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本日紹介いたしますのはこちら、「アポカリプスの砦」第5巻です。
作者は原作が蔵石ユウ先生、漫画がイナベカズ先生。
講談社さんのライバルKCより刊行、月刊少年ライバルにて連載されています。

さて、ゾンビたちを率いる謎の男、ボコールをとらえた前田達。
ノイマンの手によってボコールを調べてみたところ、生殖器や排泄口などが無いと言う生物的に考えられない特性を持っている上、どうやらボコールはごく最近まで普通の人間だったらしいことがわかるのです。

2秒先の未来が見える、と言う能力を持つと言う一ツ兜の手助けもあり、ボコールの頭をショットガンで吹き飛ばすことに成功した前田達。
ボコールの出すゾンビたちを活性化させる音もやみ、ゾンビたちは集団行動を取らなくなってとりあえずの平穏が戻りました。
これでとりあえずはこの学園敷地内に残ったゾンビたちを片付ければ大丈夫なはず……
なるべく弾薬を消費しないようにと警戒しながら撃退に向かおうとする一同ですが、その時信じられない出来事が起こったのです!
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バラバラに破壊されたはずのボコールの頭が物凄い勢いで再生を……いや、破壊された頭のしたから、新たな頭が生まれてこようとしていたのでした!!
頭が完全に再生するまでは自由に動けないのか、ボコールは仰向けのまま這いずって逃げ出そうとします。
あそこまでしても死なないなんて、どうすればボコールを完全に殺すことができるのでしょうか……?
ともかくこのまま放っておけば、やがて再生した頭の発声器官が機能し始めることでしょう。
そうなればまたゾンビたちは活性化し、今度こそ助かることは難しい状況に陥いることは間違いなさそう。
ノイマンは、ボコールの頭の下半分が残っていたことに注目し、「脳幹」以外にもうアイツを殺せそうな可能性のある場所は無いのではないかと予測。
その可能性にかけてボコールを追うのですが……

ボコールは窓から身を投げ、そのまま張って側溝へ移動。
そしてそのまま側溝へと潜りこみ、学園外への逃走を図ります。
このまま逃がしてしまえば何の障害も無く負傷は治癒し、そうなればゾンビたちを操る声もすぐに出せるようになることでしょう。
そうなったら終わりだと考えた前田たちは、ギリギリのところでボコールの捕獲に成功!
そして前田が大鉈を振り回し、その首を切断することに成功したのでした!!

終わってしまえばあっけないものだ。
……そんな考えが、悲劇を生むことになってしまいました。
ボコールの首を両手に持っていた前田。
その首は
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再生し、新たに生えていた頭の口で、前田の右手親指を噛み千切ったのです!!
……ついに、噛まれてしまった。
すぐさま吉岡がボコールの頭を立てに両断し、ようやく止めをさすことが出来たのですが……もう後の祭りです。
頭を真っ二つにされる直前にボコールが浮かべていた、笑み。
それはまるで、「前田を感染させることが出来た」ことを喜んでいるようで……
そういえば今まで、ボコールは妙に前田に執着していました。
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恨みを晴らすためか何かかとも思われていましたが、前田を自ら感染させようとしていた、と考えれば……!!
前田は感染してしまったのでしょうか。
痛みも忘れ、怯える前田に岩倉は
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鉈を構え、動くなよと言いながら近寄ってきて……
ノイマンは、噛まれた人物を躊躇無く殺していました。
となれば、きっと自分のことも!!
前田がそう考えるのも無理は無いことでしょう。
化け物を散々殺したから、天罰が下ったのか?
恐怖と後悔に駆られ、前田はその場から逃げ出してしまうのです。
さらにその逃走の様子を他の生徒たちに見られ、追いかけられてしまい……!!
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もはや前田に仲間はいないのでしょうか。
前田は怪物の仲間入りする他ないのでしょうか……

さらにこの混沌の渦と化した学園に、一機のヘリが降り立ちます。
・U・Nと刻まれたヘリから降りてきたのは、武装した兵士達と、そんな兵士達を率いる美貌の女性。
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彼女は国際連合日本支援団のデイジー上等兵と名乗り、学園の生徒達を助けに来たと言うのですが……
突然現われた救いの手。
今までの状況から考え、ここにいきなりやってきた彼女達を素直に信じていいものなのか、不安は残ります。
ですが絶望に駆られていた生徒たちにとって、その言葉は福音としか感じられず。
この救いの手が本当に救いの手なのか。
物語は新たなステージへと進んでいくようです!!

というわけで、衝撃的な事件が連続する今巻。
ボコールを倒したのは、新たな恐怖の始まりでしかなかったようです。
ボコールの目的は?前田の安否は?国連を名乗る集団の正体は?
新たなる恐怖は、今までとは違った種類の恐ろしさで前田達に迫ってくるようで。
この異常事態の全貌が明かされるときが少しずつですが近づいてきているのかもしれません!!

スピーディーに展開する、「アポカリプスの砦」第5巻は全国書店にて発売中です!!
敵のボスを倒したと思いきや、それも始まりに過ぎなかった本作。
様々な謎が生まれ、徐々にその深層に近づいていく予兆が見えだしました。
軍的な組織の介入と言うゾンビ物の王道をすすみながら、きちんと独自の味付けもされている本作、これからも見逃せませんよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!