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本日紹介いたしますのはこちら、「ダーウィンズゲーム」第1巻です。
作者はFLIPFLOPs先生。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行、別冊少年チャンピオンにて連載されています。

FLIPFLOPs先生は06年ごろからイラストの仕事を始め、07年より初の漫画連載「猫神やおよろず」を開始。
人気を博し、アニメ化も果たしました。
その後も様々な場所で作品を発表しています。
現在は本作のほか、アオハルオンラインにて「コトコト 1DK※座敷童付き」を連載されています。

さて、本作はサスペンス調のバトル漫画です。
バトル漫画といっても肉弾で殴りあうものではなく、特殊な器具、能力を用いた命のやり取りを描くものです。
その器具とは、ズバリ今流行のスマートフォン+ソーシャルゲーム!
果たしてそれがどんな戦いを生むのでしょうか!?

バイク雑誌とにらめっこをしながら、唸っている少年、カナメ。
昨日、共通の趣味をもつ友人のキョウダに新車を自慢するメールを送り付けられ、自分の物欲も最高潮に盛り上がってしまっていたのです。
ですがしがない普通の高校生であるカナメがそんなお金を持っているわけがありません。
とはいえ、普通の高校生という点ではキョウダも同じはず。
一体どうやってこんなお金を稼いだのでしょうか……?
不思議に思っていたカナメですが、そのメールと一緒にもう一通メールが届いていたことにそのとき気がつきました。
そのメールの内容は、「ダーウィンズゲーム」なるゲームの招待。
よくある「無料」を歌うソーシャルゲームのようですが……
キョウダのおすすめのゲームでもやってみようかと呟いていますと、そのキョウダのクラスの担任教師がカナメを尋ねて来ます。
なんでもキョウダ、昨日から家に帰ってはいないようで。
友人であるカナメが何か知らないかと尋ねてきたようですが、残念ながらカナメにはその自慢メールとゲームのお誘いのメールしか来ていません。
どうせ自慢の単車でも転がしているんだろう、と知りませんよとスルーするのです。

キョウダおすすめ、ダーウィンズゲーム招待メールの「今すぐはじめる」のリンクをクリックしたその瞬間のこと。
画面に表示されていた蛇のキャラクターが突如飛び出し、
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カナメの首筋に噛み付いたではないですか!!
思わず叫び声をあげて立ち上がってしまうカナメですが、その蛇の姿はカナメにしか見えていません。
幻覚だったのか?とも思ったカナメですが、突然その意識が失われ、その場に倒れてしまったのでした!!
そのとき、スマートフォンの画面にはこんな表示が。
フレンド「キョウダ」はすでに死亡しています。
新規ゲームを開始します。
ゲーム開始まで後1時間……

カナメは保健室で目を覚ましました。
せっかくなので(?)このまま今日は早退することにします。
だったらと保健の先生に早退届を書いてくれ、とペンと紙を渡されるのですが、そのペンを落としてしまい、机の下へと転がしてしまいました。
ペンの姿は見えませんが、手が届かないわけではありません。
手で探っていると、やがてカナメの手の先に何かが触れた感触があり……それを取り出すと、やっぱり今落としたペンです。
早退届を書き上げ、さっさと立ち去るカナメですが……
独りになった保健室で、保健教師は奇妙なものを発見します。
地面に落ちた、ペン。
そのペンは今カナメが拾い上げたものとまったく同じ。
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このペン、二つももっていただろうか?
となると今この「増えた」ペンは……?

帰り道、カナメはダーウィンズゲームのことを思い出しました。
恐る恐るそのゲームを表示させると、そこにはごく普通のゲーム画面のステータスのようなものが映し出されています。
するとそこに、「対戦待機中です、確認しますか?」と表示されているのに気がつきました。
OKのボタンをクリックしてみると、画面は切り替わって「スドウカナメVSパンダ君」という対戦前のあおり風の演出が現われます。
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なんで自分の名前が入ってるんだ?
パンダ君ってうちの地元球団のマスコットじゃないか?
そもそもルールとかしらないし……
そんなことを考えているうちに、カウントは減っていき、対戦開始になってしまいました。
今度はパンダ君のアップが映し出され、同時にメッセージが表示されます。
「ワハハハハ、僕はルーキー狩りのパンダ君」
「死んでも化けて出ないでね?」
このパンダ君が敵なのか?
なんだか紀の抜けてしまうカナメですが……その直後に気がつくことになるのです。
同じ電車の同じ車両に、
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携帯電話を片手に座っているパンダ君がいることに!!

パンダ君はゆらりと立ち上がり、カナメを見ました。
その手には、包丁が握られています。
そしてパンダ君は何も言わないまま、思い切りその包丁を振り下ろしてきて……!!
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一体このパンダ君は何者なのでしょうか!?
有無を言わさぬ殺し合い……これがダーウィンズゲームなのでしょうか!!

というわけで、謎多きダーウィンズゲームが開幕する本作。
キョウダもまたこのダーウィンズゲームによってその命を奪われてしまっているのですが、その死体もまた普通ではない状態になってしまうのです!!
有無を言わさず襲い掛かってくる魔のゲーム。
得られるものももちろんあり、それはかなり大きいものだったりもします。
ですがだからと言って、死を天秤にかけられるのか?
あまりに厳しいゲームに放り込まれたカナメの運命は……?

こういった、スマートフォンを特殊ツールとして利用する作品といいますと、栗原正尚先生の「神アプリ」が思い当たります。
スマートフォンのアプリを利用してゲームに挑むと言う大筋は近いのですが、一応現実的な機械の操作などがメインの「神アプリ」とは違い、普通ではない能力を与えてくれるのがこの作品です。
常識では考えられない昨日を利用し、命のやり取りをする。
このダーウィンズゲーム自体の謎にもいずれ切り込むことになるのかもしれません!!

生か死か、「ダーウィンズゲーム」第1巻は全国書店にて発売中です!!
訳もわからないままゲームに参加させられる本作。
そんなカナメを狙うのは謎のパンダ君だけではなく、なにやらかわいい感じの女の子もいるようで?
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カナメの巻き込まれたものの正体は……?
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!