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今回紹介いたしますのはこちら。

「ジョジョリオン」第6巻 荒木飛呂彦先生
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行されました。

東方家、そしてジョースター家にまつわる、哀しくも不可思議な伝説を知った定助。
吉良とも繋がりがあると言う東方家に、定助が保護されていると言うこともただの偶然ではなさそうです。
一刻も早くその謎に迫りたい定助ですが、その頃康穂のほうも大変な目にあっていました。
東方家の敷地内を探っていたところ、突如現れた手によって、地中に引き込まれてしまったのです!!

康穂が目を覚ますとそこはこじんまりとした小さな部屋。
そこでは東方家の長男夫婦の子ども、つるぎが遊んでいました
地下にあるらしいこの部屋で、つるぎは一人遊んでいる様子。
康穂は早くココから出ようとするのですがつるぎはアレコレ話を振ってきて外に出したくは無い様子。
いい加減にしてと胸倉を掴んだところで康穂は、つるぎが女の子の格好をしているものの、本当は男であることに気がつくのです!
つるぎによれば、この東方家の長男は「病気の魔物」を騙すために12歳まで女として育てられるようで。
その病気を直すためにこの地下の部屋は存在している、と言うのですが……?
とにかくこのままつるぎの相手をしていても始まりません。
康穂は強引に話を打ち切って外にでするのですが、その間際につるぎの折っていた折り紙による「攻撃」を受けてしまいます。
最初は何事もなく、気がつかなかった康穂。
ですが状助と待ち合わせをしようと町にでてやっとその攻撃の恐ろしさに気がつくのです。
ありとあらゆる人間の顔が、すべて同じ顔に見えてしまい……見分けがつかなくなってしまう、という!!
誰が誰なのかわからないまま、町をさまようことになってしまう康穂。
その町には、当然悪意をもっているものもいて……?
康穂は定助と会うことができるのでしょうか!?

そんな感じの今巻。
今巻のメインは、つるぎの能力に翻弄される康穂の姿でしょう。
誰が誰かわからなくなるだけ、というと何てこと無い能力にも見えるのですが、実際に「誰かと会おう」となると厄介極まりないのです!
定助かどうかわからないだけならまだしも、いつもならばいろいろ面倒くさいから避けている存在を避けることができなくなったり、それどころか逆に自分から近寄って言ったりしてしまう恐れも。
いざというときに頼りにしたい警察も、警察であるとはっきりわからなくなってしまったりしますし、当然家にいるであろう存在……例えば、母親のような人物も本当に母親本人なのかわからなくなってしまうわけで。
もう何も信用できないと言う、ギリギリの精神状態に陥ってしまうのです!!
その緊迫の攻撃に耐えるのがメインではありますが、さらに物語の本筋に絡んでくるであろう重要な事実もいくつか明らかにされました。
つるぎをおそう病気というのは、やはりあのジョニィの一家を悲劇に導いたあの奇病と同じなのでしょうか?
この病気をどうにかするのが、定助の自分探しの先にある話になっていく気がします!!
そして突然姿を現す謎の男……!!
この男がラスボスかどうかはわかりませんが、間違いなく鍵を握る存在であることは間違いないでしょう!!
謎の多い本作ですが、ますます謎が増えてまいりました!!
より一層この先の展開が気になりますね!!

今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!