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本日紹介いたしますのはこちら、「アポカリプスの砦」第4巻です。
作者は原作が蔵石ユウ先生、漫画がイナベカズ先生。
講談社さんのライバルKCより刊行、月刊少年ライバルにて連載されています。

さて、武器の調達に自衛隊駐屯地に向かった前田達。
何とか武器の入手に成功し、脱出にも成功しました。
ですがその脱出に協力してくれた花畑と笠原と言う男は、完全にゾンビと化してしまっている少年をつれていて手放さないのです。
その少年、りっくんは花畑の息子。
現実を受け入れきれない花畑は、息子は病気なだけで、きちんと治療すれば治る……創信じて連れまわしているのです。
そんな不安要素とは別に、前田たちはさらにとんでもないものを手に入れてしまうことになり……!

一同が手に入れることになったのは、幾度と無く交戦して来たゾンビたちの王らしき謎の男でした。
学者肌のノイマンは半ば偶然拘束できたゾンビたちの王に興味を示し、どうしても施設に持ち帰って研究したいと言い出したのです!
岩倉は殺そうとしていましたが、吉岡も戦いでは敵を拉致するというのも定石だとノイマンの考えに賛同。
ましてや謎の男はボスらしいのですから、なおのこと効果的だと言うわけです。

大量の武器をもって帰ることが出来た前田たちは、交渉もうまく進めることに成功し、現段階の施設のリーダーである一ツ兜と対等の立場に立つことができました。
これで食料や寝所の心配はとりあえずなくなりましたし、ゾンビとの戦いを優位に運べるかもしれない研究対象も手に入れることができたわけで。
一ツ兜なりの飴と鞭なのでしょう、豪勢な食事に舌鼓を打ちながら今後のことを話し合いたい、所でしたが……
気がつけば食事をしている前田たちの周りを、施設の血気盛んな若者達が取り囲んでしました。
どうやらいきなり一ツ兜に目をかけられて特別待遇を受けている前田達が気に入らないようです。
ましてや今はどう見てもゾンビのりっくんまでいるのですから、文句も湧いてくると言うもの。
ちょっかいを出してき続ける若者たちに、とうとう喧嘩っ早い吉岡はブチ切れ!!
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因縁をつけてきた男の耳を噛み千切ったのです!!
それが開戦の狼煙となりました。
岩倉やノイマンは数で負けているにもかかわらず、次々と若者達を蹴散らしていきます。
ですが彼らと違い、普通の少年だった前田が狙われだすともうどうしようもありません。
前田が痛めつけられているのに気をとられた岩倉がやられ、そうなると襲い掛かってくる人数が増えて吉岡やノイマンもジリ貧に……
一転してリンチ状態になってしまいました。
襲い掛かる苦痛に悲鳴をあげることしか出来ない前田。
ですがその声に反応するものが。
反省房に閉じ込められている、謎の男です……

前田たちは完全に無力化されてしまい、見せしめとばかりに痛めつけられようとしていました。
目をえぐるか、鼻をそぐか、耳を落すか。
そんな物騒なことを呟きながら、ナイフをちらつかせている若者。
ところがそんな彼にいきなり強い衝撃が襲い掛かりました。
気がつけばその若者の
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心臓がつかみ出されています!!
そしてその心臓を無慈悲に握りつぶしたのは……先ほどまで満足に立ち上がることすら出来なかったはずのりっくんだったのです!!
一体なぜ急に彼がこんな行動をとったのでしょうか?
ともかく若者たちは、所詮相手はゾンビが一匹だと武器を振り上げてりっくんに襲い掛かるのです。
が、りっくんは恐ろしく俊敏な動きと、凄まじいパワフルさを発揮して若者達を逆に惨殺してみせるではないですか!!
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その動きっぷりに花畑はりっくんが治ったとはしゃぎますが……もちろんそんなことはありません。
若者達を皆殺しにすると、今度の標的は前田達!
その驚愕の力でもって、前田達をもあっさりと殺そうとするのですが、またも突然変化が!
再びりっくんは、元のまともにたつことすらできない状態に戻ってしまったのでした!!

もうわけがわからない一同ですが、その理由はそっと部屋を抜け出していたノイマンが握っていました。
彼が部屋を抜けて向かっていたのは、反省房。
そう、謎の男がりっくんを操っていたのです!!
ゾンビ達が尋常でないスピードを見せるときと言うのは、謎の男によって操られている時だけ。
それに気がついたノイマンが謎の男のところに向かうと、やはり予想通り大口を開けて警報信号を出していました!
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ですがそれならば施設の外にいるゾンビたちも反応して襲い掛かってくるのではないでしょうか?
ノイマンは、おそらく胸に刺さったままになっているボールペンの影響で、外まで届くような大声がでなくなっているのだろうと予想。
ノイマンは落ち着いて謎の男の口をキッチリとふさぎなおし……そしてりっくんも大人しくなったと言うわけなのです。

危機は去りました。
ですが気になる点もあるのです。
騒動が起こった部屋にいた若者たちは、全員惨殺されてしまいました。
これだけの被害者がでたのにもかかわらず、「感染者」は一人もでていないのです。
ゾンビたちは感染させるかどうかを選ぶことが出来る?
だとしたら、誰の意思でそれを選別しているのか?
謎は深まるばかり。
しかし今回に限っては、それに迫るチャンスも用意されているのです。
ノイマンはカッターナイフを手に、その謎へと文字通りメスを入れるのです。
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謎の男の腹に……その生態を探るため!!

というわけで、ついに謎の男の解剖に取り掛かる本作。
この調査によって、一体何がわかるのでしょうか?
ノイマンが導き出した、その恐るべき結論とは……?
そして物語は再び新展開。
相も変らぬめまぐるしい展開の変化は健在というわけです!!
今度こそ安住の地になったかと思われたこの施設に襲い掛かってくる脅威。
このおわりの見えない悪夢がさめるときは来るのでしょうか?
謎が明かされるのがはやいか、前田たちが死に絶えるのが早いか。
超高速の悪夢はまだまだ続きそうです!!

謎の男の正体とは?「アポカリプスの砦」第4巻は全国書店にて発売中です!!
今巻も変わらぬスピーディーな展開が魅力の1つである本作。
次から次へと事態が変わるこの物語、次なる恐怖も気になるところですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!