et0
本日紹介いたしますのはこちら、「エゴコロ・トイロ」第1巻です。
作者は林崎文博先生。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスGJより刊行、グランドジャンプPREMIUMにて連載されています。

林崎先生は92年頃にデビューしたベテランの漫画家さんです。
少年サンデーでデビューしたのち、同時期に少年エースと月刊少年ジャンプで連載、その後ヤングアニマル系列の雑誌で長期連載を持つ……と言った、様々な出版社さんで活躍。
代表作となるのは、お色気+格闘ものの「つきあってよ!五月ちゃん」やいわゆるヤンキーものである「VF アウトサイダーヒストリー」あたりでしょうが、この2作品を見ただけでもわかるように、様々なジャンルに挑んでいらっしゃいます!!

さて、本作はラブコメディです。
とある大学生の、「絵」と「女性」のアレコレを描く作品となっています!

絵画コンクールに出す絵のモデルを探していた天野。
名乗りを挙げてくれたのは、親の再婚相手がつれてきた義理の妹、麦でした。
ですが天野が描きたかったのはヌードモデルでして。
いかに兄妹といえども、まだ小学生であった麦を脱がすわけには……と天野は思っていたのですが、当の彼女はやる気まんまん!
その勢いに負けて結局彼女の裸体を描くことになった天野なのですが、いざ脱いだ彼女を前にしてみると……
et1
天使がいた。
思わずそう感じ、息を飲む天野!
驚くほど滑らかに筆は動き、完成した作品はコンクールで大賞を受賞!
将来を有望視され、ゆくゆくは画家になるんだ、と本人は確信したのですが……

そんな栄光も今は昔。
現在は毎日絵も描かずバイトに精を出す、美大生活6年目……というていたらくです。
あのあと、天野の天使、麦は遠くに行ってしまいました。
天野の両親が仕事の都合で海外に転勤してしまったからです。
美大進学を控えていた天野は日本に残る選択肢を選んだものの、小学生である麦は当然海外についていくしかなく。
生活態度を正してくれる両親がいなくなり、創作意欲を掻き立ててくれた天使を失ったという状況で、天野の生活は完全にだらだらモードに。
しかも一度天使に会ってしまった為、スレンダーな女の子にしか興味が湧かない&描きたいと思わなくなってしまう、というおまけ付きで……

バイトしている弁当屋さんの店主は、ムッチリしたからだが魅惑的なバツイチの紫乃さん。
そんな彼女のおしりを眺め、このおしりとあの麦の小さなおしりが同じ女性のおしりとは思えないなー、などと考えておりますと、ふいに声をかけられてしまう天野。
et2
バイクで現われたその人物は、ロングヘアーの似合う後輩(といっても天野の留年のせいで同学年ですが)、もみじでした。
紅葉とであった第一印象は、画風が似ていることで比較ばかりされていいものではなかったのですが、幸龍を交わすうちにものの好みが一緒だったり、飲み込みが早くて絵を描ききる強さもあって絵描きとしてはむしろ尊敬できたりするところもありまして。
天野からすればなんていいますか、「キライではない」存在なのでした。
そのスレンダーな体系もあいまって、麦の後に唯一描いてみたい女性であったもみじですが、ヌードモデルを依頼しても袖にされてしまいます。
冗談半分のような言い方で言ったのもまずかったのでしょうが、エッチだと罵りながらもそこまで起こってはいない感じで。
もみじも実はなんだかんだと天野のことがキライではないようです!

バイトが終わる頃迎えに来るから、今晩ある打ち上げに一緒に行こうと言い残してもみじが去って言った後。
今度はなんだかものすごいスタイルのいい金髪の女の子が現われ、天野に話しかけてきました!
et3
問題はそれが、英語であること。
たくさんのお弁当を購入した彼女、しどろもどろになって対応し何とか接客を済ませます。
抜群のスタイルの美人外国人。
珍しいお客さんではありましたが、そんなお客さんが来ることもたまにはあるでしょう。
たまたまやってきただけの、単なるお客さんの一人。
たったそれだけの関係だったはず、なのですが……

その後、打ち上げを終えてうちに帰る天野。
もみじを駅まで送ってから帰ることになったのですが、その時にさりげなく「この後」をアピールする彼女に気がつかず、天野は普通に見送ってしまうのです。
ですが天野がそそくさと帰ったのには、ちょっとだけ理由がありました。
明日、久しぶりに天野の親たちが帰ってくるため、荒れ果てた部屋を掃除しなければならなかったからです。
しかしいざ暗い部屋に帰ってみますと、ネガティブなことばかり頭に浮かんで片付けなんて手につきません。
et4
麦が今の自分を見たらどう思うだろうか。
何もなさずだらだらと過ごした6年の大学生活。
絵を描かないいいわけばかりがうまくなって、絵のほうはうまくならないまま……
そんなことを考えているうちに、何もかもいやになってしまいました。
掃除は明日でいいや、これからのことを考えるのも明日でいいか。
ごろりとベッドの上に横になると……何かの感触を感じました!
ベッドの上に何かいる!?
慌てた天野、やっと今になって部屋の電気をつけると、
et5
そこには見知らぬ……いや、昼間に弁当屋に来た金髪外国人が寝ているではありませんか!!
鍵はちゃんとかけてありましたし、破られたりした形跡もなかったはず。
もう何がなんだかわからない天野ですが、その金髪外国人が起き上がり、眠そうな目をこすりながら衝撃的な言葉を発したのです!
「お兄ちゃん」……と!!!
et6
なんとこの美少女、外国人ではないどころか……あの天使、麦だったのです!!
突然やってきて、見違えるように成長した麦。
天野と彼女の、まさかの共同生活が幕を開けることとなるのです!!

というわけで、天野と彼を取り巻く女性達の日々を描いていく本作。
このあと天野は、いろいろあって麦と二人暮らしをすることとなります。
別人のように生長した麦ではありますが、過去の思い出はやはり大きいもので。
天野の創作意欲は回復を始めるのですが、麦だけでなくもみじのことや、麦がたわわに生長したおかげかふくよか系にも食指が動くようになり、紫乃も描きたいと思うようになり?
ですが口下手なところのある天野はそれをうまく伝えられませんで。
うまいこといかないものだと頭を悩ませるうちに、事態はもっとこんがらがっていくのです!
天野が描くのは麦か、もみじか、紫乃か、あるいは皆なのか?
そしてなんだかんだもてている天野と結ばれるのは……?

創作意欲を揺さぶる第2の天使は誰なのか?「エゴコロ・トイロ」第1巻は全国書店にて発売中です!
天野の創作意欲を受け止めてくれる存在は誰なのかが気になる本作。
林崎先生の持ち味である、魅力的な女性が惜しげもなくさらしてくれるエロスも要注目ですよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!