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本日紹介いたしますのはこちら、「走馬灯株式会社」第8巻です。
作者は菅原敬太先生。
双葉社さんのアクションコミックスより刊行、漫画アクションにて連載されています。

さて、人生を記録したディスクを見せてくれる謎多き会社、走馬灯株式会社。
数々の人間がここで勇気付けられ、あるいは破滅の足音を聞き、人生を変えていきました。
そんな人々の中で、走馬灯株式会社に深く食い込んでいる男がいました。
探偵社を商う澄川とその助手、光明寺です。
もう1人の助手だった羽宮が姿を消し、走馬灯株式会社の社員と成り果ててしまいました。
ですが羽宮、実はそのまま内部から調査を進めるつもりのようでして。
羽宮が走馬灯株式会社の中で信頼と地位を築き上げ、澄川と光明寺は外から情報を集める。
従来の探偵業務をおこないながら、澄川はチャンスを伺っていたのですが……?

ある日のことです。
探偵事務所に一通の電話が掛かってきました。
それを取った光明寺ですが、その顔色はみるみる変わっていくではないですか!
あからさまに動揺している様子の光明寺ですから、澄川も事情を聞かないわけにいきません。
どうやら、光明寺の実家にいるお父さんが病気で倒れたようで……
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光明寺は実家に二度と帰らない覚悟で探偵事務所にやってきたようで、どうすればいいのか、と頭を抱えております。
ですがそんな誓いなんて気にしている場合じゃありません!
すぐ言って来いと言う澄川の言葉に甘え、一応実家の連絡先のメモを渡して帰ることにしたのでした。

光明寺の実家は造り酒屋です。
慌てて地元へ辿り着いたものの、久しぶりすぎたせいか生まれ故郷で道に迷ってしまう光明寺。
困っていると、かつての友達や顔見知りの竜財産がやってきてくれました。
何年ぶりだ、たまには帰ってやらなきゃなと言う駐在さんに、実は今回父が倒れたもので……と説明したのですが、なんとつい先ほどそのお父さんと駐在さんが普通に挨拶をかわしたばかりだと言うではありませんか!
何とか家を探り当てて帰ってみれば、確かにお父さんは健在でして。
どうやら今回の話は、光明寺を家に帰らせるための狂言だったようです!

結局のところ、今回ウソまでついて光明寺を寄生させた理由はひとつ。
代々受け継がれていたこの造り酒屋を継げ、ということです。
父が数年かけて生み出したという、本家オリジナルの銘酒「こうみょう」。
これを一緒に守っていかなければならない、明日の年一度親戚一同が集う会で、お前が後をすぐことを発表する。
あまりに急すぎる展開ですが、一応それにもワケがありまして。
なんでも最近、この酒屋に嫌がらせをするやからがいると言うのです。
最初は店先への落書き程度だったのですが、徐々にエスカレートして息、窓ガラスを割られたり酒瓶を全部割られたり、この前など店先の杉玉に火をつけられたんだとか!
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ですがその犯人、おおよその目星はついているんだそうです。
酒蔵を荒らされたとき、鍵は無傷でした。
ということは、一連の事件はここの酒蔵の鍵をもっているもの……身内の仕業だろう。
そしてそんなことをするのは、本家ほど商売がうまく言っていない親戚の酒屋の誰かしかありえない。
父はそう断言するのでした。

本家を護るため、親子で力を合わせてやっていく、と言う決意表明も含めての後継披露。
ですが光明寺は、どうしても優しい叔父さん達の誰かが悪事を働いているとは思えないのです。
本当におじさん達の誰かが犯人なのか?
人のいい光明寺は、そんな可能性を考えるだけでも憂鬱になりますし、家がピンチだからと言って澄川を放っておくわけにも……
思い悩む光明寺。
思わず裏山に飛びだすのですが。そこで得体の知れない灯りを発見します。
灯りをたどって歩いてみると、そこにあったのは
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走馬灯株式会社……!!
求めてやまなかったあの場所が、思いがけないタイミングで現われてしまいました!!
衝動的にとびだしてしまったため、携帯電話も置いてきてしまっています。
澄川に連絡するためにいったん戻りたいのはやまやまですが、一度帰ったことでこの会社が消えてしまうことだってありえるわけです。
迷っている間に、会社からゆっくりでてきたのは
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羽宮!!
期せずしての再会に、思わず羽宮に飛びついてしまう光明寺。
ですが羽宮はまともに反応すらせずに、業務的な受け答えをするばかり。
羽宮はまだ潜入調査をしてくれているのでしょうか?
それとも……?
そして光明寺がここにやってきたと言うことは、ここで何かを発見すると言うこと、なのでしょうか!!

というわけで、再び澄川編が幕を開けた本作。
徐々に謎を明かしていく走馬灯株式会社ですが、その実態はいまだに完全なる謎。
澄川が、光明寺が調査を進めることに危険はないのでしょうか?
そして以前その存在が明かされた、「株主」とは?
さらに一歩、澄川たちは奥深くに踏み込んでいくことになるのです!

もちろんこの他にも多くのエピソードを収録。
二人の因縁ぶかきボクサーにまつわるお話、モンスターペアレント4人集が残酷な真実を知る話、新興宗教の教祖とその信者達の物語……
今回もそれぞれが自分の過去と向き合い、その過去が現在の運命を変えていくことに。
驚きの展開ばかりが待つ今巻からも目が放せません!!

酒屋に嫌がらせをするものの犯人は!?「走馬灯株式会社」第11巻は全国書店にて発売中です!
澄川たちの前に再び姿を現した走馬灯株式会社。
今回こそ何か決定的な情報が手に入るのでしょうか?それとも……
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!