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本日紹介いたしますのはこちら、「東京喰種 トーキョーグール」第5巻です。
作者は石田スイ先生。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスより刊行、週刊ヤングジャンプにて連載されています。

さて、美食家の異名をもつグール、月山に狙われてしまったカネキ。
危ないところでいったんはそのピンチから逃れることが出来ましたが、月山はまだカネキのことを諦めていないようで。
カネキは月山の影に怯える生活を送ることになるのですが……

そんなある日、カネキを訪ねてあんていくに客がやってきました。
まさか月山かと警戒を強めるカネキですが、訪ねてきたのは月山ではありません。
以前偶然知り合った女性、貴未でした。
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彼女は人間でありながら、グールであるニシキに献身的に尽くしている女性です。
そんな彼女がなぜここにやってきたのかと言うと、ニシキの体の調子が悪いまま一向に回復しないと言うのです。
ニシキは一度カネキに襲い掛かってきた……どちらかと言うと険悪な相手です。
カネキからすればニシキを助けてあげる義理も思い入れもありません。
ですがカネキは、貴未のようなグールと言う存在を受けいれ手くれている人間こそが、人間とグールの在り方の道しるべになるかもしれないと考え、彼女に協力することを極めたのでした。

グールが疲弊しきって回復しないといえば、原因はおそらくひとつでしょう。
「肉」を喰べないといけない。
あんていくの冷蔵室は店長以外もっていませんし、カネキが代わりに狩ると言うのも難しいところ。
残された道は店長に頼むことしかありません。
そして自分とリゼの件について情報をくれるはずの、イトリの店も訪ねたいところですが、月山に狙われている今ホイホイと外にでるのもまずいでしょう。
悶々とした気持ちを抑えながら、あんていくの2階で大人しくしていたのですが、そのとき窓に何かがあたる音がしました。
なんだろうと窓を開けて外の様子を窺ってみると、下になにやら一輪の薔薇と手紙らしきものが落ちています。
その手紙にはこう書いてありました。
今夜22時、ディナーを楽しもう。
君が会話していた女性もお連れしている、と!
しかも、断れば彼女に危害を加えるよと言うニュアンスを含んだ脅しの文を添えて……

やはり月山はカネキの周りでチャンスを窺っていたのです。
カネキに会いに来たために、貴未はつかまってしまった。
罪の意識に苛まれるカネキですが、そこへ再び訪問者がやってきたのです。
そこにいたのは、ニシキでした。
貴未がここに来たはずだとやってきたのです。
ですがタイミング悪く、貴未は月山によってさらわれてしまった後。
その事実を知ったニシキはフラフラになりながらも、月山の元へ向かう決意を固めたカネキに同行すると言うのです。
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家で寝てられるかよ。
搾り出すような言葉と気迫。
カネキはニシキを連れて行くしかなかったのでした。

やってきたのは人気の無い教会。
そこで月山はピアノを弾きながら待ち構えていました。
あの日以来準備で忙しかった、そのおかげで最高のロケーションと条件をそろえることが出来た。
そう自身ありげに語る月山の後ろには、貴未が横たわっています。
それを見たニシキは激高!
貴未に手を出していないあろうなと詰め寄るのですが、築山の余裕は崩れません。
君には悪いがこの女性は今宵のスパイスだ。
まだ手をくわえていないが、カネキに最高の鮮度で食べさせてあげたい。
そういつものナルシシズム溢れる言葉を紡いでいく月山。
ですがその後、彼はその凶暴な本性を露わにするのです。
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カネキ君が喰べながら、カネキ君を喰べたい!
そういう月山の顔は狂気に満ちていたのでした!!

そしてカネキはもっと自分が美味しそうだと気づいた方がいいと告げながら、ニシキを投げ飛ばします!!
すぐさまスイッチを切り替え、攻撃を仕掛けるカネキ!!
ですが月山はその攻撃を苦もなく捌いたかと思うと、カネキの攻撃をよちよち歩きの雛のようだと揶揄。
そして
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これが本物の拳だ、と強烈なパンチを叩き込み、続けざまに本物の蹴りと称してキックを放ってきたのです!!
なす術なく地面を転がるカネキ。
次はどうして欲しい?と月山はゆっくりとカネキのほうへと歩み寄ってきます。
よく肉をほぐしておかないとと嘯きながら……
その瞬間。
月山の顔に鮮血が滴り落ちました。
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こんなんどう?
そういいながら攻撃を仕掛けたのは、トーカでした!!
あんていくを出て行くカネキたちを密かに追っていたのです!
その攻撃は的確に月山の眼球を切り裂いていました、
ですが月山はそれでも冷静さを欠いていません。
目玉をえぐられても、久々のかすり傷だと余裕を見せ、ほんの僅かな間にその傷を癒して見せたのです!
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どうやら以前は今のカネキのようにトーカを追い回していたらしい月山。
トーカが月山に攻撃を仕掛けたのは、単純にカネキのピンチをすくうためではなく、彼女なりの確執もあってのようです。
カネキとトーカ。
月山に狙われた二人が手を組んで戦うことになったのでした!!
ですが月山は「いい食事をしている」だけあって、その身体能力は凄まじく……
二人がかりでもなおその牙城を崩すことが出来ないのです!!
果たして月山を倒すことは出来るのでしょうか!?
劣勢のカネキとトーカの取る作戦とは……?

と言うわけで、美食家との戦いが収録された今巻。
特徴的な性格を持っているものが多いグールですが、この月山はその中でも飛び切り。
食の追及においては他のグールたちとは比較にもならない狂的なこだわりを見せる彼、その獲物を狙う執念もまた他の追随を許しません。
その猛襲を退けることが出来るのか!?
注目のシリーズは今巻にて決着を迎えます!!
そしてその後は、一時は影を潜めていたグール対策局に新たな動きが見え始めます。
グールの最大の敵ともいえるこの対策局に現われた、新たな男とは……?
カネキたちの生活に、新しい大きな波紋を起こすことは間違いなさそうです!

美食家編完結、「東京喰種-トーキョーグール-」第5巻は全国書店にて発売中です。
気になる新展開も始まった今巻。
カネキの中に宿ったグール、リゼの過去を描いた番外編も収録で、今巻も見逃せない内容になっていますよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!