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本日紹介いたしますのはこちら、「いんブラ!~美少女吸血鬼の恥ずかしい秘密~」第1巻です。
作者は炎堂たつや先生。
秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスより刊行、チャンピオンREDにて連載されています。

炎堂先生は、10年に週刊少年チャンピオンの漫画賞を受賞師デビューされた漫画家さんです。
同人活動などを行いながら、11年にチャンピオンREDにて読み切りを掲載。
そして12年より本作の連載を開始し、先生初となる単行本発売の運びとなりました。

さて、本作はいわゆるハーレムモノです。
こういった作品では、いまひとつ冴えない主人公がなぜかいろんな美少女に好かれると言うのがお約束。
本作もそのあたりは踏襲されているのですが、主人公がヒロイン格に好かれる理由が明確に存在しているのが目を引くのです!!

高校生になったばかりの光一。
中学時代はごく平凡で退屈な日常を送っていたのですが、高校に入ってもそれは変わらないだろう、と本人は思っていました。
ですがその予想は、ひょんなことから覆されることになるのです!

下駄箱で上履きに履き替えようとしていた光一。
そんな時、1人の女子が懐からハンカチを落としてしまっているのを目撃しました。
純粋な親切心からそれを拾い上げ、渡そうとした光一ですが、足元を見ていなかったのか躓いてしまいます。
バランスをくずして倒れこんだ先は、その女子の豊かな胸の中。
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出し抜けなラッキースケベに、当然悲鳴を挙げてしまう女子。
思わず振り回したカバンが光一を直撃してしまいまして、光一は血反吐を吐きながら倒れこんでしまいました。
ですがなんと言うことでしょう。
地べたに倒れこむと思われたその瞬間、
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その女子は光一をとっつかまえて思いっきり唇を重ね合わせてきたのです!!!

その後、顔を真っ赤にして謝りながら去っていってしまった女子。
彼女はまったく知らない顔ではなく、同じクラスに在籍する板波伊杏(いたなみいあん)と言う人物です。
とは言え今までは光一としっかりした接点があったわけではなく、いきなりすぎる美少女との接吻に光一はすっかりほうけてしまうのです。
なんと言っても伊杏は、健気で真面目で可愛く気が利き、スタイルもよいわ悪い噂一つ無いわとまさに完璧超人。
そんな彼女にキスされたのですから、目立たない人生を送っていた光一がこうなってしまうのも無理は無いでしょう!
しかもその姿を結構いろんな人に見られていまして。
調理実習の授業中にそれを冷やかされまくるのですからたまりません!
思わず手がすべり、包丁で指を刺してしまったのです!!
予想外に指先から血が迸る大惨事!
教室じゅう大騒ぎになるのですが、その直後
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あの伊杏がいきなり血のでている指をくわえてしまったのです!!

その大胆な行動になぜか簡単の声が上がる教室……!
伊杏はと言うと、指から口を話した後正気を取り戻したかのようにはっとして、取り繕うようにあわてて光一を保健室へ連れて行くのでした。

で、保健室。
伊杏は光一を空いていたベッドに、放り投げるように寝させました。
そして馬乗りのような体制になってこういうのです。
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「私もう… 我慢出来ないの」。
そう言って何を思ったのか、放り投げられたさいにはだけてしまっていた光一の胸板をペロり出したのです!!
なんだかよくわからないながらも悪い気はしないその状況ですが、そこで一つの事実に気がつくのです。
朝のキス、先ほどの指くわえ、そしてはだけた胸ペロり。
その全てに共通しているのが、血が出ていた、あるいは付着していた部分だと言うこと……
伊杏は、自分の血を飲んでいる!?
その結論に達すると同時に、再び伊杏は正気を取り戻し、光一から慌てて体を離すのでした!

落ち着いた後、彼女は二人だけの秘密にしてくれと前置きをしてから、ぽつぽつと事情を話し始めて暮れました。
もう気づいているかもしれないが、自分は吸血鬼だ。
現代では食べ物も充実しているし、日光もクリームなんかで遮断できるようになって人を襲ったりはしなくなっている。
だが、ごく稀に光一の様な「我を忘れてしまうほど美味しい血」を持っている人がいる……
事情を教えてくれた後、彼女は言いました。
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気持ち悪いですよね、こんな化物につきまとわれて。
涙を浮かべながらそうあやまる彼女。
ですが今まで隠し通そうと頑張っていたにもかかわらず、自分の血が原因でそれをかなぐり捨ててしまう。
その結果泣いてしまっている彼女を見て、光一の胸は痛み……
気持ち悪くなんて無い、こんな血を持ってる僕も悪いんだし、お互い様と言うことで助け合っていけばいいんじゃないか。
そう彼女にやさしく語りかけたのでした。
自分を吸血鬼だと知っても気持ち悪がら無い上、迷惑をかけている自分に助け合おうとまで言ってくれた光一。
今までであったことのないやさしさに、伊杏はお礼の言葉も浮かばないほど感激してしまうのです。
さらにそんな彼女に、気にしなくていい、自分は迷惑なんて思ってないし、むしろ慰安と知り合いになれたことのほうが嬉しい、とまでいってくれたのですからたまりません!
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感激のあまり、今度は伊杏から光一の胸に飛び込んでしまうのでした!!
……その衝撃で頭をぶつけ、出血してしまった光一。
その光一の頭を抱え込んで血を吸っている姿を、保健の先生にバッチリ目撃されてしまうのですが……

と言うわけで、美少女吸血鬼との日常を描く本作。
この後は毎回のように新キャラやゲストキャラが登場し、その血や伊杏の暴走のおかげでどんどんと光一の周りに美少女包囲網が敷かれていくのです……!
由緒正しい吸血鬼の血族らしい伊杏の従者であるリア。
リアは伊杏を大事に思うあまり、伊杏から襲い掛かっている(?)にもかかわらず、伊杏の体が危ないと見て光一に物凄い勢いで迫ってきます!
そして幼馴染なのに3話でやっと登場する美沙は、昔から光一の世話を焼いてきたのは自分なのに!と伊杏に対抗して積極的なアプローチを仕掛けてきます!
さらに伊杏を敵視する蘭とその従者のポチ、今やその存在価値が薄れてきたにもかかわらず仕事に情熱を燃やす吸血鬼ハンターのアニタ、と実に様々なキャラクタが登場!!
そのほとんどが光一に好意を持っているのですから、いろんな意味でもう大変!
度重なるエロストラブルと出血に、彼の体は持つのでしょうか!?

そしてエロストラブルがふんだんに盛り込まれている上、チャンピオンRED連載作品だと言うのに頑張って隠してきていたアレが巻末の描き下ろしおまけ漫画で解禁!
満を辞して発行される乳首券を刮目してご覧ください!!

血の運命に翻弄される(?)、「いんブラ!~美少女吸血鬼の恥ずかしい秘密~」第1巻は全国書店にて発売中です!!
比較的スタンダードなハーレムモノながら、吸血鬼と言う味付けで一味加えている本作。
ラッキースケベがお好きな方なら避けては通れますまい!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!