本日紹介いたしますのはこちら、「よめヨメかなたさん」第3巻です。
作者はあろひろし先生。
芳文社さんのまんがタイムコミックスより刊行、まんがタイムファミリーにて連載されています。
さて、年下の姑と、年上の嫁という不思議な奥様、二人のかなたさんを中心にドタバタを描いていく本作。
前巻からはそんな複雑な事情を隠しつつ、嫁かなたの旦那である乙人が教師を勤める学校に、姑かなたが通うことになりまして。
いろいろと巻き起こる日常を、なんとかかんとか潜り抜けてきたのでした!
ある日、姑かなたの旦那である秀人の元へ一本の電話がかかってきました。
原稿の最速をしてくるその電話に、反射的に謝ってしまう秀人ですが、その反応を利いて電話の相手は一転して笑い出すのです。
相変わらずのようね、私よ、と言い出すその電話口の相手。
どうやら女性らしいその人物は、秀人が知る人物のようなのですが……!?
和やかに料理の話なんかで盛り上がっていた嫁かなたと姑かなた。
チャイムが鳴り響きましたので、洗い物で手を離せない姑かなたに変わり、嫁かなたが玄関口に向かいます。
するとそこにいたのは、なんだか仕事ができそうな雰囲気を醸し出している、年の頃5~60といった感じの女性。
そしてその女性は嫁かなたのことをじろじろと品定めするように見つめ、「あなたがかなたさん?」と尋ねて来たのです。
名乗ろうとする女性ですが、そこで慌てた様子の秀人が駆け出してきました。
急なんでビックリした、といいながら、さらに慌てた様子でその女性をそそくさと仕事部屋へと連れて行くのです。
一体この女性は何者なのでしょうか!
仕事部屋でいきなりその女性は秀人にダメ出しをはじめます。
最近の秀人の著作、プロットもトリックも全然詰めがあまいじゃないか、和解奥さんもらったからって甘ったれてるんじゃない!
そんな剣幕にたじたじになる秀人ですが、今度はその女性、秀人を心配してくれるのです。
新しい奥さん、家事ができなさそうな、いかにも仕事に生きてます!って感じの人だけどこの家は大丈夫なのか?
……かなたという名前だけ聞いて、嫁かなたを姑かなたと勘違いしたようです……
ともかくこのままと言うのもなんですし、秀人は姑かなたにお茶をもってくるよう指示、
何も知らないかなたはごく当たり前にお茶を運んでいくのですが、彼女もまたかなただと知ると、女性はビックリ仰天!
「中の人?」と、嫁かなたをきぐるみ扱いしてしまうのでした。
秀人が先ほどのかなたが乙人の嫁のかなたで、こちらが自分の嫁のかなただと新ためて紹介すると、女性はようやく納得!
そして乙人が結婚したことに喜びの表情を浮かべるのでした。
置いてけぼり状態の姑かなたですが、ここでようやくその女性の正体が明かされるのです。
出版社の編集部長だと言う彼女の名前は、間榎津真。
名は体をあらわすこの漫画で、まえのつま、と言う名前と言うことは……!?
そのとき、その部屋に乙人がこれまた慌てた様子でなだれ込んできました。
乙人が開口一番言った言葉は、
「お袋!!」。
そう、間榎は……秀人の前妻なのでした!!
最初は、お盆はまだ早いです!と怯えて泣き出す姑かなた。
何故なら秀人は姑かなたと結婚する際、前の奥さんは死んでしまったと説明していたのですから。
正直秀人はいい加減なところも多い人物ですし、前妻が存命していると言うことに気がやさしい姑かなたが色々気をもんでしまうことを恐れたのかもしれません。
そんな気遣いが隠されていた可能性もあるのですが、かなたは秀人が自分を騙した、と言う事実にショックを受けてしまうのです。
間榎は一目見ただけで嫁かなたがの人となりを看破してしまったり、そんな人物像がまんま自分とまるかぶりしていることで、乙人がマザコンなんじゃないかとからかいます。
そしてそれでも秀人がロリコンだったことよりましか、とチクリとやるのでした。
ですが秀人はめげません。
歳の差婚だが、きちんと愛し合ってるんだ……と姑かなたの肩に手をやります。
ところが姑かなたはその手をパシッと振り払い、秀人をウソツキと罵るのです!
結婚するとき、「隠し事はしない」と約束した。
秀人はミステリ作家と言う仕事を生業としていますから、謎や秘密は大好きだ。
でも嘘を、自分を騙していたなんて……
姑かなたはぽろぽろと涙を流し、
大嫌いとと叫んで走り去ってしまうのでした!!
姑かなたがここまで「嘘」を嫌うのはなぜなのか?
姑かなたの過去に秘められた、悲しい過去とは!!
さらに事件はこれだけに終わりません。
学校でもいよいよ姑かなたと乙人の不自然な関係がばれ始め……
度重なるトラブルに見舞われる望見家、そんな彼らの最後の最後に重大事件が待ち受けているのです!!
と言うわけで、完結を迎える本作。
年上の嫁と年下の姑と言う、特徴的な設定に目を惹かれるこの作品ですが、その一発ネタだけに頼らないあろ先生らしいとぼけたムードが楽しめました。
もちろんその特徴も最大限に活かしたギャグも満載!!
そんなドタバタ劇の最後にまっていたこの重大事件!!
なんだかあろ先生作品らしからぬシリアス展開となってきましたが、もちろんそこはご安心を。
きちんと素敵で楽しいエンディングがまっております!!
おかしな家族のおかしな関係、「よめヨメかなたさん」最終第3巻は全国書店にて発売中です!!
独自の設定が楽しい本作。
あろ先生は早速新作も発表されていまして、そちらのほうも期待したいところですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
作者はあろひろし先生。
芳文社さんのまんがタイムコミックスより刊行、まんがタイムファミリーにて連載されています。
さて、年下の姑と、年上の嫁という不思議な奥様、二人のかなたさんを中心にドタバタを描いていく本作。
前巻からはそんな複雑な事情を隠しつつ、嫁かなたの旦那である乙人が教師を勤める学校に、姑かなたが通うことになりまして。
いろいろと巻き起こる日常を、なんとかかんとか潜り抜けてきたのでした!
ある日、姑かなたの旦那である秀人の元へ一本の電話がかかってきました。
原稿の最速をしてくるその電話に、反射的に謝ってしまう秀人ですが、その反応を利いて電話の相手は一転して笑い出すのです。
相変わらずのようね、私よ、と言い出すその電話口の相手。
どうやら女性らしいその人物は、秀人が知る人物のようなのですが……!?
和やかに料理の話なんかで盛り上がっていた嫁かなたと姑かなた。
チャイムが鳴り響きましたので、洗い物で手を離せない姑かなたに変わり、嫁かなたが玄関口に向かいます。
するとそこにいたのは、なんだか仕事ができそうな雰囲気を醸し出している、年の頃5~60といった感じの女性。
そしてその女性は嫁かなたのことをじろじろと品定めするように見つめ、「あなたがかなたさん?」と尋ねて来たのです。
名乗ろうとする女性ですが、そこで慌てた様子の秀人が駆け出してきました。
急なんでビックリした、といいながら、さらに慌てた様子でその女性をそそくさと仕事部屋へと連れて行くのです。
一体この女性は何者なのでしょうか!
仕事部屋でいきなりその女性は秀人にダメ出しをはじめます。
最近の秀人の著作、プロットもトリックも全然詰めがあまいじゃないか、和解奥さんもらったからって甘ったれてるんじゃない!
そんな剣幕にたじたじになる秀人ですが、今度はその女性、秀人を心配してくれるのです。
新しい奥さん、家事ができなさそうな、いかにも仕事に生きてます!って感じの人だけどこの家は大丈夫なのか?
……かなたという名前だけ聞いて、嫁かなたを姑かなたと勘違いしたようです……
ともかくこのままと言うのもなんですし、秀人は姑かなたにお茶をもってくるよう指示、
何も知らないかなたはごく当たり前にお茶を運んでいくのですが、彼女もまたかなただと知ると、女性はビックリ仰天!
「中の人?」と、嫁かなたをきぐるみ扱いしてしまうのでした。
秀人が先ほどのかなたが乙人の嫁のかなたで、こちらが自分の嫁のかなただと新ためて紹介すると、女性はようやく納得!
そして乙人が結婚したことに喜びの表情を浮かべるのでした。
置いてけぼり状態の姑かなたですが、ここでようやくその女性の正体が明かされるのです。
出版社の編集部長だと言う彼女の名前は、間榎津真。
名は体をあらわすこの漫画で、まえのつま、と言う名前と言うことは……!?
そのとき、その部屋に乙人がこれまた慌てた様子でなだれ込んできました。
乙人が開口一番言った言葉は、
「お袋!!」。
そう、間榎は……秀人の前妻なのでした!!
最初は、お盆はまだ早いです!と怯えて泣き出す姑かなた。
何故なら秀人は姑かなたと結婚する際、前の奥さんは死んでしまったと説明していたのですから。
正直秀人はいい加減なところも多い人物ですし、前妻が存命していると言うことに気がやさしい姑かなたが色々気をもんでしまうことを恐れたのかもしれません。
そんな気遣いが隠されていた可能性もあるのですが、かなたは秀人が自分を騙した、と言う事実にショックを受けてしまうのです。
間榎は一目見ただけで嫁かなたがの人となりを看破してしまったり、そんな人物像がまんま自分とまるかぶりしていることで、乙人がマザコンなんじゃないかとからかいます。
そしてそれでも秀人がロリコンだったことよりましか、とチクリとやるのでした。
ですが秀人はめげません。
歳の差婚だが、きちんと愛し合ってるんだ……と姑かなたの肩に手をやります。
ところが姑かなたはその手をパシッと振り払い、秀人をウソツキと罵るのです!
結婚するとき、「隠し事はしない」と約束した。
秀人はミステリ作家と言う仕事を生業としていますから、謎や秘密は大好きだ。
でも嘘を、自分を騙していたなんて……
姑かなたはぽろぽろと涙を流し、
大嫌いとと叫んで走り去ってしまうのでした!!
姑かなたがここまで「嘘」を嫌うのはなぜなのか?
姑かなたの過去に秘められた、悲しい過去とは!!
さらに事件はこれだけに終わりません。
学校でもいよいよ姑かなたと乙人の不自然な関係がばれ始め……
度重なるトラブルに見舞われる望見家、そんな彼らの最後の最後に重大事件が待ち受けているのです!!
と言うわけで、完結を迎える本作。
年上の嫁と年下の姑と言う、特徴的な設定に目を惹かれるこの作品ですが、その一発ネタだけに頼らないあろ先生らしいとぼけたムードが楽しめました。
もちろんその特徴も最大限に活かしたギャグも満載!!
そんなドタバタ劇の最後にまっていたこの重大事件!!
なんだかあろ先生作品らしからぬシリアス展開となってきましたが、もちろんそこはご安心を。
きちんと素敵で楽しいエンディングがまっております!!
おかしな家族のおかしな関係、「よめヨメかなたさん」最終第3巻は全国書店にて発売中です!!
独自の設定が楽しい本作。
あろ先生は早速新作も発表されていまして、そちらのほうも期待したいところですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
コメント
コメント一覧 (2)
当然ながら単行本未収録ですし、何らかの短編集でも出ない限りは収録されないでしょう。(クラスメイトの叔母と甥というので1冊くらいはネタになりそうな気はしますが)
単行本発売日だと既に雑誌の新号が出てて、掲載号が店頭からも消えているのが痛い。