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今回紹介いたしますのはこちら。

「七つの大罪」第8巻 鈴木央先生
講談社さんのマガジンKCより刊行です。

さて、メリオダスに秘められた謎の力が発言しているドサクサに、彼の持つ剣の柄を奪われてしまった前巻。
決意も新たに仲間と神器を探す旅を再開した一同ですが、早くも<色欲の罪>ゴウセルが見つかって……?

旅先で知り合った少年達の一人、アーマンドこそが<色欲の罪>ゴウセルでした。
では、一同がゴウセルだと思っていた鎧の大男は何者なのでしょうか。
ゴウセルはその鎧の中身のことを気にかけているように見えましたが……なんとゴウセルは鎧の大男の首を刎ね、やってきていた刺客たちに差し出してしまったのです!
鎧の大男が目的だった刺客達は、その首と七つの大罪の実力を垣間見たことで満足し、立ち去っていきました。
突然豹変して首を刎ねるなんて、一体どうしたと言うのでしょうか?
ですが実は、鎧の大男は首を刎ねられたにもかかわらずまだ生きていたのです!!
体から奇妙な顔を生やし、凶暴化して襲い掛かってくる鎧の大男。
よくよく見れば、体の中心に普通の人間の上半身が見えます。
そしてその男は、なにやらブツブツと呟いていまして……
どうやら彼こそがこの鎧の大男の本体。
そして元聖騎士で……おぞましき姿のこの怪物は、聖騎士の「なれの果て」だと言うのです!!
しかも戦いを続けていくうちに、その聖騎士はメリオダスたちと面識のある人物だったと言うことがわかってきて。
このまま放っておけば、近くの村に被害がでるでしょう。
ですがだからと言って、もともとは顔見知りの人間だったものを殺めることができるでしょうか……?
そして物語は再び新たな展開へ!
突然巻き起こった急展開で、メリオダス達は一気に王都に突入することとなるのです!!
王都といえば、おしもおされぬ聖騎士たちのお膝元。
そこに突入したとなれば、どう考えても大激戦は必死です!!
ところがその時、王都の方でもとんでもない出来事が起きていて……
物語に息をもつかせぬ激動がやってきそうです!!

というわけで、再び急展開を迎える今巻。
今巻で気になるのはやはり、聖騎士のなれの果て、というあの怪物でしょう。
あの奇妙な怪物が、「新世代」と呼ばれる強大な力を持つ聖騎士たちの陰に生まれた失敗作であることは間違いないでしょう。
それがあの「魔神」とやらの力に関係していることもおそらく間違いありません。
ですがその魔神とは一体何で、その力を利用しようとしているものはどうやってその力を利用することを考え付いたのか……?
その凄まじい力の恐ろしさとともに、数々の疑問が持ち上がってきますね!
そして物語の新展開の方にも注目したいところ。
今まであまり描写されることのなかった王都側のトップどころが登場し、物語に絡み始めるのです。
単純な七つの大罪VS聖騎士だった構図も、そこに魔神の力や新たな勢力が加わり始め、物語は複雑化。
これからの戦いが、激しくなっていくだけではないことを予感させてくれます!!
まだ登場していない七つの大罪や、神器の行方も気になるところ。
アニメ化も決まったことですし、まだまだ盛り上がっていくであろう本作から目が離せませんね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!