sak
今回紹介いたしますのはこちら。

「サクラサクラ」第4巻 もりしげ先生
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行です。

すすむ少子化によって、人口が激減してしまった日本。
その最後の世代「ラストジェネレーション」である、春たち4人は政府による様々な陰謀に巻き込まれつつも、彼らなりに楽しい日常を送っていくのですが……?

コレットがやってきて以来、どうしても気持ちが落ち着かない桜子。
それもそのはず、春にこれでもかこれでもかと積極的にアプローチを仕掛けるコレットを見て、自分もまた春に悪からぬ感情を持っていることに気づかされたのですから。
ですがその自分の感情に素直になれないツンデレ体質である桜子、春と結ばれることは自分が最も忌避している政府、「御老人」の思惑通りにことを進めてしまうこともあって、どうしても自分の気持ちをつまびらかにできないのです。
そんな中、コレットの催してくれたバーベキュー大会を抜け出した春と桜子、桜花。
春は突然2人に周囲をぐるりと包囲しているフェンスの外にでたいと言い出します。
それは本来許されないことですし、そういったお願いをするならば様々な「力」をもつコレットに頼んだほうがいいでしょう。
しかし春はどうしてもこの3人で行きたいんだと強請り、結局そのまま外の世界に繰り出したのです。
そこに拡がっていたのは、日本語がまったく存在していない看板が立ち並ぶ、異国のような町並みでした。
過疎が過疎を生み、移民に国土は選挙され、国外資本に食い荒らされた……
都市部はもはやこの国とはいえない。
そんな言葉が真実であると目の当たりにした春は、桜子にとんでもないことをいいだしたのです。
僕と寝てくれないか?僕と「して」欲しい。
いきなりのド直球なお願い、いったい桜子はどう受けるのでしょうか!?

というわけで、思いもよらない言葉で幕を開ける今巻。
この後今巻では、コレットと桜子の、春を巡るアレコレをメインに物語が進んでいきます。
相変わらずこれでもかこれでもかとアプローチをかけるコレット、戸惑いながらも彼女なりに奮闘する桜子。
そこに桜花が殴りこみ、物凄い勢いで引っ掻き回すのです!
そんな桜花ですが、彼女の中にも今までには感じられなかったモヤモヤを感じ始めていまして。
今まで一歩引いた位置にいたように見えた桜花ではありますが、春を巡る三角関係に本格参入し、刺客関係になるような気配もしてきました!!
そして今巻がそういった恋愛関係に重きをおいていると言うことで、その反動があるんじゃないかという予感も……!!
これからの御老人の動きも見逃せませんね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!