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本日紹介いたしますのはこちら、「弱虫ペダル」第30巻です。
作者は渡辺航先生。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行、週刊少年チャンピオンにて連載されています。

さて、インターハイ連覇に向けて本格始動が始まった総北新メンバー。
そんな中、今泉は鳴子にこんなことを言い出したのです。
勝つために、スプリンターを辞めてオールラウンダーになれ、と。
スピードに情熱を傾けていた鳴子は当然その提案を拒否するのですが、己の原点に立ち戻るためにやってきた大阪のレース場で御堂筋と遭遇。
二人はあるものをかけてレースすることになったのです。
御堂筋は、負けたら次回のレースはどんな形であれ総北を全面的にサポート。
鳴子は、負けたらスプリンターを辞める、という賭けレースを!!

コースを先に十周したほうが勝つ、というシンプルなこのレース。
4周回った時点では、二人は完全に互角でした。
二人はお互い方をぶつけ合い、落ちろ落ちろと罵りあいながら走り続けます。
すでに相当なスピードがでていますが、インターハイでトップを争うような強豪二人。
その真価はこれから発揮されるのです!
相も変らぬクリーチャーのような形相で失踪する御堂筋。
そしてそのすぐあとを追いかけている鳴子。
その位置にいると、ただでさえその異様さに気圧される御堂筋の力がより一層感じ取れます。
全身の毛が逆立つような、今まで走ったどんな相手と違う走り。
迷いの無い、振り返らない、無駄なものをナイフかなにかで削ぎ捨てていくかのような、前進するだけの走り……!
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インターハイで一度心が折れ、さらにその心を強固にして復活しつつある御堂筋は、さらにその走りを進化させつつあります。
5週目に突入したときには、二人の差がほんの少しですが開いていて……
御堂筋は後ろを振り返り、笑うのです。
ご自慢の足は限界ではないのか?
インターハイで王者になって、浮かれて一番大事な練習を忘れていたんじゃないか?
べろりと舌を出して侮蔑の言葉を投げかけながら!!
鳴子はというと、確かに忘れていたと答えます。
ですがそれは、敗北を認める宣言などではありません!
一気にスピードを上げ、御堂筋の前にでる鳴子!
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ここで一気に引き離す!
そう言ってグングンとスピードを上げて行ったのです!!
御堂筋は悟ります。
今まではじっくりと観察していたと言うことを、
そして観察の結果、御堂筋に勝てるとふんで飛び出したのだと言うことを!!
鳴子は言いました。
練習は確かに忘れていた。
だが内には態度と体のでかいクマがいたから、そいつを倒すための緊張感と激しいせめぎ合いで休む暇がなかったんだ!
そう、鳴子はインターハイを終えた後、「練習」などではなく、「実戦」を続けていたのです!!
グングンスピードを上げていく鳴子。
ですが御堂筋は、そんな相手を待ち構えていたのです!
昆虫が自らのからを薮って強く大きくなるように、自分の殻を破るような衝撃を与えてくれる強敵の登場を!!
まさに今の鳴子は御堂筋の脱皮を促すに足る強敵!!
御堂筋は、自分が自分の殻を破るその瞬間を感じ取っていました。バリバリと向けていく古い殻……
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そこから姿を現した新たな御堂筋は、また新たな走法を編み出したのです!!
以前の御堂筋は、自分の体をおもいっきり前傾させ、地面スレスレにまで頭を下げる奇妙なフォームでした。
ですが今回のフォームは、それをさらに超える奇妙なもの!
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なんと腰から上の、頭を含めた上半身を一直線に、地面と平行に伸ばしたまま自転車を走らせているのです!!
常識からはかけ離れた、あまりにも異様なそのフォーム。
ですが御堂筋の体にはその走法がズバリ適応しているようで……
半周近くついていた差を、
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あっという間に挽回し、逆転して見せたではないですか!!
あまりにも早すぎる新生御堂筋。
ですが鳴子もこのまま御堂筋の背中を見送るわけには行きません!!
果たしてこのレースの結末は!?

というわけで、鳴子と御堂筋の一騎打ちが決着する今巻。
総北や箱根に対し、ほぼ一人で立ち向かっていた御堂筋。
おそらく「一人」の力で見れば最強といっても過言ではない男ですが、鳴子も自分のフィールドであるスプリントで引けを取っていては話にならないでしょう!
鳴子の選手としての人生に大きく関わっていきそうなこのエピソード、手に汗握るデッドヒートとなるのです!

さらにこの後、箱根の三年生を贈る最終走行会の様子が描かれます。
チームの要となっていた福富達3年生を送り出す、新主将の泉田をはじめとする1、2年生。
総北と同じく、新世代が引っ張っていくことになる箱根。
新生箱根の実力尾徐々に明かされていくことになるのです!!

御堂筋VS鳴子が決着する、「弱虫ペダル」第30巻は全国書店にて発売中です。
アニメも好評放映中の本作。
相乗効果で更なる盛り上がりも期待できそうですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!