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今回紹介いたしますのはこちら。

「東京喰種 トーキョーグール」第11巻 石田スイ先生
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスより刊行です。

カネキたちはすべての事件のきっかけとなった男、嘉納の研究所に潜入します。
ですがそこにはCCGやアオギリの樹もやってきていて、嘉納の手の者も含めた様々な勢力がぶつかり合う構図になってしまいます。
そこでカネキは、様々な衝撃的な事実を垣間見たショックもあってグールの力を暴走させてしまうのでした。

暴走したカネキは凄まじい勢いで暴れまわります。
もはやその意識は完全に正気を失っており、相手が人間であろうともかまわず攻撃を続けるばかり。
このままカネキは正気をうしない、完全な獣へと成り果ててしまうのでしょうか……?
そのほかにも、様々な戦いが火蓋を切っていました。
月山&ナキの急造コンビVS亜門・暁コンビ。
嘉納の僕、クロ&シロVS鈴屋。
どれをとっても死の臭いがすぐ隣に迫る、息詰まる攻防となっています。
そんな戦いの中で明かされたのは、今まで謎に包まれていたクロとシロの正体です。
彼女達がもともとカネキと同じ普通の人間だった……というのはなんとなくわかっていたことですが、その過去に鈴屋と繋がりがあったことがわかったのです。
彼女達はもともと、CCGの訓練生が通うアカデミーの候補生でした。
グールによって天涯孤独となった子どもを引き取り、教育や生活を助ける施設で暮らしていた彼女達は、その施設生活時代に鈴屋と出会っていたのです。
鈴屋もまたアカデミーの候補生。
ですが彼は授業などにも顔を出さず、一日中ぶらぶらしたりボーっとしたりしていたそうです。
そんな鈴屋には、「幼いときにグールに攫われ、育てられた」といううわさがあって。
その噂話を話半分で聞いていたシロとクロですが……やはり鈴屋普通の少年ではないことをその目で見てしまうのです。
近頃近隣で話題になっていた、小動物が相次いで惨殺されると言う許されざる事件。
その事件を巻き起こしていたのが、他ならぬ鈴屋で……その犯行現場を見たシロとクロに咎められたにもかかわらず、ごはんを食べたり遊んだりするのと同じように「死んだだけ」なのに何が悪いんだときょとんとする始末で。
その頃から鈴屋の心は、今と変わらず空っぽだったのです……
三つの戦いは、それぞれの結末を迎えます。
この戦いはそれ是れの心の中に、一体何を生むのでしょうか?

というわけで、研究所突入編が完結する今巻。
今巻のメインとなるのは、前述したそれぞれの激闘でしょう!
その実力は折り紙つきながら、精神的にいろいろアレだと思われていたナキ。
彼の実力はもちろんのこと、ただアレなだけではない強い心を見せてくれます!
そして人間でありながら、その精神はむしろグールよりもはるかに人間離れしている鈴屋の得体の知れなさもより加速!
やはり彼の強さは、身体的なものよりもその深い心の闇にこそあるのでしょう……!!
さらに本当の怪物へと変貌しつつある金きのことも忘れてはいけません。
その攻撃能力はまさに怪物そのもの!
カネキは自身が求めた力と引き換えに、確かな心の支えとなっていたはずの人らしさを捨ててしまうのでしょうか……?
それぞれの求めていたものとは違った様々なものを心に生み出したこの戦い。
クロとシロの心の中にも何かを産み落とした今回のシリーズが、物語の転機となっていくことは間違い無さそう。
戦いを乗り越え、暁や亜門、クロとシロ、そしてカネキがその心の中で何を考え、これから何をなしていくのか?
今後の展開から目が離せませんね!!
そしてさらにこのタイミングで今まで名前だけでていたあのキャラクターが登場!
新キャラクターも何かただならぬものを感じさせてくれまして、物語に新たな渦を巻き起こしてくれそうです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!