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本日紹介いたしますのはこちら、「STUDIO FIVE(ステューディオ ファイブ)」第2巻です。
作者は竹内桜先生。
白泉社さんのJETSコミックスより刊行されました。

さて、エマたち5年2組の面々と、謎の小動物バルボアが織り成すなんてこと無い日常をコミカルに描いていく本作。
その百葉箱に住む謎生物バルボアが本作の鍵となる……ワケでもなく、不思議な存在がいるのに当たり前の日常をちょっぴりエロス要素も交えて描いていくのです。
ですが今まで特になのか敢えてなのかピックアップされてこなかったバルボアが、ついにその正体らしきものを垣間見せることになるのです!

朝、エマが教室に入ってきますと、その顔を見るなり何故かみゆきちの顔が曇りました。
自分の顔を見るなりあからさまに残念がる彼女に、たまらずどうしたのかと尋ねてみるエマ。
するとみゆきちは、エマの前髪を止めている花ピンが、右側についているということを残念がっているようなのです。

どういうことかと聞いて見れば、つい先日や一学期の子供の日に起こった出来事が原因なんだそうです。
その時エマは左側の前髪にピンを止めていたんだそうですが、不思議とその時は両方とも休職のデザートが余ったんだそうです。
そして今日の給食のデザートは……なんとショートケーキ!
確かにこれはあまったときの嬉しさが非常に大きい献立です!
慌ててちよりまでもがピンを左側に変えろとせっつき始めるのですが、エマは関係無いよとつれない態度。
気のせい、偶然だと言い切った上、ケーキがたくさん余るような状態になるのは、病欠が多いと言う事で喜ぶようなことじゃない、と道徳的な観点からもそのジンクスの否定に掛かったのです!

エマがこういったジンクスといいますか、おまじないめいたことに対してつれない態度を取るのは今回に限ったことではありません。
意味のある行為ならやぶさかではないが……といいつつも、そこまで断固拒否するようなことでもないので結局ピンを左側に変えてはあげましたが、基本的にエマはこういう非論理的なモノが好きではないんだそうです。
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こうするといいことがおこるとか悪いことがおこるとか言うルールを作ることで行動が制限され、不便を強いられるのは他ならぬ自分。
それは不合理なことだろ?と傍らにいたバルボアに語りかけてみるエマ。
……ですがそのバルボアがそもそも存在からして論理的とは程遠いなワケで……
自分がバルボアを好きになれないのはそれが理由だったのか、とエマは内心納得してみるのでした……

いきなりみゆきちがこんなことを言い出しました。
バルボアが関西の方にいる神様に似ているらしい。
先日彼女の家に和歌山のおじさんが来たそうで、その時写真をみせてみたら「これ、ビリケンさんやで」と言い出したのだそうです。
早速画像を検索してみますと……確かにそのたまねぎ頭は似ている、と言えるような。
そんな共通点に一同はすごい、そっくりだと大盛り上がり!
勢い余ってちよりはバルボアにお前、神様!?と尋ねてみると……
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わかっているのかわかっていないのかもわかりませんが、バルボアはこくりと頷いて見せたではないですか!
それをみたちよりは神様認定来た!これであたしも勝ち組!?とさらにテンションアップ!!
願いごと何個でもいいの?何個でもいいの!?と鼻息を荒げてバルボアに迫りました!!
するとバルボア、またも頷いてくれまして。
ヒャッホウと勝鬨(?)をあげるのです!!

すぐにエマがアメ食べるか?とか、お前バカだろ?とか質問してみると、やっぱり頷いて見せるバルボア。
単に質問を投げかけられると頷くだけ、のような感じが物凄くするのですが、もうここまできたらちよりの興奮がとまることはありません。
ビリケンさんの言い伝えになぞらえ、足の裏を何故まくろうとするのですが、くすぐったそうにするバルボアを見かねてみゆきちが提案してきます。
別に今日しかお願いできないわけじゃないんだし、願いが叶ったかわかりやすいように一人一個にしとこうよ、と。
そんな感じでいいよねと伺いを立ててみると、バルボアはやっぱり頷きまして。
一同は順番にお願いをすることにしたのでした。

ちよりは解りやすくお金を要求してきました。
金運あげて、というか現金をくれ、3億くらい!
逆に清々しいくらいのゲスなお願いとは裏腹に、あきらがお願いしたのは世界平和。
ちよりに偽善者と罵倒を投げかけられ、平和とは程遠いネックハンギングツリーを炸裂させたのはご愛嬌でしょう!!
続いてお願いしたのはハムちゃん。
料理をもっと上手にしてください、バレエをもっと上手にしてください、英語をもっと上手にしてください。
そのどれか1つ叶えて下さい、あとできればダイエット成功を、とまあ欲張ってくれました!
まあネタ半分、と言うかネタ全部みたいなものですからそれもいいでしょう。
そんな感じで今度はエマの順番が回ってくるのですが……
エマは、あたしはいいよとスルーしようとします。
本当かどうかはわからないけど叶うかもしれなのに、エマだっていろいろあるだろう?
そう口々に疑問を投げかけてくる友人たち。
ですがエマは言うのです。
そう言うのは自分の力でかなえたいんだ、神頼みでなく。
おまじない否定派のエマらしい言葉ですが、それを聞いたみゆきちはそれならエマの分も自分に使わせてもらっていいかと言い出しました。
そっとエマの手を取り、一緒にバルボアの足を優しく握りながら紡ぎだされたお願い。
あたしはみんなみんな大好きです。
だから進学しても就職しても、結婚して可愛いおよめさんになっても赤ちゃんはできてもできなくても。
ずーっとずーっと仲良しでいさせてください。
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あたりが暖かな空気に包まれた……そんな雰囲気を、みんなが感じたその時です。
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「聞き届けた」。
バルボアがはっきり、確かにそう言って……!!
気がつくとエマは、百葉箱の中のバルボアの足を握っていました。
時間が、ほんのすこし前、朝の登校時に戻っている……?
目の前で見せられた、とっても非論理的な出来事。
これって、ひょっとして……?

というわけで、完結を迎える本作。
最後の最後で明かされた……と言っていいのかはわかりませんが、ちょっぴり見えたバルボアの正体。
このあと今の今まで非論理的なことが、バルボアがあまり好きではなかったエマの気持ちが、ちょっとだけ雪解けを見せるエンディングで本作は幕を閉じます。
とはいえ彼が神様であろうとなかろうと、これから先もきっとエマたちは仲よく楽しくやって言ってくれるだろう、という温かな気持ちにしてくれるラストとなっていますよ!
ラストは感動で締めてくれましたが、それまではいつも通りのドタバタコメディと、ソフトエロスなサービスシーンが満載となっております!
前巻もブルマやらのフェチ心くすぐる要素が用意されていましたが、今巻はこれはこれでいい新スク水や、さらにニッチなブルマでの一輪車搭乗、そしてストレートに銭湯で体の洗いっこと言った様々な要素が収録!!
極めつけはまさかの
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セルフスカート捲りまで……!!
最後までとどまることを知らない底知れぬ変態紳士振りを発揮してくれておりますよ!!

今日も明日も、いつだって仲良し「STUDIO FIVE(ステューディオ5)」最終第2巻は全国書店にて発売中です!!
小学生達のとっても楽しいちょっぴりエロスな日常が楽しい本作。
日常ものとしてももちろんのこと、フェティッシュなエロス要素目当てでも満足できること必至ですよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!