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今回紹介いたしますのはこちら。

「銀河パトロール ジャコ」 鳥山明先生
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。

鳥山明先生による、久しぶりの連載として注目された本作。
魔人ブウ編を描いて、バトルに関しては完全に燃え尽きてしまったらしい鳥山先生、本作でもアクション要素は無いことはないものの、あくまでメインはギャグの作品になっています!

アイドルが乗り込んで飛び立つ宇宙船の話題で持ちきりになっている世間の中で、都会から離れた小島に一人すんでいる老人、オーモリ。
彼のもとに、妙な来客がやってきます。
見たことのない飛行機を墜落させ、その飛行機を担いだまま泳いで小島にたどり着いた妙なビジュアルのその男。
彼は自分のことを銀河パトロールのスーパーエリーとのジャコだと名乗り、この地球に向かって飛んできている凶悪な宇宙人を撃退するためにやってきたのだといいました。
ですがこのジャコ、身体能力はそれこそドラゴンボールの世界に溶け込むほど高いものの、いい加減な上にドジでして。
乗ってきた宇宙船を壊してしまっている上、地球人が助ける価値が無いと判断したらすぐ絶滅させる爆弾を作動させる、などと言い出すめんどくさい人物でして。
機械関係の博士だった過去を持つオーモリは、ジャコの宇宙船をできる限りなおしてやろうとするのですが、なかなか一筋縄ではいきませんで。
おまけに様々なトラブルが彼らに降りかかり、事態は思いもよらない方向へ転がっていくのでした!

と、こんな感じの本作。
本作では、鳥山先生がドラゴンボール後の漫画で重視してきたと思われる、メインキャラ達の間のぬけたやり取りをたっぷりと楽しむことができます、
ジャコとオーモリのほか、いい子ながら謎の多い少女であるタイツ、警察の固茹などがお話に絡んできまして、それぞれがいい味を出しながら物語を進めていくのです。
そして本作を読み進めていくにつれ、鳥山先生の構成力の高さにも驚かされます。
シンプルな物語運びと奇をてらわないにもかかわらずハッとさせられる構図だけに終わらず、無駄ともいえる面白おかしい出来事の様子を楽しんでいたと思ったら、それらがまったくムダではなかったことがわかるはず!
コミカルなギャグでバトルはしないにもかかわらず、手に汗握るクライマックスもバッチリ用意されているのもまたさすが!!
ハラハラドキドキしながらページをめくるタイプの作品でこそないものの、ページをめくる手を止められない魅力溢れる作品であるのは間違いありません!!

本作は単体でも十二分に面白いのですが、ほか作品とのつながりというのも見逃せない点です。
まずこの「銀河パトロール」というのは鳥山先生の中で大きなシリーズとして構想されていたもので、怒実に発売された単行本「カツラアキラ」に収録されている作品と直接的なつながりこそないものの、一連の作品になっているのです!
そして何よりも世間の注目を集めているだろう要素は、「ドラゴンボール」との関連性です!!
実は本作、ドラゴンボールとまったく同じ世界でのお話なのですが……このお話がどうドラゴンボールとつながっていくのか?
思わずおっと声がでてしまうオチが待っていますよ!!

さらに単行本描きおろしで、16ページのドラゴンボール全室短が収録されているのも見逃すわけには行きますまい!!
なんと今まで謎に包まれていた、悟空のお母さんが登場!!
それだけでもファンならば読まずにはいられませんよね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!