本日紹介いたしますのはこちら、「バキどもえ」第1巻です。
作者はさいとうなおき先生。
秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行、別冊少年チャンピオンにて連載されています。
さいとうなおき先生は、大学卒業後ゲームメーカーのコナミさんに入社し、退社後フリーとして活動されているイラストレーター兼漫画家さんです。
齋藤直葵の名義でカードゲームのイラストなどをしていた傍ら、バキシリーズのカラー着色を担当することに。
その縁から本作の原型となるおふざけの落書きをしてみたところ、編集さんの目に留まってあれよあれよという間に本作の連載をすることに決まってしまったのだとか。
板垣先生に見られてしまったら殺されるのではないか?
さいとう先生がそんな恐れを抱いた、バキシリーズ初の公式パロディ作品とは!?
理想的に脱力がなされた重心を読ませない構え。
何事にも揺るがない、粘り強き精神性。
強者だけがまとうことが許された圧倒的な、それでいて香しき芳香。
それら全てを持つ猛者との戦い!
バキが待ち望んでいたその相手とは……
納豆。
勇次郎にそっくりだ!などと世迷言をのたまいつつ、戦いに挑むバキ!!
妄想の蟷螂相手でも死闘を繰り広げられる範馬の息子さん、納豆相手でもそのパワーは色あせません!
納豆とくんずほぐれつ、ねっとりと絡み合う激戦を続ける……!
とまあ、原作の数々のシーンを馬鹿馬鹿しくパロディしている本作。
バキや勇次郎といった主役の面々はもちろんのこと、愚地親子や烈、花山といった人気キャラをはじめ、ストライダムといった通好みの脇役キャラまでその存在感を発揮してくれます。
ですが本作には、バキを超えるかもしれない隠れた主役がいるのです!!
その人物とは、バキシリーズ本編でもなんていいますか……異様な存在感を放っていた人物。
うすうす気がつく方もいるでしょう……
そう、あの人!
梢さんです!!
梢さんといいますと、登場当初はバキがグラップラーであることに驚いたりする、ごく当たり前の清純派で売っていた(?)女子高生でした。
ですがその評価は、バキシリーズの2作目である「バキ」にて崩壊いたしました。
バキ君を愛している、と自分の心に決着をつけるや否や、まー花山をキックするわ親子喧嘩に割り込むわ、その本性を露わにしたのです!!
いや、ちょっと語弊がある言い方かもしれませんが……
とにかく一筋縄ではいかないアンチェインガールとなった梢さん。
本作では、原作よりもより乙女チックに、そしてよりパワフルになっています!!
その実力はグラップラーの皆さんに引けを取りません!
そんな彼女の活躍おちょっぴり見てみましょう!
バキのおうちにやってきた梢ですが、そんなバキの頬には真っ赤なビンタのあとがついております。
頬のビンタなんて、素直に考えれば女性の平手打ちが原因といえるでしょう。
当然梢さんは誰にやられたんだと問い詰めました。
なにせ実は梢さん、毎夜のようにバキ宅の前にやってきては、バキが女性らしき人と喧嘩をしているところを目撃していたのですからもはやこの疑念は確信へと変わっているのです!
色々と罵倒しても、なぜかバキはニヤニヤしているばかり。
梢の怒りなど何一つ関せず、バキが考えていたのはこの口撃、シミュレーションどおり!などと言う場にそぐわないもので……
そんなにやけ面にガマンなら無くなった梢さんはとうとう
怒りの鞭打を炸裂!
死ね!と言い放って去っていってしまうのでした……
そんな梢のビンタを食らったバキは一言。
ここまで何もかも同じとはね。
そう、バキが毎夜喧嘩を繰り広げていた女性とは、シャドー梢さんだったわけです!!
謎は解けましたが……なぜバキが毎夜梢さんに罵倒されて鞭打、というシャドーをしていたのかと言う謎は残されたままだったり……
その後、ちょっとやりすぎたかなと反省した梢さん、バキ宅にお泊りにやってきて食事を作ることになりました。
そんな時目の前をよぎったのが、台所をメインに精力的に活動を続ける、黒光りした憎いアイツ!
さしもの梢さんもアイツをみては黄色い悲鳴をあげざるを得ないのですが……
ぐ気を取り直して烈並みの凄技で食器類をアイツに投擲したのです!!
が、アイツもバキに師匠と崇め慕われるほどの使い手(?)。
その攻撃を完全にかわしてのけるのです!!
そこで梢さん、自分が求めていた女子力とは程遠い行為をしてしまったことに気がつき、慌ててバキに怖いと抱きつきました!
ですがバキは梢をいたわるどころか、よくみて!とゴキブリを見ろと促しだすのです!!
そして、殺虫剤を凌駕する生命力、一ヶ月の絶食に耐えるタフネス、時速にして270キロの俊足、師匠と呼ぶにふさわしい……といつものアレをはじめるじゃありませんか!
せっかくの狙いも、バキにはまるで的外れ。
梢さん、怒りのあまり最愛の人の師匠を踏み潰すのでしたとさ。
と言うわけで、徹底してバキを馬鹿馬鹿しくパロディしたギャグを繰り広げる本作。
バキシリーズ本編にも、ともすればギャグととらえられるような、いや、とらえざるを得ないような……とにかくバキならではのゴイスな要素がたっぷり含まれていました。
本作はそんな要素を凝縮して純度百パーセントのギャグへと精錬したのです!
そもそも本作が始まったのが、10年に企画されたチャンピオンのネット増刊「日刊!浦安鉄筋家族THE WEB」でした。
人気を獲得し、その後も断続的にチャンピオン本誌に掲載、そして別冊少年チャンピオンにて連載、ついには単行本……と、上り詰めたのです。
それだけに、バキ好きならば思わずクスリときてしまうことは確実!
なにやら取っても楽しそうな、バキや梢さんの日常を体感すべしです!!
バキ衝撃のスピンオフ、「バキどもえ」第1巻は全国書店にて発売中です!
ネタ的な意味でも注目度の高かったバキシリーズを、そっち方面に特化した本作。
今後も怒られない程度に振り切ったネタを期待したいところですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
作者はさいとうなおき先生。
秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行、別冊少年チャンピオンにて連載されています。
さいとうなおき先生は、大学卒業後ゲームメーカーのコナミさんに入社し、退社後フリーとして活動されているイラストレーター兼漫画家さんです。
齋藤直葵の名義でカードゲームのイラストなどをしていた傍ら、バキシリーズのカラー着色を担当することに。
その縁から本作の原型となるおふざけの落書きをしてみたところ、編集さんの目に留まってあれよあれよという間に本作の連載をすることに決まってしまったのだとか。
板垣先生に見られてしまったら殺されるのではないか?
さいとう先生がそんな恐れを抱いた、バキシリーズ初の公式パロディ作品とは!?
理想的に脱力がなされた重心を読ませない構え。
何事にも揺るがない、粘り強き精神性。
強者だけがまとうことが許された圧倒的な、それでいて香しき芳香。
それら全てを持つ猛者との戦い!
バキが待ち望んでいたその相手とは……
納豆。
勇次郎にそっくりだ!などと世迷言をのたまいつつ、戦いに挑むバキ!!
妄想の蟷螂相手でも死闘を繰り広げられる範馬の息子さん、納豆相手でもそのパワーは色あせません!
納豆とくんずほぐれつ、ねっとりと絡み合う激戦を続ける……!
とまあ、原作の数々のシーンを馬鹿馬鹿しくパロディしている本作。
バキや勇次郎といった主役の面々はもちろんのこと、愚地親子や烈、花山といった人気キャラをはじめ、ストライダムといった通好みの脇役キャラまでその存在感を発揮してくれます。
ですが本作には、バキを超えるかもしれない隠れた主役がいるのです!!
その人物とは、バキシリーズ本編でもなんていいますか……異様な存在感を放っていた人物。
うすうす気がつく方もいるでしょう……
そう、あの人!
梢さんです!!
梢さんといいますと、登場当初はバキがグラップラーであることに驚いたりする、ごく当たり前の清純派で売っていた(?)女子高生でした。
ですがその評価は、バキシリーズの2作目である「バキ」にて崩壊いたしました。
バキ君を愛している、と自分の心に決着をつけるや否や、まー花山をキックするわ親子喧嘩に割り込むわ、その本性を露わにしたのです!!
いや、ちょっと語弊がある言い方かもしれませんが……
とにかく一筋縄ではいかないアンチェインガールとなった梢さん。
本作では、原作よりもより乙女チックに、そしてよりパワフルになっています!!
その実力はグラップラーの皆さんに引けを取りません!
そんな彼女の活躍おちょっぴり見てみましょう!
バキのおうちにやってきた梢ですが、そんなバキの頬には真っ赤なビンタのあとがついております。
頬のビンタなんて、素直に考えれば女性の平手打ちが原因といえるでしょう。
当然梢さんは誰にやられたんだと問い詰めました。
なにせ実は梢さん、毎夜のようにバキ宅の前にやってきては、バキが女性らしき人と喧嘩をしているところを目撃していたのですからもはやこの疑念は確信へと変わっているのです!
色々と罵倒しても、なぜかバキはニヤニヤしているばかり。
梢の怒りなど何一つ関せず、バキが考えていたのはこの口撃、シミュレーションどおり!などと言う場にそぐわないもので……
そんなにやけ面にガマンなら無くなった梢さんはとうとう
怒りの鞭打を炸裂!
死ね!と言い放って去っていってしまうのでした……
そんな梢のビンタを食らったバキは一言。
ここまで何もかも同じとはね。
そう、バキが毎夜喧嘩を繰り広げていた女性とは、シャドー梢さんだったわけです!!
謎は解けましたが……なぜバキが毎夜梢さんに罵倒されて鞭打、というシャドーをしていたのかと言う謎は残されたままだったり……
その後、ちょっとやりすぎたかなと反省した梢さん、バキ宅にお泊りにやってきて食事を作ることになりました。
そんな時目の前をよぎったのが、台所をメインに精力的に活動を続ける、黒光りした憎いアイツ!
さしもの梢さんもアイツをみては黄色い悲鳴をあげざるを得ないのですが……
ぐ気を取り直して烈並みの凄技で食器類をアイツに投擲したのです!!
が、アイツもバキに師匠と崇め慕われるほどの使い手(?)。
その攻撃を完全にかわしてのけるのです!!
そこで梢さん、自分が求めていた女子力とは程遠い行為をしてしまったことに気がつき、慌ててバキに怖いと抱きつきました!
ですがバキは梢をいたわるどころか、よくみて!とゴキブリを見ろと促しだすのです!!
そして、殺虫剤を凌駕する生命力、一ヶ月の絶食に耐えるタフネス、時速にして270キロの俊足、師匠と呼ぶにふさわしい……といつものアレをはじめるじゃありませんか!
せっかくの狙いも、バキにはまるで的外れ。
梢さん、怒りのあまり最愛の人の師匠を踏み潰すのでしたとさ。
と言うわけで、徹底してバキを馬鹿馬鹿しくパロディしたギャグを繰り広げる本作。
バキシリーズ本編にも、ともすればギャグととらえられるような、いや、とらえざるを得ないような……とにかくバキならではのゴイスな要素がたっぷり含まれていました。
本作はそんな要素を凝縮して純度百パーセントのギャグへと精錬したのです!
そもそも本作が始まったのが、10年に企画されたチャンピオンのネット増刊「日刊!浦安鉄筋家族THE WEB」でした。
人気を獲得し、その後も断続的にチャンピオン本誌に掲載、そして別冊少年チャンピオンにて連載、ついには単行本……と、上り詰めたのです。
それだけに、バキ好きならば思わずクスリときてしまうことは確実!
なにやら取っても楽しそうな、バキや梢さんの日常を体感すべしです!!
バキ衝撃のスピンオフ、「バキどもえ」第1巻は全国書店にて発売中です!
ネタ的な意味でも注目度の高かったバキシリーズを、そっち方面に特化した本作。
今後も怒られない程度に振り切ったネタを期待したいところですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
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