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本日紹介いたしますのはこちら、「超級!機動武闘伝Gガンダム 爆熱・ネオホンコン!」第2巻です。
作者は島本和彦先生と宮北和明先生、脚本に今川泰宏先生。
角川書店さんの角川コミックス・エースより刊行、ガンダムエースにて連載されています。

さて、時間ギリギリでガンダムファイト決勝の会場に飛び込んだドモン。
ですが怪しげな4体のガンダムの襲撃もあり、まだまだドモンには様々な苦難が降りかかってくることは間違いなさそう。
シャッフル同盟の面々も全員ガンダムを乗り換えたことですし、力をあわせて苦境を乗り切ってほしいところですが!?

現在世界の主権を握る男、ウォン。
そんな彼は、ガンダムファイト決勝大会のマッチメイク権も握っているようです。
どんなカードを組めば面白くなるだろうか?
ほくそ笑むウォンがまず注目するのは、やはり東方不敗の愛弟子にして、決勝大会全勝宣言をしたドモンの駆るゴッドガンダム。
そんな彼と、優勝候補にもあげられている実力者、マーキロットの操るゼウスガンダムをぶつけてはどうだろうか?
皆が見たがるカードを、決勝大会開幕によって燃え上がった熱が冷めていないうちに繰り出していくべきだろう!
その考えは、東方不敗も概ね賛成のようです。
ドモンはそれなりに力をつけている。
遠慮せず、どんどん最強のものをぶつけていくといい。
決勝大会は総当たり戦とは言え、途中でモビルファイターが壊れてしまえばそれまでなのだから。
確かにもったいぶって、注目のカードが成立しなかったとしたらそれはもったいないではすみません。
それに加え、全勝宣言をしたドモンが強敵とぶつかり続け、期待が消耗していったらどんな泣き言を言うだろうか?といういやらしいお楽しみもあります。
早速ウォンはカードを決定するのでした!!

当のドモンはといいますと、用意されていたホテルから飛び出し、街をさまよっていました。
そこで意外な人物と再会します。
以前、ネオイタリアで出会った刑事、ベルチーノと!
しかし彼は、ガンダムファイトがキライだと明言していたはず。
それなのに何故このガンダムファイトのメッカにいると言うのでしょうか?
実際、今でもベルチーノはガンダムファイトがキライだと言い切ります。
そんな彼がどうしてここにいるのか?
飯でもおごるからそこで話さないか、とベルチーノはドモンを誘うのでした。

ギアナ高地での修行中はろくな食べ物が食べられませんでした。
そのおかげもあり、まんまとごはんに釣られてドモンはベルチーノに同行します。
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物凄い勢いでごはんを食べる姿に引きながらも、何故ホテルをでたのかと尋ねてくるベルチーノ。
ドモンは、権力に群がる薄汚いやつらが、コソコソ動き回るのが目に入るのがいやだから出てきたんだ、とのこと。
今はドモンも彼らの駒のひとつに過ぎないわけですが、ドモンの目的のためにも今はそれでいいのだそうです。
ひとしきりごはんを食べた後、ベルチーノは今自分が厄介になっている艀を紹介と言い出しました。
夜中寝ていると小さな虫が血をたかりに来るが……とはいうものの、ホテルを飛び出して宿無しのドモンにはありがたい話です。
ご飯もおごって、宿のあても教えた。
そこでベルチーノは、ひとつ頼みごとをしてきた……と思いきや、やっぱいいや、とすぐそれを取り下げました。
気になって追求してくるドモンを、もう少し気が熟してからにするよ、とはぐらかすベルチーノ。
さらにうまいことに近くにゼウスガンダムが停泊してあったのを見つけ、そちらをミロと言うことで話を完全にそらすことが出来たのです。
さすがは優勝候補といわれるだけのガンダム。
一目見ただけでつくりが違う、ということがわかるのです。
二人で呆然とゼウスガンダムを見つめていますと、何しに来た!?と言いながら一人の男がノッ氏ノッ死と現われました。
全勝宣言なんてしたネオジャパンの坊やか、と言う彼はゼウスガンダムのパイロット、マーキロット。
ドモンもたまらず俺は坊やじゃない!と謎の反論をしようとしますが……
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マーキロットさん、身長がバカでっかい!
これなら比較すれば坊やかもしれない、とさらに謎の納得をしてしまうのでした!!
マーキロットは、ドモンに因縁を付けまくってきます。
肉体勝負の国際大会ですらも、お前の国は道具の開発なんかの小細工で勝ってきやがった、肉体でこいってんだ!!
そんな因縁とともに、ドモンをおもいっきり殴りつけるマーキロット。
これは全勝宣言に対する挨拶だ、とマーキロットはドモンを睨みつけるのです。
ドモンもまたその挨拶をもらって、ガンダムファイターの血が騒ぎ始めました。
お返しとばかりに顔面にとび蹴りを炸裂させるドモン!!
ですがマーキロットは微動だにせず、笑顔すら浮かべてドモンをはじき返し……
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踏みつけた挙句に海へとけり落としてしまうのでした!!

ドモンが気が付いたとき、ベルチーノの世話になっている艀の宿にいました。
完全に敗北したドモンですが、実はあえて負けてあげたというのです。
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ガンダムファイターは、ガンダムファイトで勝つのが仕事だ、と!
そうスマートに言うドモンの姿は、不思議とマーキロットより大きく見えるのでした。
そんなドモンになら、教えてもいいと考えたのでしょう。
ベルチーノはここにやってきたわけを話し始めるのです。
投獄されたはずの悪人、ネオイタリアのミケロが、ネロスガンダムで開会式にでていた……
ミケロが脱走した挙句、何か胡散臭い連中がそれの手引きをしている。
ベルチーノは、何とかそれを白日のものにしてやろうと動いているのだそうです!!
ドモンはその話を聞いて
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……聞いておらずに眠りこけていたのですが……

そこはそれ、時間は過ぎていきます。
そして発表されたカードは予定通り、ゴッドガンダムVSゼウスガンダム!
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神だらけのそのバトル、波乱は巻き起こるのでしょうか!?

というわけで、いよいよ本格的に決勝大会が開幕した本作。
今巻の目玉はなんと言っても連続して繰り広げられるファイト!
ゼウスガンダムとの戦いはもちろんのこと、コブラガンダム、そして異彩を放つ戦法を取るマンダラガンダムと、ドモンは相次いで対戦!!
曲者揃いの相手に、ドモンは全焼を続けることができるのでしょうか!?
そしてなんと言っても外せないのは、ガンダムマックスターの後継機マックスリボルバーと、原作ではイマイチ影の薄かったガンダムゼブラ(本作ではゼブラガンダムになってますが)という組み合わせの戦いでしょう!!
マックスリボルバーの性能とは!?
謎の多かったゼブラガンダムの攻撃方法とは!?
このバトルも、いろいろ見逃せません!!

そして今まで息詰まる展開が連続していた為に控えめになっていたコミカルな要素が徐々に増量され始めてきているのも注目!
この調子で島本先生らしい、熱血&脱力の味わいを強めていきそう!
バトルのみならず、そちらの方面も注目していきたいですね!!

戦いの祭典本格開幕、「超級!機動武闘伝Gガンダム 爆熱・ネオホンコン!」第2巻は全国書店にて発売中です!!
コミカル、バトル、熱さと様々な要素が詰め込まれた本作。
次巻以降もより一層激しくなるであろう戦いが楽しみですね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!