本日紹介いたしますのはこちら、「危ノーマル系女子」第1巻です。
作者は真田ジューイチ(カトウハルアキ)先生。
フレックスコミックスさんのメテオコミックスより刊行、コミックメテオにて連載されています。
さて、普通じゃない、危険さを孕んだ美少女達に囲まれたシンヤの日常を描いていく本作。
アグレッシブなストーカーの十華、前世から自分とシンヤは主従の関係にあると妄想している夜子、ことあるごとに「お仕置き」されたがる雅美、シンヤの血を強請り啜る赤鐘、日常のほとんどを寝てすごす眠り姫の夢路、兄であるシンヤを独占したくて仕方が無い迷、そして幼馴染にして連続無差別殺人犯であるさつき……
そんなあまりにも危険な少女達に囲まれているシンヤもまた、どんな出来事を目の当たりにしてもその瞳の奥の感情はまったく動いていない、普通で無い存在で。
あまりにも異常なこのコミュニティは、これからどんなネジれを見せていくのでしょうか……?
城下女子高等学校。
その高校に勤務している若い男子教師、鈴木は日々仕事に打ち込んでいます。
教師という職業は一般的な仕事に比べれば多少特殊ではありましょうが、だからと言って特別に変わっている、と言う仕事でもありません。
他の仕事と同じように、苦労や悩みもある。
そして、何事だってやるからには楽しんでいたい、と思っていました。
特に鈴木の職場は女子校。
思春期の真っ只中にある少女達に囲まれての仕事と言うことで、殊更気を使わなければなりません。
情熱的になりすぎず、踏み込みすぎず、突き放しすぎもせず。
仕事でも趣味でも、その付かず離れずと言うスタンスで挑んでいけば上手くこなせる。
それが鈴木の持論。
この国に暮らす大半の人と同じように「トラブルは避けて通る」人間であると自負する鈴木ですが……
教鞭を執っている合間に、その視線が不自然にとまることがありました。
深い闇をたたえた瞳で、誰にも気づかれない程度に凝視しているその相手は……
シンヤの妹、迷。
授業が終わった後、生徒達から話しかけられ、にこやかに応対している間にも、その視線はちらちらと姪を捕らえていたのでした。
鈴木が校内を移動していると、女生徒が二人なにやら九対様子で話し込んでいました。
何かあったのか、と声をかける鈴木ですが、すぐにその言葉が失言であったことに気が付きます。
彼女達が落ち込む「あの事」がすぐに思い当たったからです。
案の定彼女達は、「あの事」に関しての話をしていたようで……
彼女達の友人、石丸安那。
その安那が、ここ一週間行方知れずになっているのです。
学校に来ないのはもちろん、両親すらもその行方がつかめない、文字通りの行方不明。
力になりたいのは山々だが、こればかりは……と一緒に心配する鈴木。
彼女達は、先生のせいじゃ無いし……とその気遣いに感謝するのです。
……思春期の少年少女の行方不明。
総珍しくは無い出来事で、その実情は大半が単なる家出に過ぎません。
石丸安那もまたそんな事例と同じように、忽然といなくなってしまった……
安那を案じて、心配の涙で頬をぬらす少女。
鈴木は彼女達を見て、心から同情していました。
こんなに心配して、可愛そうに。
君はもう二度と石丸安那に会う事はできない。
私が、土に埋めてしまったから。
鈴木には密かな趣味がありました。
女性に乱暴し、傷つけ、命を奪うこと。
そんな凶行にえもいわれぬ興奮を覚え……すでに3人、その手にかけていました。
もしこの出来事が白日の元にさらされたなら、生徒達に慕われる良い教師と言うレッテルは一気に剥がれ落ち、最低な屑として蔑まれ、罵られることになるでしょう。
ですがそんなことは鈴木にとってどうでもいいのです。
平穏な日常を過ごすことと同じくらい、この異様を為すことを楽しんでいるのですから。
そんな彼が最近、ターゲットとして視界に入れ始めている女生徒がいました。
……御種迷。
そう、迷です。
すぐにでもその手にかけたい。
でも、今はまだ時期ではない。
自分らしくゆっくりやろうじゃないか。
いつか、必ず。
そうやって自分の心の中で欲望と自制の折り合いをつけていた鈴木。
自宅に帰ると、郵便受けの中に奇妙なものが入っていることに気が付きます。
封筒の中に、写真が数枚。
その写真に写っていたのは、
石丸安那をはじめとして、鈴木が手にかけた三人の女子!!
そしてもう一人分、見も知らぬ女子の写真が入っていて……?
血の気の引く鈴木!
この封筒の中には、写真以外には何も入っておらず……?
脅迫というわけでもなさそうですし、そもそも犯行を誰かにみられたりなどしたことは無いはず。
そしてこの見も知らぬ女子は一体?
この出来事をきっかけに、物語は一気に動き始めるのです!!
というわけで、鈴木編が展開する今巻。
偏執的に自分を求めるとは言え、迷はシンヤの可愛いかわいい妹。
狙われている、ということを知っていれば黙ってはいないでしょう。
ですが鈴木は慎重に物事を進めてきたはず。
事件がばれるようなヘマをするでしょうか……?
そして今鈴木を追い詰めている写真。
鈴木が手をかけた3人をどうやって特定したのか、謎の見知らぬ女子が混ぜ込まれた意図はなんなのか。
迷が狙われている以上、それらにシンヤが関与していることは皆さんお分かりでしょう。
どうやってそこにたどり着いたのか。
いかにして鈴木を追い詰め、迷を助けるのか?
本作ならではと言っていい、普通ではない攻防、そして結末が描かれているのです!!
鈴木編決着まで収録の「危ノーマル系女子」第2巻は全国書店にて発売中です!
冷静な殺人鬼に狙われた迷を救えるのか?
何が起きてもおかしくは無い本作、最後まで目が離せません!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
作者は真田ジューイチ(カトウハルアキ)先生。
フレックスコミックスさんのメテオコミックスより刊行、コミックメテオにて連載されています。
さて、普通じゃない、危険さを孕んだ美少女達に囲まれたシンヤの日常を描いていく本作。
アグレッシブなストーカーの十華、前世から自分とシンヤは主従の関係にあると妄想している夜子、ことあるごとに「お仕置き」されたがる雅美、シンヤの血を強請り啜る赤鐘、日常のほとんどを寝てすごす眠り姫の夢路、兄であるシンヤを独占したくて仕方が無い迷、そして幼馴染にして連続無差別殺人犯であるさつき……
そんなあまりにも危険な少女達に囲まれているシンヤもまた、どんな出来事を目の当たりにしてもその瞳の奥の感情はまったく動いていない、普通で無い存在で。
あまりにも異常なこのコミュニティは、これからどんなネジれを見せていくのでしょうか……?
城下女子高等学校。
その高校に勤務している若い男子教師、鈴木は日々仕事に打ち込んでいます。
教師という職業は一般的な仕事に比べれば多少特殊ではありましょうが、だからと言って特別に変わっている、と言う仕事でもありません。
他の仕事と同じように、苦労や悩みもある。
そして、何事だってやるからには楽しんでいたい、と思っていました。
特に鈴木の職場は女子校。
思春期の真っ只中にある少女達に囲まれての仕事と言うことで、殊更気を使わなければなりません。
情熱的になりすぎず、踏み込みすぎず、突き放しすぎもせず。
仕事でも趣味でも、その付かず離れずと言うスタンスで挑んでいけば上手くこなせる。
それが鈴木の持論。
この国に暮らす大半の人と同じように「トラブルは避けて通る」人間であると自負する鈴木ですが……
教鞭を執っている合間に、その視線が不自然にとまることがありました。
深い闇をたたえた瞳で、誰にも気づかれない程度に凝視しているその相手は……
シンヤの妹、迷。
授業が終わった後、生徒達から話しかけられ、にこやかに応対している間にも、その視線はちらちらと姪を捕らえていたのでした。
鈴木が校内を移動していると、女生徒が二人なにやら九対様子で話し込んでいました。
何かあったのか、と声をかける鈴木ですが、すぐにその言葉が失言であったことに気が付きます。
彼女達が落ち込む「あの事」がすぐに思い当たったからです。
案の定彼女達は、「あの事」に関しての話をしていたようで……
彼女達の友人、石丸安那。
その安那が、ここ一週間行方知れずになっているのです。
学校に来ないのはもちろん、両親すらもその行方がつかめない、文字通りの行方不明。
力になりたいのは山々だが、こればかりは……と一緒に心配する鈴木。
彼女達は、先生のせいじゃ無いし……とその気遣いに感謝するのです。
……思春期の少年少女の行方不明。
総珍しくは無い出来事で、その実情は大半が単なる家出に過ぎません。
石丸安那もまたそんな事例と同じように、忽然といなくなってしまった……
安那を案じて、心配の涙で頬をぬらす少女。
鈴木は彼女達を見て、心から同情していました。
こんなに心配して、可愛そうに。
君はもう二度と石丸安那に会う事はできない。
私が、土に埋めてしまったから。
鈴木には密かな趣味がありました。
女性に乱暴し、傷つけ、命を奪うこと。
そんな凶行にえもいわれぬ興奮を覚え……すでに3人、その手にかけていました。
もしこの出来事が白日の元にさらされたなら、生徒達に慕われる良い教師と言うレッテルは一気に剥がれ落ち、最低な屑として蔑まれ、罵られることになるでしょう。
ですがそんなことは鈴木にとってどうでもいいのです。
平穏な日常を過ごすことと同じくらい、この異様を為すことを楽しんでいるのですから。
そんな彼が最近、ターゲットとして視界に入れ始めている女生徒がいました。
……御種迷。
そう、迷です。
すぐにでもその手にかけたい。
でも、今はまだ時期ではない。
自分らしくゆっくりやろうじゃないか。
いつか、必ず。
そうやって自分の心の中で欲望と自制の折り合いをつけていた鈴木。
自宅に帰ると、郵便受けの中に奇妙なものが入っていることに気が付きます。
封筒の中に、写真が数枚。
その写真に写っていたのは、
石丸安那をはじめとして、鈴木が手にかけた三人の女子!!
そしてもう一人分、見も知らぬ女子の写真が入っていて……?
血の気の引く鈴木!
この封筒の中には、写真以外には何も入っておらず……?
脅迫というわけでもなさそうですし、そもそも犯行を誰かにみられたりなどしたことは無いはず。
そしてこの見も知らぬ女子は一体?
この出来事をきっかけに、物語は一気に動き始めるのです!!
というわけで、鈴木編が展開する今巻。
偏執的に自分を求めるとは言え、迷はシンヤの可愛いかわいい妹。
狙われている、ということを知っていれば黙ってはいないでしょう。
ですが鈴木は慎重に物事を進めてきたはず。
事件がばれるようなヘマをするでしょうか……?
そして今鈴木を追い詰めている写真。
鈴木が手をかけた3人をどうやって特定したのか、謎の見知らぬ女子が混ぜ込まれた意図はなんなのか。
迷が狙われている以上、それらにシンヤが関与していることは皆さんお分かりでしょう。
どうやってそこにたどり着いたのか。
いかにして鈴木を追い詰め、迷を助けるのか?
本作ならではと言っていい、普通ではない攻防、そして結末が描かれているのです!!
鈴木編決着まで収録の「危ノーマル系女子」第2巻は全国書店にて発売中です!
冷静な殺人鬼に狙われた迷を救えるのか?
何が起きてもおかしくは無い本作、最後まで目が離せません!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
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