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本日紹介いたしますのはこちら、「デビルマンG(グリモワール)」第4巻です。
作者は漫画が高遠るい先生、原作が永井豪先生。
秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスより刊行、チャンピオンREDにて連載されています。

さて、驚くことにミキがデビルマンとなった前巻。
今まで主役陣にデビルマン不在だった本作ですが、いよいよこれによって物語が本格的に始まることになったのです!!

デーモンの襲撃により、阿鼻叫喚の地獄と化した学園。
犠牲者もでたものの、ミキの覚醒、ニクスの協力などもあって襲撃を退けることが出来たのです。
戦いを終え、落ち着いてくるとミキに現実が襲い掛かってきます。
自分がデビルマンになってしまったことで生まれた多くの犠牲。
昔のヒーローが渡り鳥をしていた理由がわかった、悪と戦う力を持った人間は平和な町にいたら迷惑がかかるんだ。
そう言って泣くミキをそっと抱き寄せるアモン。
自然と二人はお互いを求め合い……一夜を共にするのでした。
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デーモン全てを敵にまわすとしてもミキを守る。
アモンが決意を新たにしたその頃、街では異変が起こり始めていました。
夜の闇に紛れて、罪も無い人間を狩り、食らうデーモン。
そんなデーモンを、逆に狩る存在が現われていたのです!
デーモンを容赦なく惨殺していく彼ら。
彼らは、デーモンの力を持ちながら人間の心を持つ……そう、デビルマン!
デビルマンの男は、死に行くデーモンに告げました。
これからはデーモンが怯える番だ!
狩られる恐怖に、俺たちデビルマンの恐怖にな!!
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……ついにデビルマン軍団が、積極的にデーモンを始末するための行動を始めたのです!!

友人に誘われて、気分転換も兼ねてファッションショーを観に行くことになったアモンとミキ。
そんな時、ミキと友人はファッションショーの関係者に声をかけられ、モデルの欠員を埋めることになってしまいました。
ファッションショーの演出を手がける舞台演出家、リョウやその助手、サヱコに押し切られるまま、モデルとして舞台上を歩く二人。
その評判は上々で、主催者であるドイツの名門貴族、クラインバルト姉妹もにこやかに褒めてくれました。
流れでそのまま打ち上げにまで呼ばれることになってしまいます!
断るのもなんですし、打ち上げに参加することにした二人。
アモンはそう言う場が好きなほうではないでしょうし、ミキも帰っていい世と促してくれました。
会場にデーモンがいたから気をつけろ、と言い残し、去っていくアモン。
二人はハイタッチを交わして分かれるのですが……その会場にいたデーモンが問題。
姿こそ現さなかったものの、アモンの脳内に直接語りかけて衝撃的な事実を告げたのです!
シレーヌは生きている。
作中では、ツバサと言う存在はすでに消滅し、シレーヌが彼女のフリをしていることは判明しています。
ですがアモンとミキはそのことを知らず、今は彼女を超能力的なものを持つ妹として迎え入れているわけで……
家に帰るなり、アモンはツバサを締め上げます。
ここで黙っていても意味はないと考えたのでしょう、シレーヌもまたあっさりと自分がツバサではないことを詳らかにするのです。
そして、ミキの大切な妹を殺すのか?と挑発してくるシレーヌ。
しかしアモンはためらいません。
ミキの平和を守るため、この手でデーモンを滅ぼすと決めたのですから!!
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空中で激しく交差する両者。
因縁の相手でもあるアモンとシレーヌ、二人の雌雄はここで決してしまうのでしょうか!?
仮に狩ったとしても、愛する妹を殺されたとミキが知ってしまったら……?
どちらに転んでも、ただ事ではすまなそうです!!

そのころ、ミキは意外すぎるものを目撃していました。
イベントの成功を喜び合う、クラインバルト姉妹とリョウ。
今後もパートナーとして仕事をして行こう、とリョウを誘うクラインバルト姉妹なのですが、リョウの返答は予想外のものだったのです。
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一人の人間としては、悪魔の皆さんとてを結ぶわけにもいかんのですよ。
にわかに雰囲気は怪しくなります。
恐ろしい形相で、お前は何者だと尋ねる姉妹にリョウははっきり、デビルマン、と答えました!
すかさず姉妹のボディーガードがデーモンの本性を現しながらリョウに襲い掛かるのですが、リョウは難なくそのボディガードを撃破!!
続けて姉妹を「在れ」と言っただけで物質を産み出す能力……「神の力」で作った檻に閉じ込め、一気に始末しようと攻撃!!
が、姉妹も只者ではないらしく、すんでの所で逃げられてしまうのです。

戦いを終えた後、リョウはかくれて様子を窺っていたミキを招き入れます。
するといつのまにかサヱコも姿を現し、ミキに語りかけてきました。
私もリョウも、あなたとともに戦う仲間よ。
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ようこそミキさん、デビルマン軍団へ!!

というわけで、様々な動きが見え始めた本作。
シレーヌVSアモン、デビルマン軍団の台頭。
さらにこの後、デーモン側にも大きな動きがおきまして……
新たな人物、リョウの登場がきっかけとなり、事態は混迷することに!!
デビルマンとデーモン、リョウとクラインバルト姉妹、シレーヌ、そしてミキとアモン。
それぞれの立場と思惑が絡み合い、戦いはより複雑に、激しく変化!!
この巻のうちからとんでもない出来事が連続して起こる、一瞬たりとも油断できない展開が始まるのです!!

激動の時、「デビルマンG(グリモワール)」第4巻は全国書店にて発売中です!
ついにその動きを活発化させ、デーモンに宣戦布告をしたデビルマン軍団。
人類の反撃が始まった、と喜びたいところですが、素直にそう受け取っていいものか……?
まだまだ二転も三転もありそうな本作から、目が離せませんね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!