本日紹介いたしますのはこちら、「まじカライズ」第1巻です。
作者は原作がつながみ先生、漫画がいのまる先生。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスGJより刊行、グランドジャンプにて隔号連載されています。
つながみ先生は、光永康則名義で漫画を描いている方が有名な漫画家さんです。
00年代初頭あたりから活躍を始めた光永先生は、代表作「怪物王女」がアニメ化するなど、人気作を多く生み出しておられます。
一方のいのまる先生は、00年代半ばあたりから成年向け漫画を中心に活躍されておられます。
お二人はリアルで友人関係にあるようで、今回の作品もそんなつながりから生み出された、のかもしれません!
さて、本作はいわゆる事件解決物です。
一話一話巻き起こるとある共通点のある事件を、男女のペアが解決していく。
そんなありがちともいえるストーリーを、本作ならではの味付けとお色気要素でいろどった作品なのです!
来る日も来る日もコスプレ衣装を作り続ける男、焼田。
ですが彼の作り出すその衣装が使われるのは絶望的です。
なぜならその衣装は、たった一人の女性のために最適化された服だから。
その美しさと聡明さで多くの人に慕われている上、社長令嬢でもある女性、織川麻子。
会社のバイト清掃員でしかない焼田にとっては、高嶺の花にもほどがある存在なのですから……
そんな焼田が屋上にでると、そこには……服がビリビリに破れた織川がいたではないですか!
そしてそこから逃げ出すように走り去る女子社員。
その女性の服もなにやらはだけていたようですが……?
なんだか事態の飲み込めない焼田はその時もっていたコスプレ衣装をはらりと落としてしまいます。
その服を拾い上げた織川は言いました。
この服、私が着てもいいですか……?
この出会いと、この言葉が始まりでした。
魔法少女、織川麻子の戦いの日々の!!
とりあえず焼田は状況を整理してみました。
あたりを見ればもとは織川が着ていた服であろうバラバラに破れた布切れが散乱。
そして脱ぎ捨てられたばかりのようにまだあたたかい、おっさんが履くようなズボン。
……さっぱりワケがわかりません。
そんなところに戻ってきたのは、コスプレ衣装に身を包んだ織川です。
この服はきちんと洗って返すので……と頭を下げる織川に、焼田は事情を聞くことにします。
一体何があってこうなったのか、を。
仕事中、彼女の耳に助けを求める女性の声が届きました。
いや、耳というよりも頭の中に、と言ったほうが適切かもしれません。
何度も何度も響くその声が気になり、ついに屋上に向かうことにした織川。
そこで見つけたのが、先ほどの女子社員と一人の男。
その男が、女子社員に乱暴をしていたのです!
その様子を目撃した織川に湧いてきた、激しい怒り。
絶対に赦せない。
織川がそう思った瞬間、男はその場から消え去り
隣のビルの屋上にワープしていたのでした!!
これは超能力か何かでしょうか?と一人呟く織川。
そんな言葉に、焼田は思わず答えるのです。
超能力というより、魔法。
その衣装は「魔法少女マキカ」のもので、マキカはすべての少女の悲しみを解き放ち、人類を救うんだ!
……と、織川にとっては物凄くどうでもいい衣装の元ネタの解説をしてしまうのでした……
もともと焼田と織川に接点なんてありません。
もう二度と話す機会もないだろう、とため息をつきながら力なく業務をおこなう焼田。
ですがそんな彼の前に、早くもそのチャンスがやってきたのです!
ずっと探してたんですよ!社員名簿に名前がなくて困ってたんです!
そう話しかけてきた織川。
彼女が話しかけてきたのはあの衣装を返すため……ではなく、焼田に助けを求めるため。
あの出来事は、実際に見なければ誰も信じてくれなそうだから、ともちかけてきた相談は、またも助けを呼ぶ声が聞こえる、というもの!
私はどうすればいいんでしょう、というなんとも答え辛い相談だったのです!
声は遠い気がする、でもとても大きな悲鳴だ。
無視すればいいと思う、とアドバイスする焼田ですが、それは出来ないと体を強張らせる織川。
するとどうでしょう。
その瞬間、織川の体が消えかかってきたではないですか!
焼田は思わず彼女の腕を掴んでとめようとするのですが、気がつくとそこは
はるか上空の空中でした!!
そして再びワープし、今度は港の倉庫外らしきところへワープ!!
さらにその中のコンテナ壁を通り抜けて、中へと飛び込んでしまいます。
そのコンテナの中には……うつろな目をした、大勢の裸の女性達が!!
これはひょっとして、いやひょっとしなくても、物凄い犯罪じゃないでしょうか……!!
そこへ、音を聴きつけたらしい男がやってきました。
うるさいぞ、なにしてる。
まちがいないでしょう。
この男が、この犯罪をおこなっている人物の一人であることは。
もう織川の怒りは止められません!!
自分の服をビリビリに破ってしまうほどの力を発揮し、男をぶっ飛ばし、コンテナを破壊する織川!!
さらにそこへ駆けつけた犯罪者達の集団を見るや、
このコンテナを収納している倉庫ごと壊さんばかりの勢いで力を放出し……
このままでは焼田や捕らえられた女の子たちも皆建物の下敷きになってしまうかもしれません!!
憧れの女性が頼ってくれたのに、自分は何も出来ないのか?
苦し紛れに懐を探ってみた焼田の手に触れたのは……
コスプレ衣装のひとつである魔法のステッキ。
焼田はそれを織川に投げ私、言うのです。
自分の正体がわからない君をこの俺が定義してやる!
君は、君こそは、
魔法少女だ!!
というわけで、焼田と織川の魔法少女としての活躍を描く本作。
魔法少女の事件解決物は数多くあれど、本作にはならではの要素がふんだんに盛り込まれております。
コスプレを自然にさせるため(?)に、能力を使うたびに敗れてしまう服。
良くも悪くも世間を知らない織川を、魔法少女として教育していく焼田。
過去の生い立ちから来る、男性に乱暴される女性の声だけを察知する織川の能力……
そしてこの後、織川の母親が登場!
織川とは違った魅力をもつ彼女に目をつけられた焼田は、より一層織川と触れ合うことが出来るようになったのですが、また別の苦労が生まれまして。
憧れの人とのふれあい+育てる楽しさといういい面だけを謳歌すると言うわけにはやっぱりいかないのです!
作ろう!魔法少女!!「まじカライズ」第1巻は全国書店にて発売中です!
サービスシーンをふんだんに含んだ、エロスなコメディである本作。
そんなエロス要素はもちろんのこと、焼田と織川の関係性からも目が放せませんよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
作者は原作がつながみ先生、漫画がいのまる先生。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスGJより刊行、グランドジャンプにて隔号連載されています。
つながみ先生は、光永康則名義で漫画を描いている方が有名な漫画家さんです。
00年代初頭あたりから活躍を始めた光永先生は、代表作「怪物王女」がアニメ化するなど、人気作を多く生み出しておられます。
一方のいのまる先生は、00年代半ばあたりから成年向け漫画を中心に活躍されておられます。
お二人はリアルで友人関係にあるようで、今回の作品もそんなつながりから生み出された、のかもしれません!
さて、本作はいわゆる事件解決物です。
一話一話巻き起こるとある共通点のある事件を、男女のペアが解決していく。
そんなありがちともいえるストーリーを、本作ならではの味付けとお色気要素でいろどった作品なのです!
来る日も来る日もコスプレ衣装を作り続ける男、焼田。
ですが彼の作り出すその衣装が使われるのは絶望的です。
なぜならその衣装は、たった一人の女性のために最適化された服だから。
その美しさと聡明さで多くの人に慕われている上、社長令嬢でもある女性、織川麻子。
会社のバイト清掃員でしかない焼田にとっては、高嶺の花にもほどがある存在なのですから……
そんな焼田が屋上にでると、そこには……服がビリビリに破れた織川がいたではないですか!
そしてそこから逃げ出すように走り去る女子社員。
その女性の服もなにやらはだけていたようですが……?
なんだか事態の飲み込めない焼田はその時もっていたコスプレ衣装をはらりと落としてしまいます。
その服を拾い上げた織川は言いました。
この服、私が着てもいいですか……?
この出会いと、この言葉が始まりでした。
魔法少女、織川麻子の戦いの日々の!!
とりあえず焼田は状況を整理してみました。
あたりを見ればもとは織川が着ていた服であろうバラバラに破れた布切れが散乱。
そして脱ぎ捨てられたばかりのようにまだあたたかい、おっさんが履くようなズボン。
……さっぱりワケがわかりません。
そんなところに戻ってきたのは、コスプレ衣装に身を包んだ織川です。
この服はきちんと洗って返すので……と頭を下げる織川に、焼田は事情を聞くことにします。
一体何があってこうなったのか、を。
仕事中、彼女の耳に助けを求める女性の声が届きました。
いや、耳というよりも頭の中に、と言ったほうが適切かもしれません。
何度も何度も響くその声が気になり、ついに屋上に向かうことにした織川。
そこで見つけたのが、先ほどの女子社員と一人の男。
その男が、女子社員に乱暴をしていたのです!
その様子を目撃した織川に湧いてきた、激しい怒り。
絶対に赦せない。
織川がそう思った瞬間、男はその場から消え去り
隣のビルの屋上にワープしていたのでした!!
これは超能力か何かでしょうか?と一人呟く織川。
そんな言葉に、焼田は思わず答えるのです。
超能力というより、魔法。
その衣装は「魔法少女マキカ」のもので、マキカはすべての少女の悲しみを解き放ち、人類を救うんだ!
……と、織川にとっては物凄くどうでもいい衣装の元ネタの解説をしてしまうのでした……
もともと焼田と織川に接点なんてありません。
もう二度と話す機会もないだろう、とため息をつきながら力なく業務をおこなう焼田。
ですがそんな彼の前に、早くもそのチャンスがやってきたのです!
ずっと探してたんですよ!社員名簿に名前がなくて困ってたんです!
そう話しかけてきた織川。
彼女が話しかけてきたのはあの衣装を返すため……ではなく、焼田に助けを求めるため。
あの出来事は、実際に見なければ誰も信じてくれなそうだから、ともちかけてきた相談は、またも助けを呼ぶ声が聞こえる、というもの!
私はどうすればいいんでしょう、というなんとも答え辛い相談だったのです!
声は遠い気がする、でもとても大きな悲鳴だ。
無視すればいいと思う、とアドバイスする焼田ですが、それは出来ないと体を強張らせる織川。
するとどうでしょう。
その瞬間、織川の体が消えかかってきたではないですか!
焼田は思わず彼女の腕を掴んでとめようとするのですが、気がつくとそこは
はるか上空の空中でした!!
そして再びワープし、今度は港の倉庫外らしきところへワープ!!
さらにその中のコンテナ壁を通り抜けて、中へと飛び込んでしまいます。
そのコンテナの中には……うつろな目をした、大勢の裸の女性達が!!
これはひょっとして、いやひょっとしなくても、物凄い犯罪じゃないでしょうか……!!
そこへ、音を聴きつけたらしい男がやってきました。
うるさいぞ、なにしてる。
まちがいないでしょう。
この男が、この犯罪をおこなっている人物の一人であることは。
もう織川の怒りは止められません!!
自分の服をビリビリに破ってしまうほどの力を発揮し、男をぶっ飛ばし、コンテナを破壊する織川!!
さらにそこへ駆けつけた犯罪者達の集団を見るや、
このコンテナを収納している倉庫ごと壊さんばかりの勢いで力を放出し……
このままでは焼田や捕らえられた女の子たちも皆建物の下敷きになってしまうかもしれません!!
憧れの女性が頼ってくれたのに、自分は何も出来ないのか?
苦し紛れに懐を探ってみた焼田の手に触れたのは……
コスプレ衣装のひとつである魔法のステッキ。
焼田はそれを織川に投げ私、言うのです。
自分の正体がわからない君をこの俺が定義してやる!
君は、君こそは、
魔法少女だ!!
というわけで、焼田と織川の魔法少女としての活躍を描く本作。
魔法少女の事件解決物は数多くあれど、本作にはならではの要素がふんだんに盛り込まれております。
コスプレを自然にさせるため(?)に、能力を使うたびに敗れてしまう服。
良くも悪くも世間を知らない織川を、魔法少女として教育していく焼田。
過去の生い立ちから来る、男性に乱暴される女性の声だけを察知する織川の能力……
そしてこの後、織川の母親が登場!
織川とは違った魅力をもつ彼女に目をつけられた焼田は、より一層織川と触れ合うことが出来るようになったのですが、また別の苦労が生まれまして。
憧れの人とのふれあい+育てる楽しさといういい面だけを謳歌すると言うわけにはやっぱりいかないのです!
作ろう!魔法少女!!「まじカライズ」第1巻は全国書店にて発売中です!
サービスシーンをふんだんに含んだ、エロスなコメディである本作。
そんなエロス要素はもちろんのこと、焼田と織川の関係性からも目が放せませんよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
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