄まじすぎる威力に驚愕するしかない玄野。
ふざけるな、死ぬかよ!
ですがその時、叫ぶ玄野の視界に思いもよらぬものが入ってきたのです。
空を舞う、宇宙人の飛行機。
その中には、玄野たちに力を貸してくれた宇宙人のフラと
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多恵が乗っているのはないですか!
すぐにでもロボットを飛び出して多恵を迎えに行きたいところですが、相変わらずロボットから出ることは出来ません。
外からはロボットの中は窺えず、彼女達は玄野のすぐ側を通ったことには気がついていないようで。
再び多恵を呼ぶ玄野の声だけがむなしく響き渡るのでした……

そんな玄野たちの乗るロボットの戦いを見つめているものたちがいました。
人類側のトップといえる彼らは、玄野たちの命懸けの戦いをどこか他人事の用に観戦しています。
自分達には直接機器が降りかかることはないとたかをくくっているのでしょう。
その上彼らは、塔の周りに10体以上ロボットが集まったら自爆させて一気に片付けてしまう、などと恐ろしい作戦を何の憂いも感じさせない表情で提案しているのです。
このままでは、玄野も爆死してしまうところでしょう。
ですがそんな彼らにも程なくして捌きが下されることになるのです。
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気がつけばその部屋一杯にあふれかえっている怪物。
何者かによってハッキングを受け、怪物を送り込まれてしまったようで……
ハードスーツを俺に転送しろ、と言う言葉が木霊する部屋。
やがてその部屋は……爆炎に包まれるのです……

その爆発の影響でしょうか。
ロボット達の歩みは止まってしまいました。
同時に、玄野を拘束していた装置もその力を弱めます。
自由だ!!
内蔵されていた飛行装置に乗り換え、多恵を探す玄野。
多恵たちもロボットの集団の中に玄野がいることはわかっていたようで、二人はすぐに出会うことが出来ました。
ですがその直前で、事情を知らないものの砲撃によって多恵の飛行機は撃墜!
煙をはいて地表へと落下してしまうのです!!
ですが多恵は助かりました。
落下する最中、フラが多恵を玄野の元へと投げてくれたおかげで。
その時にフラはこういったのです。
「私達を滅ぼさないで」。
その言葉は、多恵に重く突き刺さるのです……

多恵を救い出した玄野は再会を喜び合った後、塔の破壊に向かいます。
ですがそこで多恵は玄野にそれをやめるようにお願いするのです。
アレを壊すと、宇宙人の暮らすこの世界は滅んでしまう。
多恵もまた宇宙人によって家族を殺されてしまった被害者。
ですが、それでも続けます。
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あたし達みたいに、普通に暮らしてる人も死んでしまう。
おじいちゃんやおばあちゃんや、赤ちゃんも……
その言葉を聞いた玄野は、その意見を受け止めます。
そしてハードスーツを着込み、破壊にいそしむものたちをとめようとするのですが……
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破壊しようとしていた人物は、西だったのです!!
思わぬところで始まってしまった玄野VS西。
それどころではないこの状況の中で、二人の戦いはどういった結果を迎えるのでしょうか!?

と言うわけで、物語も本格的の大詰めに近づいてきた感のある本作。
人類側のトップといえる人物達が死んでしまったとは言え、ガンツスーツなどの兵器は健在。
塔を破壊するかしないかはともかくとしても、宇宙人側の中枢まで攻め込んでいることも事実な訳で、人類側はかなり優勢といっていいでしょう。
地球陣賀わが勝利をおさめるであろうこのカタストロフィですが、この戦いが終われば全てが丸く収まると言うものなのでしょうか?
テロリスト扱いされてしまっている玄野たちのこれからは?
一体ガンツを生み出した存在とはなんなのか?
残された謎が明かされる日は来るのでしょうか……

戦いも最終章、「GANTZ」第35巻は全国書店にて発売中です!
物語もクライマックスの本作。
次巻、あるいはその次あたりで完結か、あるいは完全なる新展開が待っていそう!
今後の展開、見逃せません!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


GANTZ 35 (ヤングジャンプコミックス)
集英社
2012-10-19
奥 浩哉

amazon.co.jpで買う
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本日紹介いたしますのはこちら、「後遺症ラジオ」第1巻です。
講談社さんのシリウスKCより刊行、ネメシスにて連載されています。

作者は中山昌亮先生。
中山先生とその代表作、「不安の種」の紹介は08年8月17日の記事にて紹介しております。
よろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、本作はかのオチョナンさんで局地的に有名になった「不安の種」と同じような、少ページのショートホラー作品です。
明確な結末や、原因のようなものは明かされず、ただひたすら恐怖心、不安を掻き立てるような恐怖描写が紡がれていく、まさに「不安の種」のような作品……と思われたのですが、だんだんとその毛色は変わっていきます。
読み進めていくと、バラバラに見えた各話が、ひとつのキーワードでつながりを持っていることがわかる。
そんなショートホラーでありながら、長編ホラーでもある物語になっているのです!!

どこか、田舎の家の庭先で女の子がおばあちゃんに散髪をしてもらっています。
ですが女の子はなぜか泣き顔。
おばあちゃんは女の子を諭しながら髪の毛を切っていくのです。
のびるまでの辛抱だ、ちょっとの間ガマンしろ。
「連れて行かれない」ようにしないといけない。
今きっとけば大人になるまで大丈夫だ。
ばあちゃんもやったんだ、大丈夫、大丈夫……

新幹線に乗っている女性。
同じ体勢をとっていた為に疲れてきたのでしょうか、読んでいた雑誌を閉じぐっと伸びをしました。
その時、ふと目が窓のほうへといきます。
その窓に映っているのは自分の顔……のはずなのに、その頭はつるつるの坊主頭。
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しかも本来自分と見合っているような映像が映るはずなのですが、その坊主の女はずっと前を見据えているではないですか!
これはなんなんだ?私なのか?
噴出す脂汗を拭いもせず、固唾を呑んでその女を見つめる女性。
ゆっくり、ゆっくりその女がこちらを向き始める。
そう思った瞬間、いきなり女性の頭が思いきり後方に引っ張られたのです!
その髪を引っ張っているのは、人の手ではありませんでした。
座席と座席の隙間に挟まるように吸い込まれていく髪の毛。
そしてその引っ張る力は、徐々に強さを増していって……!
このままではまずい。
直感的にそう判断した女性は、誰かに助けを求めようとするのですが……
その時、目にはいってしまったのです。
窓に移っていた女の顔がこちらを向き、
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歯のない口をぱっくりと開いて、虚ろに笑っている顔を……!!

おばあちゃんに髪を切ってもらった女の子の頭は、すっかりつるつるにされてしまいました。
涙をぽろぽろとこぼす女の子に、おばあちゃんは優しく語り掛けます。
泣くんじゃない、これでしばらく大丈夫だから。
後は○○歳と○○歳に切るだけだから。
……そんな散髪、いや剃髪の記憶を想い起こしていたのは……新幹線で髪を引っ張られている女性。
ぐいぐいと引っ張る力に抵抗しながら、必死に記憶の糸を手繰り寄せるのです。
おばあちゃんは何歳と何歳って言ってたんだっけ……


時と場所は移り、大分昔の田舎の神社へ。
三人組の少年が長い棒をもってなにやら話し合っています。
御神木の幹と枝の股の上に見える、カラスの巣。
その上に、何かがのっているのが見えています。
カラスは光物とかをよく集める習性がありますので、もしかしたら何かいいものかもしれない。
そう考えた三人は、長い棒でそれをつついて落そうと考えたようです。
そっちじゃないこっちじゃないとやりながら、巣の上の何かをつついていると、やがてその箱は木の上からおちてきます。
ドスン、となにやら思い音を立てて。
もしかしたらすごいお宝が?などと言いながらその箱に近寄ってみると……
その箱にはそこかしこにお札が張られているではないですか!!
なんだかいやな感じがしますが、鉄でもつまっているんじゃないかと言うくらい重いその箱を持って帰ることも出来ません。
ついには、いやな気配を感じる一人が制止するのも聞かず、お札を剥がして蓋を開けてしまいました!
パキ、と乾いた音がなったかと思ったその直後、
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箱の中から髪の毛のようなものが大量に飛び出してきて、三人に絡み付いてきたではないですか!!
……ですがそれは気のせいだったのでしょうか、気づけば三人の体に巻きついている髪の毛は数本程度。
正直状況は理解できませんが、この箱に髪の毛のようなものが入っていたことだけは確かです。
一体なぜそんなものを入れたのか?
その理由はわかりませんが、箱の中に入っていたのはそれだけではありませんでした。
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細かなひび割れで覆われた、人形の頭。
得体の知れない禍々しいものが、その箱の中にぽつんと鎮座していたのです……

あの重さはなんだったのか?
髪の毛のようなものが大量にでてきたように見えたのは?
疑問はつきませんが、三人にそれがなんなのかわかるはずもありません。
ただ、御神木の上にあったこと、箱にお札が張ってあったこと。
そのあたりから、何かあけてはいけないものだったんじゃないか?と言う漠然とした不安だけは確かに残ることになりました。
いくら子供と言えど、そのくらいはわかります。
そして程なくして彼らは、その漠然とした不安が、もっと確かな不安になる様をその目で見てしまうのです。
夕日に照らされて伸びる三人の影。
その間に、いるはずのない
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小さな何かの影が伸びている、と言う現象を……!!

と言うわけで、髪の毛を剃らなければいけないというならわしのある村出身の女生の話と、奇怪な箱にまつわる恐怖の話が掲載されている本作。
今回紹介したこの二編で共通しているのは、「髪の毛」が関係ありそうだと言うこと。
他にも多数収録されている恐怖の話の中には、「髪の毛」そして「影」にまつわるものが多くなっています。
そんな恐怖の話の中、不意にでてくる「おぐしさま」と言うワード。
物語はこの「おぐしさま」という謎の存在を中心にして、得体の知れないまま拡大していくのです!!
その「おぐしさま」とは関係なさそうなお話や、そのものズバリと言った話まで描かれているのですが、もしかしたら一見関係なさそうなお話も関係性があるのかもしれません。
それらのお話がひょっとすると今後さらにこの謎の存在を大きく、より一層恐ろしいものにしていくのかも……
そう考えうるとなんだか恐ろしくも楽しみじゃありませんか!!
「おぐしさま」にまつわる謎の風習、謎の奇怪な現象、謎の立像。
全てはおそらく一点へと集まっていきそうですが……
とにかく謎が解けるのか、謎のままで終わるのかはわからないものの、この先を楽しみに待つことしか我々にはできなさそうです!!

這いずる恐怖が集束して行く、「後遺症ラジオ」第1巻は全国書店にて発売中です!!
中山先生の相も変らぬ丁寧な筆致で描かれる怪奇が恐ろしい本作。
「不安の種」とはまた違った、主軸となる物語があるホラーにまた一段と怯えられることでしょう!!
話ごとの合間に挟まるブリッジ的な空白のページにも恐怖の仕掛けが施されていまして、読者に一息すらつかせてくれませんよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


後遺症ラジオ(1) (シリウスKC)
講談社
2012-10-19
中山 昌亮

amazon.co.jpで買う
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本日紹介いたしますのはこちら、「魔法少女まどか☆マギカ~The different story~」中巻です。
芳文社さんのまんがタイムKRコミックスより刊行されました。

作者はハノカゲ先生。
本作上巻の紹介は、12年10月12日の記事にて記載しております。
また、本作をはじめとした「魔法少女まどか☆マギカ」一連のスピンオフ作品は、「まどか☆マギカ・スピンオフ」のテーマにてまとめさせていただいております。
よろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、杏子とマミの出会いと別離を描いた上巻。
当初はお互いを思いやりながら、ともに魔女退治に励んでいた二人ですが、杏子に降りかかった悲劇をきっかけに二人は道を違えてしまったのです。
その後、時はすこし流れてさやかが魔法少女になった直後ごろへ。
さやかの前に姿を現した杏子ですが、そこに駆けつけてきたのは本来の時間軸では既に息絶えていることの多いマミだったのでした!

以前自分を慕ってくれていた、杏子。
そんな彼女は、今となっては取り付く島すらうかがわせない態度と、自己中心的な考えで魔力を振るうようになってしまっていました。
本音を言えば、マミは今でも彼女と和解を果たし、ともに魔女と戦っていきたいところでしょう。
ですが今のマミには、新米魔法少女になったさやかと、魔法少女としての日常を見学しているまどかと言う二人の守るべき存在がいます。
もう自分ひとりの問題ではない。
そう考えると、マミは無理に杏子との和解を願うことは出来ないのでした。

後日。
マミはまどかとともに魔女を粉砕します。
その魔女の災厄に巻き込まれていたのは、まどかとさやかの親友である仁美でした。
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なんで仁美がと戸惑うまどかですが、ほんのっよっぽろでも付け入る隙があれば魔女は取り込んでしまうから、珍しいことではない、とマミ。
とにかくこれで仁美を助けることが出来た、それもマドカが危ないところでマミを呼びに来てくれたおかげだ……と和やかな空気に包まれるのでした。
ですがそこで現われた杏子。
杏子はその場にさやかがいないことに気が付き、もう見限られたのかと突っついてきました。
そんな杏子に対し、最近良い噂を聞かないけれど、とマミはチクリと返します。
ですがだったらなんだと杏子は取り合いません。
大体魔女退治に一般人を連れまわすのも問題なんじゃないか、と返す刀で切りつけたのです。
もちろんこれには反論します。
まどかも魔法少女の資質がある、だから色々と見てもらって考えてもらうことにしたんだ、と。
ですが杏子はやはりそれも否定するのです。
マドカは所詮マミに振り回されているだけ、そしてマミは戦力を手に入れたいだけに過ぎない。
契約した後、まどか自身がどうなろうとかまわないと思っているんだ……
そうこき下ろすのでした。

まどかは言います。
さやかのかなえた願いの重さに気が付き、「かなえる願い」も大事だと気がついた。
だから漠然とした理由ではなく、確かな願いを見つけたいんだ、と。
マミも同意したように、じっくりと考えた方がいいのでしょう。
……この後、残酷な現実に直面することになるのですから……

翌日、学校に向かうまどかとさやか。
いつものように、仁美も加えての三人での登校です。
普通に会話を交わしながらも、まどかとさやかは例のテレパシー的能力で別の話題をかわしていました。
昨日、一緒に魔女探しに行けなくて申し訳ない、と言うさやか。
まどかはいつもの優しさから、さやかこそ1人で大丈夫だったのかと尋ねるのですが……
さやかはチラッと仁美の様子を窺ってから、浮かない表情でウント答えるのです。
ですがその表情は、まどかのある言葉を聞いた瞬間豹変するのです。
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仁美ちゃんが、魔女に……

その日も魔女との戦いを迎える事になったマミたち。
今度はさやかも合流しているのですが、いまひとつ彼女の動きは精細を欠いているようなのです。
使い魔ばかり倒しても仕方がない、魔女を倒して勝負をつけるから動きを止めるのを手伝ってくれ。
そう言われてもさやかはどこか上の空なのです。
そのため、すぐ側にまで魔女の魔の手が迫っていることに気がつかなかったのです……!!
そしてその魔女の毒牙は、
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マミを捕らえてしまったのです!!
マミの体を真っ赤に染め上げる血液。
どう見てもこのままでは、マミの命は時間の問題でしょう。
魔女はその攻撃の手を一切緩めることなく、今度はさやかや円に照準を定め……!!
さやか1人では無理だ、まどかの力を借りるんだ、とここぞとばかりに契約締結を目論むキュゥべえ。
ですがさやかの耳にはその言葉すら入ってこないのです。
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自分が二人とも守らなければ。
襲い掛かってくる魔女と使い魔たち。
果たしてさやかはこの窮地を逃れることが出来るのでしょうか?
そして、追い詰められたまどかは、瀕死の重傷を負ってしまったマミの命運は……!?

というわけで、マミが生き延びた時間軸で物語が進んで行く今巻。
ですがやっぱりいきなりピンチになってしまったマミさん。
この時間軸でもやはり命を落としてしまうのでしょうか?
そしてもうひとつ気になるのはさやかの動向。
仁美が襲われてしまったことに何か一枚噛んでいるようなそぶりを見せていますし、何よりさやかが魔法少女になりつつ、仁美がいると言うことは……
マミ生存の時間軸でも、さやかの心に、ソウルジェムに穢れをためる要因はそろい放題に揃っているようで。
彼女の未来にも不安要素が散りばめられまくっているのです!!
上巻の、いわば過去編に当たるストーリーから一転して、マミが生存している時間軸の本編と言えるようなストーリーになってきた中巻。
その背景を考えますと、やはりグッドエンドは待っていなそうですが……?
果たしてこの時間軸に待っている結末とは?
今巻も最後の最後に大きな転換を迎え、次巻が待ち遠しい感じの引きになっております!!

マドカの世界を広げるスピンオフ、「魔法少女まどか☆マギカ~The different story~」中巻は全国書店にて発売中です!!
今巻も先が気になるところで終わってしまった今巻。
最終巻となる下巻は12年11月12日発売予定!!
この物語はどのような結末を迎えるのでしょうか!?
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!





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本日紹介いたしますのはこちら、「藤子・F・不二雄大全集 UTOPIA 最後の世界大戦/天使の玉ちゃん」です。
小学館さんより刊行されました。

本大全集の紹介は「藤子・F・不二雄」のテーマでまとめております。
よろしければあわせてご参照くださいませ。

さて、大好評のうちに刊行された藤子・F・不二雄大全集も、今回の刊行をもって当初の予定であった3期全100巻の刊行を終えることとなりました。
実際は刊行前から掲げられていた、F先生全作品の網羅を実現させる第4期の刊行が決まっておりまして、13年より全15巻の出版が予定されています。
とは言えこの第100巻に当たる本作が、当初予定されていた全100巻の中での最終巻であることは確か。
その最終巻は、F先生の大全集のトリを飾るにふさわしい、「デビュー作」「初単行本」の組み合わせという、正真正銘原点の作品が収録されているのです!!

メインとなっているのはやはり長編、「UTOPIA 最後の世界大戦」です。
当時「足塚不二雄」を名乗っていた藤子先生が、53年に単行本描き下ろしと言う形で発表した作品です。
当時の漫画と言うと、少ページで子供向けと言うものが大半だったそうですが、本作は当時の常識を覆す100ページ弱と言う大ボリュームと、小さな子供向けとは言いづらいしっかりとしたストーリーで描かれています。
今現在、大人が読んでも引き込まれるそのストーリーはといいますと、こんな感じなのです!

20XX年、第三次世界大戦。
その戦争を終わらせる決定的な位置だとして、「氷素爆弾」が使われることになりました。
瞬く間に人を、そして街を冷凍して行き、あたりを氷付けにしていく氷素爆弾。
その爆心地では、たまたま件の氷素爆弾から身を守るためのシェルターの実験がされていました。
戦争反対罪でつかまっていた男がその中に入れられ、離れたくないと寄り添っていた息子。
実験後彼らが生きているかどうかを試し、もし生きているようならば自分達も中に入ろうとしていたのでしょう。
そんな軍人達も敢え無く氷漬けにされてしまったのです。
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暗いシェルターの内部に、光が差し込んできました。
どうやら誰かが扉を開けたようです。
そのひかりで目を覚ました息子は、助かったんだと安堵して父を揺り起こそうとするのですが……どれだけ声をかけ、揺り動かしてもおきません。
死んでる。
自分でそういった息子は、泣きながら父を呼び続けるのでした。
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程なくしてシェルター内部に大柄なロボットが入ってきました。
何も言わずロボットは息子を抱え上げ、シェルターからでて潜水艦のようなものへと向かっていきます。
その中には、数名の男がロボットの帰還を舞っていました。
「氷素爆弾にやられた人間」をロボットに持ってくるよう命じていたようなのですが、持ってくるもの持ってくるものガラクタばかり。
ここにやってきた今日に限って、どこかが狂ってしまったようだと毒づいています。
ですがそこでようやく人間をもって帰ってきたわけで。
しかし本来氷漬けになっているであろう氷素爆弾の被害者にしては、綺麗な体をしています。
調べてみれば、彼は生きているのですからもうビックリ仰天です!!
そんな彼を調べた老人こそ、この氷素爆弾を開発した科学者。
爆弾は作ったものの、あまりの威力ゆえ仕様には反対していた彼、1人でも生き残りがいてくれたと喜ぶのでした。

やがて意識を取り戻す息子。
なんとあの氷素爆弾で地球の半分が凍りついてしまった上……あの爆発から100年もの月日がたってしまっていることを知らされます!
その時間経過に驚かざるを得ない息子ですが、自分が100年眠っていたと言うことは、もしかしたらお父さんも……?と言う考えに行き着きました。
潜水艦的な船を飛び出す息子ですが、この船は飛行機のようなものでもあり、既に空高く飛び立ってしまっていました。
地面に叩きつけられる直前に「引力遮断膜」をはってギリギリで助けることが出来たのですが、息子はそれでも父を探すといって聞きません。
外にはまだ氷素爆弾の降らせた放射能も残っていますし、息子を運んできてくれたロボットもやっぱりどこか来るってしまっているようで、引き換えしてお父さんを迎えに行くのは難しいところ。
そこでこの船の乗組員がとった作戦は、ロボットに息子の頭を思いっきり刺激を与えることでした!!
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脳を一部しびれさせたんだそうで、実際息子は「おとうさん」というものそのものすらすっかり忘れてしまったのでした!!

息子は科学者の家にすむことになりました。
連れて行かれた町は、科学万能の都市「ユートピア」。
人口は470億人にまで増え、人間の寿命は200歳ほどにまで延びているんだそうです。
そうなれば人類はもっともっと増えていくんじゃないか?と言う疑問も湧いてきますが、それはないと科学者。
「ゼロの空間」と言うものがあるためだと言うのです。
それはなんなのか、と言う疑問は、程なく明かされることになりました。
不意に息子と科学者に襲い掛かってきて、息子を拉致していった秘密警察。
その秘密警察に連れて行かれた先でであった、秘密警察長官の命によって!!

なんとこの世界では、社会に要る人間と要らない人間をより分け、要らないものは「ゼロの空間」に送られると言うのです。
社会に要らない人間を生かしておくよりも、有能なロボットがいれば良い。
そんな非常な考えを、長官は容赦なくふるい……息子もまた、要らない人間だと判断したのです。
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ゼロの空間は、そこに入ったものを「消して」しまいます。
死ぬのではなく、「なくなってしまうだけ」だとこともなげに語る長官。
完全武装している秘密警察に連れられてそこに向かう息子は、100年前に死んだものと思えば、と覚悟を決めるのですが、すんでのところで彼の体がまばゆく光りだすのです!!
そして謎の声が響き渡り、息子をいずこかへと導きます。
その導かれた先は、「人類連盟」のアジト。
科学万能で、なんでもロボットに任せてしまっている世の中に欠けてしまっている「人間らしさ」を取り戻すため戦っている革命軍なのです。
これでひとまず命は助かったと安心したいところですが、そのとき人類連盟に悪い報せが舞い込んで来たのです。
無慈悲に人を捕らえていくであろうロボット警官が作られることになった、と言う!!

息子は否応もなしに人類連盟とユートピアをすべる大統領との戦いに巻き込まれていくことになります。
ですが物語はその単純な革命物語にはならず、意外な展開を迎える事に。
奇しくも第三次大戦を生き延びた息子が目撃することになる、新たな大戦とは……?
本当のユートピアとはなんなのか。
壮絶な戦いの末、その答えは見えてくるのです……!!

というわけで、コミカルな絵柄ながら実にハードなストーリーが展開する本作。
二転三転するストーリーはまさに手に汗握るもので、若き日のせ院生の情熱が注ぎ込まれているのがびんびんと伝わってくる内容になっています。
その衝撃のストーリー、そしてラストは必見ですよ!!

そしてその後に収録されているのがデビュー作、「天使の玉ちゃん」。
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こちらは藤子先生が学生時代、新聞に4コマ漫画を投稿して見た所、いつの間にか掲載されていて、原稿料が入れられた封筒が届いたことでその事実を知った……という曰く付き(?)の作品です。
そんなルーズな時代の作品ですから、完結までしっかり描かれていようはずもありません。
4コマ漫画ながらストーリーラインの会った本作、やっぱりすごいぶつ切りで終わってしまっているのです。
ですがその内容は、大器の片鱗を感じさせるのどかながらドラマ性やコミカルさを盛り込み、4コマ漫画なのに大胆なコマ割で描かれているセンスなんかを見せ付けるものでして。
面白い、面白くない以上の読む価値を感じさせる作品になっているのです!!

そして今巻の作品解説は、やはりラストはこの人しかいないでしょうという人選になっています。
そう、A先生です!!
A先生は当時つけていたという日記を引用しながら当時の思い出を語ってくれていまして、これまた貴重も貴重!!
こちらもファンなら避けて通れない重要な項目といえるのではないでしょうか!!

とうとう完結を迎えた、「藤子・F・不二雄大全集 UTOPIA 最後の世界大戦/天使の玉ちゃん」は全国書店にて大好評発売中です!!
ついに前巻刊行となった本大全集。
最後を飾るにふさわしいに作品を読めるのですから、もうこれは読むしかありませんね!!
その上レア作品目白押しの第4期の発売も正式に決まりましたので、ファンの皆様興奮はまだまだ冷め遣らないのではないでしょうか!?
熱心なファンではない方でも、このF先生の原点に触れられる本作、お手元に一冊いかがでしょう?
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!





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本日紹介いたしますのはこちら、「ハイキュー!!」第3巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行、週刊少年ジャンプにて連載されています。

作者は古舘春一先生。
本作は「古舘春一」のテーマにて紹介をまとめていますので、よろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、日向と影山のコンビネーションも炸裂し、初となる練習試合を勝利で終えることが出来ました。
そして幸先よいスタートをきったといえる烏野高校バレー部に、更なる朗報が舞い込みます。
「守護神」の異名をとるリベロ、西谷(にしのや)が部活動に復帰したのです。

西谷とはじめてであった日向が一番驚いたのは、実力ではなく、その体です。
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なんと西谷の身長は159センチ。
自身の身長にコンプレックスのある日向の身長、162センチよりもさらに低かったのです!
そんな西谷、体育館に入ってくるなりあれやこれやとまくし立てる騒がしい人物です。
ですが先輩方の話によると、そのプレイはビックリするほど「静か」なのだとか。
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とにもかくにも、レシーブに不安の残る烏野にとっては彼の復帰、心強い材料といえるでしょう!!

ところが、そのムードもまた怪しくなってしまうのです。
西谷が先輩に尋ねた、「旭さんは戻ってますか?」と言う質問をきっかけに。
まだ戻っていない、と先輩達が答えると、西谷はあの根性無し!!と激高!
前にも言ったとおり、旭さんが戻らないなら俺も戻らない!と言い残して立ち去っていってしまったではないですか!
旭と言うのは誰なのか?
どうやら烏野の「エース」らしいのですが……

体育館を出て行ってしまった西たちを追いかける日向。
日向は西谷にレシーブを教えてくれ、と交渉するのです。
最初はあまり芳しくない反応で返してきた西谷ですが、守護神と呼ばれているとか、リベロと言うポジションはレシーブうまい人がやるんでしょう?といった褒め言葉を投げかけるとだんだんと態度が軟化してきます。
極めつけは、主将からアドバイスされたある言葉でした。
西谷「先輩」。
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そう西谷のことを呼ぶと、一気に西谷さんデレました。
練習の後でアイスをおごってやる。
先輩だからな!!
と宣言し、レシーブの指導をしてくれることになったのでした!!

部活に戻るわけじゃない、日向に教えてやってるだけだと言う建前でレシーブ講座を始める西谷。
ですが直感型のプレイヤーである西谷の講習は、サッだのスッだのといった擬音ばかりがでてきて、常人には理解し難い内容なのです。
それでも真剣にその手ほどきを受ける日向。
その最中、日向は気になっていたあることを西谷に尋ねるのです。
「旭さん」とは誰なのか?
他の先輩たちはその名前を、腫れ物をあつかうように触れないようにしていたようなのですが……
一応、烏野のエースだ。
そう答えてくれた西谷に対し、日向は言うのです。
折れ、エースになりたいんです、と。
リベロにレシーブを教わっていると言うのに、いきなりエースになりたい宣言。
気分を害しかねないその発言ですが、西谷は怒るどころか同意するのです!
かっこいいからやりたいんだよな、いいぞ、なれなれ!と!
ですがそのあとこんなことも言うのです。
エーススパイカーって言う花形に比べれば、シッターと駆りベロはパッと見地味だ。
だが、試合中一番会場が盛り上がるのは、スーパーレシーブがでた時なんだ、と!!
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スパイクが打てなくてもブロックが出来なくても、ボールが床に落ちなければ負けない。
それが一番できるのがリベロなんだ。
西谷は自分なりの美学をもって、リベロに挑んでいたのでした!

それじゃあお前の特技はなんなんだ?
そう尋ねられた日向は、自身なさげに「囮」と答えます。
守護神とかエースとかといった肩書きに比べるとパッとしない、とうなだれる日向ですが、西谷は囮のおかげで誰かのスパイクが鬼丸なら、守護神やエースと重要さは変わらないと言い切ります。
それでもエース志望の日向からすれば、納得しきれるものではないわけで。
そんなモヤモヤも抱え込んだまま、いまはレシーブの練習をするしかないのでした。
その様子を見ていた先輩たちは言うのです。
今の烏野には、「最強の囮」がいる。
それなら今まで決まらなかったスパイクも決まるようになるはずなんだ。
顧問の武田先生が言っていた「化学変化」がおきて、チームは変わっていけるんだ。
……今、そのときもその化学変化は起きていたのです。
武田先生が尋ね、コーチになってくれるように頼んでいる鵜飼。
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そして、根性無しと揶揄されていたエース、旭。
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なんらかの事情があって、バレー部に参加することを拒んでいるらしいこの二人。
ですがこれもまた、とある出来事の決定によって化学反応が引き起こされ……
一気に物語が進展していくことになるのです!!

というわけで、新たにバレー部に加わった、と言うか戻ってきた西谷の活躍が収録された今巻。
引き続き物語は戻ってきたり参加するであろうメンバーに祥天が当たっていきます。
エースとまで言われていたからには、実力もあることは間違いなさそうな旭と、わざわざ幾度となく先生が足を運んでまでお願いしているからには、優秀なコーチなのであろう鵜飼。
彼らがバレー部に参加したら、更なるパワーアップを果たすことは確実といえましょう!!
そしてそれにくわえ、強くなっていくうえでは欠かすことの出来ない「ライバル」の存在も。
この新たな仲間とライバルの登場が、烏野高校の面々をより強くしてくれるはず!!
そうなれば日向の夢もまた一歩実現に近づくことでしょう!!

新キャラとライバルの登場となる、「ハイキュー」第3巻は全国書店にて発売中です!!
新生烏野高校バレー部誕生なるか?と言う今巻。
巻末には描き下ろしのおまけ漫画も4P収録!!
影の薄いといわざるを得ない、マネージャーの清水さんの活躍(?)が拝めますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ハイキュー!! 3 (ジャンプコミックス)
集英社
2012-10-04
古舘 春一

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