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本日紹介いたしますのはこちら、「侵略!イカ娘」第13巻です。
作者は安部真弘先生。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行、週刊少年チャンピオンにて連載されています。

さて、イカ娘のフリーダムなエブリディを描く本作。
今巻でも変わらぬ、侵略を忘れきった楽しい毎日を送ってらっしゃいます。
そんな今巻で紹介したいのは、服にまつわるアレコレを描いた「一張羅じゃなイカ?」。
イカ娘の帽子や腕輪に続き、あの服に秘められた謎が明かされるのです!!

とある日の雨上がり、イカ娘は栄子や早苗とともに街を歩いておりました。
そのとき、フェンス際を歩いていたイカ娘に異変が!
フェンスから飛び出していた針金にスカート部のすそを引っ掛けてしまい、びりっと破けてしまったのです!!
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なにが原因かはわかりませんが、フェンスが破けていてその針金が道路側に飛び出てしまっていました。
危ないなぁとぼやく栄子をよそに、早苗はやる気まんまん!
どこからともなく針と意図を取り出し、直してあげると意気込んだのです。
早苗はいつもイカ娘用のコスプレやらイカ娘オリジナルグッズを作っているわけですから、裁縫の腕前は確かでしょう。
それより何よりも、早苗の頭の中では裁縫のできる女はもてるって言うし、イカ娘の好感度を挙げるチャンスだ!という欲望があっての提案なのですが!
ですがここでイカ娘が言った言葉は、誰も予想できないものでした。
「ほっとけば直るから心配いらないでゲソ」
……ほっとけば、直る?
まったく意味がわかりません。
栄子も直さないとかっこ悪いぞ、と早苗の修繕を受け入れるよう促すのですが、イカ娘は断固として「すぐ直る」と言い張るのでした。

そんなわけ無いじゃないか、と思う二人の思いとは裏腹に、5分後、10分後とその裂け目は小さくなっていき……15分たつころにはなんとまあ完全にキズは消えうせてしまっているのです!
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なにがどうなっているのやら、どうにも理解できない二人。
イカ娘にとってそれは至極当然のことのようで、驚いた様子もないのですが、そんなことよりイカ娘は車がこちらに向かって走ってくることのほうが気になっております。
すかさず道の端っこのほうに避ける三人ですが、その車の運転は大変荒っぽく。
水溜りの水を跳ね上げ、三人に浴びせかけて行ったのです!!
去っていく車に、どこに目をつけてんだテメー!と叫ぶしか出来ない栄子。
泥はね運転は罰金ですよ!!と言いたいところですが、車はあっという間に去っていってしまいました。
イカ娘の服のおなかあたりを中心に、泥水がべったりとついてしまっています。
早苗は例によって嬉しそうにどこからともなくバスタオルを取り出し、拭いてあげると駆け寄るのですが……
またもイカ娘はほっとけば落ちるからいいとシャットアウト!
流石にこれは落ちないだろう、と踏んだ早苗は、遠慮しないで、拭いてあげるから、むしろ拭かせて!!とガンガン押してきました!!
ところが今度はそんな問答をしている間に、その汚れは綺麗さっぱりなくなってしまったのです!!
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ますます謎が深まるこの服。
いや、もう服ですらないんじゃないか?と言う疑問まで鎌首をもたげてきます!
思い起こせば単行本第1巻の頃、イカ娘が日焼けをしたらなぜか服のほうにこんがりと色がついたと言う怪事件も発生しましたっけ……
帽子や腕輪と同じく、この服にも謎の深海テクノロジーが使われているのか?
栄子はそう自分の中で結論付けるのでした。
まあイカ娘のほうは、一張羅だし、このくらい上質じゃないと毎日着れないでゲソ!と難しく考えずご満悦になっているのですが!!

ここで黒い欲望の炎を滾らせる早苗。
困難じゃイカ娘にいいところを見せられない!何とかしてイカ娘を汚したい!!
目的のために手段を選ばぬ女、早苗……!
栄子の目からも見えるようなそのどす黒いオーラを迸らせながら、彼女の打ち立てる作戦とは!?

栄子とイカ娘は、早苗がいつの間にかいなくなっていることに気がつきました。
ですが早苗は程なくして姿を現し、すぐ近くの公園の中からこっちこっちと手招きをしてきます。
そして早苗は、ちょっと歩きつかれたからこの公園で休んでいこうと二人を誘ったのでした。
早苗は二人を手近なベンチに座るよう促し、自分はジュースを買ってくる、と走り去っていきました。
その手には「ペンキぬりたて」と書かれた張り紙が……!!
案の定、栄子たちが気がついたときにはお尻から太ももあたりにかけてペンキがべっとりとついてしまっています!
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それを大笑いするイカ娘ですが、彼女のお尻にもそれはもう見事なペンキ汚れが!!
そこにタイミングよく戻ってきた早苗はそれはもういい笑顔で、注意書きもないなんて酷い話ね、そのペンキ私が何とかしてあげる!と、伝家の宝刀を抜いたのです!!
これで今度こそイカ娘の世話が焼ける!
そう確信しての笑顔でしょうが、イカ娘はといいますと
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こともなげにペンキの汚れを、まるで日焼けの皮のようにぺりぺりと「剥いて」しまったのです!!
さらに謎深まるイカ娘服に驚く栄子と早苗ですが、そのとき早苗の懐からあの張り紙が落ちてしまったからさあ大変。
イカ娘はともかくとして、早苗のケアがおろそかだったために巻き込まれてしまった栄子はたまったもんじゃありません!!
私のジーンズだって一張羅なんだぞ!!と早苗に迫るのです!!
早苗のペンキ落とし技術は残念ながら栄子に使われることになるのでした!!
ちなみにペンキを完全に落すまでの間、栄子は早苗の服を借りることになるのですが
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そのおかげで栄子はなれないスカートをはかされることになり、赤面することになってしまうのでしたとさ……

と言うわけで、服にまつわるエピソードを収録した今巻。
イカ娘の謎装いがまた1つ明かされつつ、栄子のスカート姿も拝めるこのエピソードのほか、今巻も様々な伽羅が活躍する様々なエピソードが収録されています。
なぜかシンディーが一般客からサインを求められたり、三バカがよりによってれもんのちかくで海の家の経営を始めたり、世にも珍しい磯崎のかっこいいシーンが披露されたり……
そしてサブキャラたちの活躍はもちろんのこと、いつものイカ娘の日常もたっぷり収録されています。
子供に混じってカブトムシ相撲、イカなのに虫歯になる、ボトルメールに思いを託す。
そんないつものイカ娘の夏の日々も読者をゆったりさせてくれることうけあい!
ただひたすらに和むべしです!!

なんてこと無い侵略の日々、「侵略!イカ娘」第13巻は全国書店にて好評発売中です!
OAD第2弾付き限定番第14巻の刊行も決まった本作。
こうなってくると、テレビアニメの第3期も期待したいところですが……!?
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!