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本日紹介いたしますのはこちら、「てんむす」第10巻です。
作者は稲山覚也先生。
秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行されました。

さて、いよいよ天食祭本戦が始まった前巻。
毎年勝負形式が変わって、直前まで発表されないこの大会ですが、1回でもまければすぐに帰らなければならないのは確かなこと。
天子たちは地方大会準決勝でぶつかった、尾張大付属の意思を引き継ぎ、「エースの赤西の弟の病気の治癒」を天食祭優勝者に贈られる「神様へのお願い」にするため、優勝を目指すしかないのです!!

天食祭本戦の第1回戦は、各校戦選手による、ハンバーガー大食いでした。
各人45分ずつ、ハンバーガーを食べるこの勝負形式で、16校中13校が第2回戦に進出できます。
出来たて熱々のハンバーガーは、まだ涼しい朝方におこなわれた先鋒、次鋒は比較的問題なく食べ進められます。
ですが問題は、日が本格的に照りつけ始める副将戦以降。
そこからどれだけ記録を伸ばしていけるか?
それが最大の鍵となるようです!!

結日高校の戦法は、二子が買って出ました。
地方大会準決勝で、自分の弱さ、情けなさを自覚して、より強くなって挑むこの全国大会はリベンジの場にはこれ以上無い場所でしょう。
二子はとにかく一心不乱にハンバーガーを食べ進めます。
緊張しやすい、あがり症の二子がこうまで頑張っている。
その姿は、仲間達にも勇気を与えまして。
自分もまけてられない!
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二子の親友である遊は情熱を燃え上がらせ、天子を押しのけて次鋒の席に座るのです!!

次鋒戦が始まった後、遊の応援もそこそこに二子は何か祈るかのように真剣な表情を浮かべていました。
自分の頑張りの結果がどの程度のものだったのか。
それが気になって仕方が無いのです。
全力は出し切った、せめて16校中半分、ベスト8くらいには入っていてくれ。
緊張の瞬間はやってきます。
先鋒戦終了時の結日高校の順位は……
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14位……!
ギリギリ1回戦敗退ラインを下回る結果となってしまいました。
中部の絶対王者、龍聖学院の13位はなんでも狙い通りなんだそうですが、他の学校の多くは発表された結果を見て一喜一憂しております。
当の二子はと言うと、やはりそのショックは隠しきれないようで……
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首をがっくりと落としてうなだれ、頑張ったんだけどな、と自嘲気味の笑みを浮かべるしかなかったのです。
ですがそんなに子の肩を、部長はやさしく叩きました。
二子は気づいていなかったかもしれないが、14位の二子が食べた寮は1700グラムで、2位の選手が食べた量は1850グラムほどだった。
順位でいえば2位と14位の差は果てしなく大きいものの、量でいえばたったの150グラム、ハンバーガー半個分ほどなのだ。
今の順位だってたった一口で大きく変わるかもしれない。
だから、二子のがんばりは無駄になっていない……

遊も必死で頑張り、次鋒終了後も14位をキープしました。
副将は天子です。
早朝この会場にやってきたときは気持ちのいい風が吹いていて、ここで食べるハンバーガーは絶品だろうと考えていました。
が、天気は物凄い晴れ、かんかん照り!
さしもの天子もいつもののん気な感じで食事をすることは出来ず、苦戦を強いられるのです。
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それでも持ち前のポテンシャルを発揮し、何とか順位を1つあげることに成功しました。
ですが13位と言うのはかなり厳しい順位ですし、先ほど部長が言ったとおり一口で順位が入れ代わってしまう恐れもあります。
大将の部長にかかった重圧は、相当なものでしょう。
ですが部長もまた、以前の敗北をバネに強くなっているはず!
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第1回戦が終わった後の、注目の順位は……!?

そして物語はどんどん加速していきます。
一気に13校から7校……ではなく、「7人」にまで人数が絞られることになった第2回戦。
その組み合わせは、意外な方式で決められ、思いもよらなかった形式での決戦を強いられることになるのです!
その苦しい苦しい第2回戦を勝ち抜いた末に待っているのが、第3回戦。
その第3回戦でトップに立ったものこそ、今年の天食祭の頂点である「天娘」となるのです!!
今回の大会は第3回戦が決勝戦。
決勝の、天娘の座を決定付ける運命の食材は……ラーメン!!
この暑い夏の野外で食べるラーメンは、美味しいおいしくない以前に「辛い」食材であるのは確かなところ。
果たして結日高校の面々は天娘の座にたどり着くことが出来るのでしょうか?
いや、それ以前に過酷きわまるこの大会で1回戦、2回戦と勝ち抜くことすら……
様々な思いを載せた天食祭、決着の時が迫ります!!
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と言うわけで、完結を迎える本作。
女子大食いと言うそもそもニッチな題材を漫画化すると言うさらにニッチな作品でありながら、10巻を数える人気作に。
女子達の、たくさん食べると言う題材だけに、ゆるい日常ものを連想してしまいそうですが、最後の最後もまで本格的なスポーツモノのような展開を見せてくれ、熱いスポーツ漫画として最後までたのしませてくれました。
そんな本作もとうとう完結。
果たして天子は天娘の座につけるのか?
天子が惹かれた、女の子らしくたくさん食べる部活、として笑顔で最後まで楽しめたのか?
その結末は読者の皆さんでご確認くださいませ!!

女子高生本格大食いバトル、「てんむす」最終第10巻は全国書店にて発売中です!!
念願の全国大会出繰り広げられる熱いバトル、それがギュギュッと凝縮された最終巻。
納得の結末とエピローグがあなたを待っております!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!