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本日紹介いたしますのはこちら、「東京喰種 トーキョーグール」第10巻です。
作者は石田スイ先生。
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスより刊行、週刊ヤングジャンプにて連載されています。

さて、グールとしての道を歩み始め、自分の運命を捻じ曲げた元凶と思われる医師、嘉納を追うカネキ。
カネキ達と、アオギリの樹、CCG、そして嘉納。
4つの勢力がそれぞれの思惑で動き、複雑に絡み合っていきます。
果たしてこの混沌とした状況はどのような方向へ向かうのでしょうか……?

カネキの親友であった、永近を一員に加えたCCG。
今まで単なる学生であったにもかかわらず、グールに関してあまりにも鋭すぎる永近に、暁や亜門は疑いの目を隠しきれません。
が、その怪しさを裏付けるようなものも無い今、彼をどうこうするわけにも行かず。
胸にもやもやを残しながらも、調査を進めていたCCGですが、ついにある人物にたどり着いてしまいました。
「大食い」こと、リゼが消息を絶った前年の10月。
その時起きたのがこの物語の始まりといえる「鉄骨落下事件」です。
重傷を負った青年に、志望した少女の臓器を遺族に無断で移植し、バッシングも起きたこの事件。
執刀したのは他ならぬ嘉納なのですが、彼がもとCCGの解剖医であるとなれば関係が無いと思うほうがおかしいでしょう。
さらに今現在、嘉納は行方知れず。
それに加えその移植を受けた青年……
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カネキも行方が分からなくなっているわけで。
もしその移植元となった死亡した少女が、「大食い」だったなら?
カネキの調査が必要なのは自明の理です。
……そしてカネキは、異様なまでにグールに詳しい永近の親友。
こちらも偶然の一致では、済まされない気がします。

そのカネキはといいますと、嘉納に通じる手がかりを掴もうとしているところでした。
嘉納の執刀の手伝いをしていた看護士、田口。
状況から考えて、彼女が嘉納についての情報を握っていることはほぼまちがいなさそう。
彼女を尋問し、もし何も知らなければすぐ解放。
知っていれば……
そんなことを月山達と話し合っているうちに、田口は姿を現しました。
音も立てず、田口を包囲
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……したのは、カネキ達ではありませんでした。
見慣れない金髪のグールと、その仲間と思われる数名のグール。
どうやら彼らも、嘉納の情報目当てに田口を尋問しようとしているようで……
このままでは現状最大の手がかりをみすみす逃してしまうこととなります。
やむなくカネキたちは姿を現し、彼女を探すのは自分たちだと宣言するのです。
するとその金髪のグール、俺の「神アニキ」であるヤモリをヤったのはお前か、と言ったかと思うと、何で俺をおいて逝っちまったんだ、とヤモリへの思いを昂らせて泣き叫び始めるではないですか!!
今まで様々なタイプのグールと出会い、肉体的なものから精神的なものまで様々なふれあいをしてきたカネキ。
ですがいきなりこんな風に泣き出すタイプは初めてです。
なんだコイツ、ヤモリの仲間なのか、収容所に囚われていたのか?
そんな考えが脳裏に過ぎり、思わず動きを止めてしまうカネキ。
その上空から
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何かが降下してきました!!
咄嗟にカネキは実を交わしますが、凄まじい衝撃と共にカネキのいた場所の地面はひび割れ、砕け散ります。
落下してきたそれは、ざんばらの長髪になまずひげをはやし、体は筋骨隆々と言う言葉も生易しいほど鍛え抜かれた男……「シャチ」でした!
収容所に囚われていた6区のリーダーであるが、なぜアオギリに協力しているのでしょうか……?
考えているヒマはありません。
シャチは目にも止まらぬ動きでカネキの目前に迫り、強力無比の攻撃を仕掛けてきます!!
跳ね上げられた蹴りは、しっかりと固めたガードをはじいたばかりか、そのガードを作り上げていた腕を破壊してしまうほどの威力!!
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ここで田口を奪われるわけにはいかない、と考えたカネキは赫子を出し、全力で攻撃を仕掛けることにするのですが、渾身の一撃はシャチに刺さりはするものの、決定的なダメージには至りません。
シャチはすぐに自らの赫子を出し、カネキの赫子を切断して脱出!
普通の人間よりもはるかに優れた目を持つはずのカネキを持ってしても、シャチの動きは捉えきれず。
姿を見失ったその刹那、
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筆舌に尽くし難い重さを持った一撃がカネキの腹部に叩き込まれたのでした!!
カネキは大量の吐血をし、もはや戦闘不能。
シャチはというと、超笑止!とふざけているのか真面目なのかわからないセリフをはいたあと、誰かに電話して「例のヒト混ざり」は始末していいのか?と尋ね始めました。
細かいことまではわかりませんが、電話相手はそれを許可しなかったようで。
物好きめ、とはきすてると田口を担ぎ上げ、そして先ほどの金髪のグール、ナキたちと共に立ち去っていってしまうのでした。
完全なる敗北、奪われた田口。
己の無力さを痛感したカネキは、ひたすら悔恨の呻きを漏らすのでした……
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というわけで、嘉納をめぐる戦いが激化していく今巻。
カネキ、そして嘉納の存在を怪しみ始めたCCGも、この戦いに絡んでこないはずがありません。
田口を奪われてしまったカネキたちは、嘉納に迫るまた別の方法を探らなければならなくなりました。
ですが問題はそれよりも、、あまりにも強すぎるシャチのほうが大きいでしょう。
敗北したカネキは、この負けをバネにしてより強くなろうとします。
しかしシャチの力はそんなレベルではないほどのもので……
カネキVSシャチ、今にもその手をカネキ達に届かせようとしてくるCCG、暗躍する嘉納たち。
ぶつかり合うときは、もうすぐそこ!!
さらに物語は大きなうねりを生み出し、混沌はさらに深まっていくのです!!

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予測不可能な展開と、激化するバトルが楽しめる本作。
とうとうアニメ化も決定し、これからもますます盛り上がっていきそうですね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!