今回紹介いたしますのはこちら。

「黄門さま ~助さんの憂鬱~」第1巻 徳弘正也先生
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスGJより刊行です。

「読めば面白い」漫画を描き続けていらっしゃる徳弘先生。
「ふぐマン」がアンケートで人気を取りながらも打ち切られてしまい、長くお勤めしていらっしゃった集英社さんを離れて小学館さんで「亭主元気で犬がいい」を連載されました。
そちらも非常に面白かったのですが、残念ながら8巻で終了してしまいます。
その後の活動が注目されていたのですが、復帰先はなんと集英社さんのグランドジャンプ!
早くも集英社さんに復帰なされたのでした!!

で、本作の内容はといいますと。
殴りかかられる代わりにお金をもらう殴られ屋ならぬ、木刀で一振りされるごとに5文もらうと言う打たれ屋で食いつないでいる貧乏浪人、進ノ助。
真剣ならば一振り20文という無茶な設定もありましたが、進ノ助はかつて藩の剣術指南だった父から手ほどきを受けていたこともあり、詩朗と同然の剣など苦もなくかわしてしまうのです。
その日暮らしで凌いでいたある日のこと、町に剣術指南役募集の立て看板が立ちました。
喜び勇んで受けに行くものの、なんだか剣術指南役募集としてはいやに実戦的な試験ばかり。
実はこの試験、水戸光圀公の趣味、諸国漫遊のお供……助さんを密かに公募するオーディションだったのです。
しかもその募集する助さん、なんと「4代目」!!
おなじみの助さんが襲名制、しかも4代目というのは一体どういうことなのか!?
あの黄門さまの諸国漫遊に秘められたいろいろアレなもろもろとは!!

そんな感じの本作ですが、今巻はいわばプロローグ的な内容です。
助さんオーディションの決着までと、その黄門さまご一行の裏でぐるぐるととぐろを巻いているどす黒いものが描かれています。
今回のお話はアクション多目のシリアスメインの組み立てになるようで、この第1巻からいろいろと盛り込まれておりまして。
進ノ助のバックボーン、今後に関わってきそうな心のしこりを生む数々のイベント等々、そこだけでも充分面白い上、これから先の展開も気になってしまう2重に楽しめる仕掛けばかり!
バトルも基本的に一撃必殺になってしまう為にやり辛いはずのチャンバラですが、「狂四郎」の例でもわかるように一撃が死につながるヒリヒリ感できっとカバーしてくれるはず!
そもそも「ターちゃん」でも素手でぽろぽろ腕取れたりしてましたし、こっちのほうが徳弘先生の性に合ってるのかもしれませんね!!
さらに言えば「狂四郎」でも導入が時代劇でしたし、徳弘先生はく結構昔から時代劇を描きたかったのかも……?

絵柄的にはやはり癖が強く、その上時代劇と言うどうしても人を選んでしまう本作。
ですが内容はもう流石の一言、グイグイ引き込まれること間違いなし!!
おなじみのシリアスな場面にもギャグを忘れない&下ネタ要素もふんだんに盛り込まれておりますのでご安心(?)を!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!