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本日紹介いたしますのはこちら、「性食鬼」第3巻です。
作者は稲光伸二先生。
秋田書店さんのヤングチャンピオン烈コミックスより刊行、ヤングチャンピオン烈にて連載されています。


さて、きぐるみ星人と戦わざるを得ない状況に追い込まれてしまったいずみ。
きぐるみ星人の女王に見初められ、その種子を体内に埋め込まれてしまったのです。
これによって、きぐるみ星人たちはいずみのところへ自然と寄ってくるようになりました。
彼らが放出するエキスをその種子に浴びせられ続けると、種子は成長し、いずみを新たな慈雨王に上書きしてしまうと言うのです!
それを防ぐためにも、対きぐるみ星人用の強化服をワンタッチで装着できる装置を装着することになったのですが……

通学中、電車の中でうつむき加減になりながら、顔に脂汗を伝わらせています。
その様子は明らかにおかしかったらしく、近くに立っていたOLらしき女性に痴漢か何かされていないか、と尋ねられてしまうほどでした。
慌てて否定しながらも、いずみは目的地で無い駅で電車を降りてしまいます。
向かった先はお手洗い。
そしてそこでいずみが何をしたかといいますと、
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女性のあの大切な部分から、強化服装備装置を抜き出したのです!!
その見た目はどう見てもあのための道具。
きぐるみ星人のエキス注入を防ぐためと、いずみの中に満ちているエロスパワーを効率よく使うためにも、その部分に挿し込むのがいいらしいのですが……
こんなもの入れたまま学校なんていけるわけ無いじゃないですか!!
いずみはその至極真っ当な怒りを、電話でこの器具の開発者である深大寺にぶつけるのですが、無理だろうがやってもらわなければデータが取れない、の一言で却下されてしまうのです。
そこでいずみは、たまに振動するなんて聞いてない、授業中にこんなことがあったら……と続けようとするのですが、深大寺によればその器具にそんな機能はついていないとのこと。
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おそらくそれは、腹中に巣食う女王の種子が反応しているんためである。
……つまり、この器具が震えたときは……すぐ近くにきぐるみ星人が迫っていると言うことを意味しているのです!!

やむなく元通り、差し込んで電車に乗り込むいずみ。
もう遅刻は決定、学校ではまじめな優等生で通している彼女はより一層憂鬱になってしまうのですが……
そんないずみを監視している女子がおります。
久我山リカ。
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彼女は、いずみの後輩に当たる同じ学校の学生で、いずみを慕っていると接触してきた人物です。
ですが彼女、本当は学園できぐるみを使って何かたくらむ教師、国領の部下の一人なのです。
国領はきぐるみ星人を撃退した「水着の女」(=いずみ)の正体を探っており、リカはその正体を探る任務を請け負っていました。
ところがリカ、内心では国領を邪魔に思っており、水着の女がいずみであることを知りながらそのことを隠し、それどころかいずみを利用してきぐるみ星人たちを一掃しようとたくらんでいたのです!
彼女に監視されていることを気づかず、最近勉強も出来ていないし……と参考書を読み始めるいずみ。
するとそのとき、例の器具が振動したではないですか!!
きぐるみ星人が近づいている……!?
気が着けば、泉のほうへ真っ直ぐ歩いてくる男性がいます。
きぐるみ星人が来たのか!
例の強化服を着れば戦えるでしょうが、人目のあるここではちょっと……
逆方向に逃げることにしたいずみですが、後ろを巳ながら小走りで進んでいた為、サラリーマン風の男にぶつかってしまいました。
すみませんと頭を下げて逃げ続けようとしたものの、突然そのサラリーマンに腕を掴まれてしまいます。
この匂い、お前だな?
薄笑いを浮かべてそういうサラリーマン。
……後ろから歩いてきた男性はたまたま車内を移動していただけ。
本当のきぐるみ星人は、逆方向から近づいてきていたこのサラリーマンだったのです!!

サラリーマン風の男はやがていずみのもつ、きぐるみ星人の擬態を強制的に解除してしまう能力の作用で正体を現してしまいます。
だからと言って状況は好転しません。
いずみはきぐるみ星人の出す、粘液のようなもので拘束されてしまい、公衆の面前であの部分からエキスを注入されそうになってしまうのです!!
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人目はたっぷりあるものの、きぐるみに乱暴されそうになっている制服の女性……と言うあまりにも非現実的な光景に、そういうビデオの撮影か何かだと思い込んで、逆にはやし立てる始末です。
大勢の人の前で、素っ裸に向かれてしまういずみ。
オマケにあの大事な部分には、エロスなアイテムにしか見えないものがインしているのですから、もう恥ずかしいやらなにやら……
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さらに、きぐるみ星人はエキスを注入するためにその器具を抜こうとするのですが、内部の種子がなぜかその器具をキャッチしていまして。
引き抜かれそうになっては戻り、引き抜かれそうになっては戻り……さながら、そういうプレイのようになってしまったのです!!
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これ以上無いくらい恥ずかしい目にあわされ、強化服装着もままならないいずみ。
そんな彼女を監視しながら、助けに入る義理は無いと静観するリカ。
このままいずみはきぐるみ星人の手篭めにされてしまうのでしょうか?
そうなれば、いずみの女王化が進行することを意味していて、それはすなわち人類の危機にも直結するわけで。
いずみのエロスで、地球がピンチです!!

と言うわけで、新展開が始まる今巻。
今巻の肝はやはり差込型の強化服装着装置と、その奥に巣食う女王の種子です。
出し入れされてしまっているうちはまだいいんです。
女王の種子からすれば、エキスは欲しくて仕方ないわけで。
これがあるからエキスがすえない、と気づいてしまったとしたら……?
いずみのピンチはまだまだ続くことになりそうです!!
裏で密かに動きを見せているリカの様子も気になりますが、思わぬところでもよからぬ企みをするものがおりまして。
そのたくらみが、いずみをさらに恥ずかしい目にあわせるハメになってしまうのです!!
度重なるエロストラブル。
いずみは女王の種子の支配から逃れ、父親を人間に戻すことが出来るのでしょうか。
まだまだ隠された秘密なんかもありそうで、物語的にもエロス的にも目が離せませんね!!

きぐるみVS半裸女子、「性食鬼」第3巻は全国書店にて好評発売中です!!
どんどん事態はよく無い方向へすすんでいる気がする本作。
襲い掛かってくるきぐるみ星人と、内から侵食してくる種子。
内外から遅い来るピンチとエロスに、いずみさんはどうするんでしょうか!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!