pi0
本日紹介いたしますのはこちら、「ぱら★いぞ」第2巻です。
作者は道満晴明先生。
ワニマガジン社さんのワニマガジンコミックススペシャルより刊行されました。

さて、いまや押しも押されぬエロかったりグロかったりするものの、心にじんわり来る話を描く漫画家という立場を確立しつつある道満先生。
本作ではそんな最近の道満先生の流れに真っ向からぶつかる(?)、ド下ネタ一直線の4コマ漫画なのです!
いろんな意味で物議を醸し出した第1巻で注目を浴びたと思われる中発売された、第2巻はどんな酷いネタが繰り広げられるのでしょうか!?

時間というものは漫画の中でも残酷に流れて行ってしまうもののようでして。
第1巻で活躍していた乙女なスケバンさんも、弟さんのためにエロスな物を見つけだす病田さんも卒業していってしまいました。
ですが出て行く生徒がいれば入ってくる生徒もいるのが常。
新年度、登校初日から遅刻遅刻と慌てながら走る少年がいました。
そんな彼と、漫画らしく曲がり角で少女がぶつかってきます。
ラブコメらしい物語の始まりの予感!?……なのですが、これはあくまで「ぱら★いぞ」だと言うことを忘れてはいけません!
pi1
ちこくちこく、と言う言葉をその少女は「ちこう食う?」と聞き間違え、じゃあ一口だけ、と彼に向けて大口を開けるのでした!
これが相馬くんと呪田さんちの三女との出会いでしたとさ……

この出会いで三女さん、どうも相馬君のことを気に入ってしまったようです。
同じクラスで席が隣同士になったこともあってか、ことあるごとにモーションをかけてくるようになってきました。
教科書を忘れてしまったとぼやく相馬くんに気づくや否や、机を自分からくっつけて申し出してきます。
「見る?乳輪」と!
いや、教科書をみせろよと冷静に突っ込む相馬君も、最初こそどん引き気味だったのですが、徐々に慣れてきたのか、なぜか下ネタ方面にボケ倒していく彼女に落ち着いたツッコミを繰り出していく姿が板についてきまして。

三女さんのそんな彼への思いはどんどんと増していっているようで、ついにはお姉さん方に相談をするほどまでに。
三女の初恋に、呪田家は大盛り上がりです。
お祝いしなきゃ、施餓鬼米炊かなきゃ、とはしゃぐ長女と次女を尻目に、三女はうつむいたまま。
二人みたいに社交性がないから、と落ち込んでいるのですが……彼女たちに社交性なんてありましたっけ……?
と思っていましたら、長女と次女もそのことはわかっているようで。
私達のは「遮光性」だと諭されてしまったのでした。

そんな彼女達の遮光性に惹かれ始めたのかは謎ですが、相馬君も彼女との付き合いを深めていきます、
宿題をみせてもらいに来たと言う下心はあれど、予告無しに呪田家へ訪ねてしまうのですから!!
その嬉しさのあまり三女さんは性的な意味の衝撃を一人で受けて卒倒!!
長女と次女は
pi2
お茶ならぬ自前のお小水を振舞って大歓迎!
こうして相馬君はいつの間にか呪田家四姉妹と懇意になって行くのです!
三女さんは妙に相馬くんになつく四女に激しくジェラシーを燃やすのですが……!
pi3
三女さんと相馬くん、二人の関係がこの物語の鍵(?)となり、物語を最後まで盛り上げてくれることとなるのです!!

彼女達のほかにも、メイン格の人たちがちらほら。
特に出番が多いのは「おちけん」の面々です。
本作らしい、下ネタ満載の落語(?)や大喜利を披露しまくってくれます!
そのほかにも謎の発明をし続けるハカセ顔の男たちや、病田さんの弟さんと彼にほれているお嬢様などなど、様ざまな人物がそれぞれ活躍!!
各キャラ鮮烈な個性を発してくれるのですが、どれも共通しているのはそりゃもうアレな下ネタだったりするのです!!
そんな本作も今巻でめでたく完結。
最終回は豪華にカラー収録され、本作の登場人物達の最後の活躍が次々に披露され、彼女達なりの幸せなエピローグめいたお話で締められております。
蝋色とフリーダム過ぎるこの作品が迎える最終回、そのあまりにもフリーダムな落ちとは!?
そのあたりも注目せざるを得ないでしょう!!

そしてふんだんに盛り込まれたパロディも必見!
「我が子を食らうサトゥルヌス」と言ったマニアックなネタから、
pi4
油断すると登場するギリメカラさんといったマニアックなネタ、
pi5
一発キャラかと思わせてちょこちょこ登場するめちゃボテ委員長と言ったきわどいネタなど……
マニアックだったりきわどいネタがたんまりと収録されています!!
そんな中でやはり目を引くのは、いろいろ伝説的な「みーつあずまん○」が巻頭から収録されているところではないでしょうか!?
pi6
超牧歌的なせ快感を持ち、日常4コマ大ブームの魁となった作品と、その対局ともいえる近作の禁断の出会い。
そのすべてが、今ここに!!!

ハラハラドキドキならぬ、ひやひやニヤニヤしてしまう「ぱら★いぞ」最終第2巻は全国書店にて発売中です!!
道満晴明先生の底知れなさを思い知らせてくれる本作。
先生の現在の代表作である、「ニッケルオデオン」「ヴォイニッチホテル」あたりとあわせて読んで、同じ下ネタでも天地の差があるギャップを楽しんでみるのもよろしいのではないでしょうか!?
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!