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本日紹介いたしますのはこちら、「ハイスコアガール」第5巻です。
作者は押切蓮介先生。
スクウェア・エニックスさんのビッグガンガンコミックスより刊行、月刊ビッグガンガンにて連載されています。

さて、高校生になったハルオはすっかり家庭用ゲーマーになり、バイトなんかにも精を出していました。
その間に日高はメキメキとゲームの腕を上げていて、ハルオとの実力関係は完全に逆転してしまったのです!
ゲームの腕を磨きなおそうとし始めたハルオですが、そこで高校生になってよりいっそう束縛の強くなった大野と再会するのです。
その仲睦まじい様子を撮影したプリクラを目撃してしまった日高は、ついにその想いをあふれさせてしまい……

私と再戦して、矢口君が勝ったら私は大人しく引き下がる。
でももし私が勝ったなら、私と付き合って。
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日高が提案してきたのは、そんな衝撃的な言葉でした。
実力が逆転した日高にボッコボコにされて以来、ハルオは幾度となく日高に再戦を挑んでいます。
ですがいつもはぐらかされてきていたのですが……その再戦のお願いを、こんなところで使おうと言う日高。
ハルオはといいますと……正直戸惑っていました。
なにせ昨年、94年は激動の年。
スパ2X、真サム、KOF94、龍虎の拳2、そしてヴァンパイアにバーチャ2と、格闘ゲーム史に残る名作が続々とリリースされ、ハルオは嬉しい悲鳴をあげていたのです。
その上、大野関係でまさかの猛勉強+受験失敗……
こんなときに、ただでさえ恋愛関係に鈍感なハルオが日高の気持ちに気がつけるわけが無いではないですか!!
困り果てたハルオは、親友のイケメン、宮尾に相談を持ちかけることに。
それとなく聞こうとしたはずですが、流石のイケメン宮尾にはすべて見透かされていまして……
日高にははっきりと自分が好きな人の名前を告げるべきなんじゃないか?とアドバイスされてしまうのです。
が、問題はハルオ自身が自分の大野への思いに気がついていないこと!
こんな鈍感極まりないハルオにたまりかねて日高も告白したんだな……とっさっしたイケメン宮尾は、日高の気持ちも汲んであげるべきだと察知。
ハルオには、日高との対戦を受けるべきだ、向こうが覚悟を決めたんだからハルオも決めろ!と忠告。
ハルオが勝っても相手の気持ちが簡単に変わるとは思えないが、「俺には他に好きな人がいるんだ!」と正直に言ってやるんだ!!
ハルオが負けたら鈍感な男へ積み重ねてくれた日高の気持ちに答え、日高以上に愛してあげればいい!!
イケメン宮尾らしいアドバイスですが、ハルオは……?

そんな紋々のたまるある日、ハルオの家に思いも寄らない来客がやってきたのです。
なんと、大野の家庭教師の業田が一人でやってきたのでした!!
家出した大野を一人で探し出し、保護したハルオ。
そのことに関してお礼を言いに来た……と言うのがとりあえずの建前だったようですが、本当の目的はそこではありませんでした。
同席していたハルオの母が少し席を外したスキに、彼女は本題に入ります。
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大野との交友関係を、今日限り断ち切ってほしい、と。
大野は家の方針に従って努力している。
高校生という精神的にもまだまだ危ういこの時期に、余計な刺激を与えたくない。
ましてや大野は女、ハルオは男。
若気の至りで何か間違いがあってはならない。
大野もハルオも学業が本分の学生である今、うつつを抜かしている場合ではないだろう。
二人が好きなゲームとやらは、「今」やらなくてはいけないのか?
大野が今必死に前へすすむ最中、今あなたは足を引っ張っている。
あなたは厄介者だ……
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はっきりとそう言いきる業田。
なんといいますか……正論であることは間違いありません。
ハルオは何も言えず、黙りこくるのです。
そんなタイミングで戻ってきた母親。
帰ってくるなり、業田先生も指導者としていろいろ気苦労もあるだろうが、私の息子を「厄介者」扱いは無いだろう、と言い出したのです!!
まさか聞かれているとは思わなかった業田は少しビックリしますが、損なのはお構いなしに治夫の母は続けます。
治夫は何の手がかりもなく、数時間かけて大野を探し出した。
それは下心ではなく、心のそこから心配したからこそできる行為だ。
家庭によって育て方が違うのは当然だが、がんじがらめは可愛そうだ。
業田先生に物申すわけではありませんが、自分は伸び伸びと育てたことを後悔していない、本当にいい息子に育ってくれたと思っている。
子供を心の底から理解したうえで、業田先生も後悔しない育て方をしてください。
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……この言葉で、業田の心が動くことは無いでしょう。
ですが、ハルオに圧力をかける気持ちをそぐ事は出来たようです。
この場は大人しく引き下がっていく業田。
しかし、その後も大野の束縛はどんどんと強まっていくのでした……

大野のせめてもの安らぎにと、車内に密かにゲームギアを隠してプレイさせていた運転手のじいや。
そのゲームギアが業田に発見されてしまい、業田は首にこそならなかったものの、運転手の任を解かれてしまいます。
心を許せる人物との接点がさらに減らされ、より心をすり減らしていく大野……
ですがじいやはそんな大野のために、運転手の任は今日限りだから、これからドライブに行かないか?とこっそり誘ってくれたのです。
じいやが寄りたいところがある、と大野を連れて行ったのは
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ハルオの家!!
ハルオと大野の久しぶりの逢瀬はどんなものになるのでしょうか?
そしてこれが大野としばらくの別れを告げる出会いとなってしまうのでしょうか……?

というわけで、激動が続く本作。
着々と迫る日高との再戦、より追い詰められていく大野、揺れ動くハルオ……
そこに突然大野の姉、真が参戦!
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ハルオとの対戦に必勝を期すため、更なる訓練をつんでいく日高。
日高との再戦を控え、大野との関係も難しくなっていると言うのに、不思議なほど落ち着いているように見えるハルオ。
黙々と日々の予定をこなしていく大野。
そしてなんだか物語を引っ掻き回してくれそうな気配をみせる真。
それらのそれぞれのドラマが進行して行き、やがて来るであろう交差点が徐々に見えてきます!
各人の想いが、どのように決着するのか!?
重大な物語の鍵となるであろう、ハルオと日高の決戦は目前!
果たしてこの後、どうなっていくのでしょうか……!!

三者三様の感情があふれ出す、「ハイスコアガール」第5巻は全国書店にて発売中です!!
今巻も同日に限定版が発売。
今回はナムコのゲームミュージックのアレンジサントラが同梱されておりまして、そちらの内容と共に安駄婆と安駄婆ルックの大野の競演が見られるパッケージも必見ですよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!