今回紹介いたしますのはこちら。

「くちびるに歌を」第2巻 原作・中田永一先生、漫画・モリタイシ先生。
小学館さんのゲッサン少年サンデーコミックススペシャルより刊行です。

離島の中学校にある、合掌部で巻き起こった青春の一ページを描いていく本作。
女子だけで楽しくやってきた合掌部ですが、顧問の産休の代理で来た臨時教師の柏木が美女だった為、男子生徒が沢山入って来てしまいました。
当然そうなれば今までなかったぎくしゃくが生まれてくるわけです。

今巻の内容はこんな感じ。
男子のリーダー格、ケイスケに弱みを握られてしまっているナズナは男子に強く言うことができません。
そんな中、合掌コンクールで歌う歌が、柏木が作りかけで放置していたオリジナル曲に決まります。
男子に強く出られないナズナ、オリジナル曲の作詞を引き受けることになってしまうのでした。
その一方、男女間の溝は広まるばかり。
ついにはとある事件をきっかけにして、決定的な亀裂が走ってしまうことになるのです。
女子は男子をコンクールに出さず、女子だけで発表したいと柏木に直談判。
もう関係の修復はできないかと思われたのですが、柏木はのらりくらりとその主張をいなし、男子を省くことを許さないのです。
とは言え男女の軋轢はもう限界。
ギスギスしたまま合唱コンクールの日を迎えてしまうのでしょうか……?

今巻も、さすがは切なさの達人という異名まである乙い……もとい、中田先生の持ち味が存分に発揮されております。
多感にもほどがある中学生、しかも男女の間となれば当然アレコレトラブルが起きるもの。
すれ違いがあり、その後には……
さらに甘酸っぱい甘酸っぱい恋模様もどんどん混迷化していきます。
本作のメインと言える組み合わせは、学園のアイドルとも言える美少女のコトミと、そんな彼女の裏の顔を唯一知っているサトル。
そして、幼馴染同士でケンカ仲間のナズナとケイスケです。
今巻ではその二組の間に、大きな大きな変化がもたらされることに!!
コトミとサトルはほんの少しずつながら距離を縮めているように見えたのですが……
合唱コンクール直前にコトミは、サトルに思いも寄らないお願いをすることになるのです!!
そのお願いの内容は、聞くだけでもサトルの言葉をざわつかせるもので……
ナズナとケイスケのの方もまた、思いも寄らない事態に!!
合唱コンクール直前という独特の雰囲気がそうさせるのかもしれませんが、サトルやナズナからすればたまったもんじゃないでしょう!!
揺れ動きまくる心に、読者もまた振り回されること必至!!
キュンキュンするもよし、やきもきするもよし、ハラハラするもよし!!
モリ先生の可愛らしいキャラクターが一喜一憂する様に、きっと感情移入してしまうはずですよ!!


今回はこんなところで!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!