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今回紹介いたしますのはこちら。

「MURCIELAGO -ムルシエラゴ-」第1・2巻 よしむらかな先生
スクウェア・エニックスさんのヤングガンガンコミックスより刊行です。

よしむら先生は10年ごろから活動されている漫画家さんです。
「ぬらりひょんの孫」の椎橋先生のアシスタントを勤められた後、芳文社さんのまんがタイム系の雑誌で活躍。
その後13年に本作の読み切り版を発表、好評を博し同年より連載が始まりました。

女死刑囚、紅守黒湖(こうもり くろこ)。
殺害人数は715人を数える、筋金入りの怪物です。
ですが彼女は、その刑の執行の無期限延期という待遇を受けることになります。
それもひとえに、彼女のその「殺人の才能」ゆえ。
身長は190ほど、長い黒髪に大きな胸、趣味は女性と「楽しむ」こと……
そんな彼女のもとに、パートナーであるひな子がやってきました。
もちろんその目的は……仕事です!

今回のターゲットは元プロレスラー。
彼の所属する団体で、ベビーフェイスを勤めていた男なのですが……昨今のプロレス人気の凋落に多大なストレスを感じていたようです。
そこで彼は、自分が強くなればプロレスの人気も上がるに違いないと思い込み、筋力を挙げる効果のある薬物に手を出したのです。
が、その薬物は危険なモノで、徐々に正常な判断をも失わせ……
男は対戦相手を殺めてしまい、リングを追われることになったのだそうです。
男に残ったのは、強い薬物依存だけ。
やがて完全に正気を失い、暴れまわった挙句に警察官を殺めてしまったんだそうです。
現場に残っていたのは無残な死体と、つぶれた弾丸10発。
プロレスラーの本能か、警察官の攻撃をすべて受け止めた後に反撃したのでしょう。
ですがそれよりも驚きなのは、生身にもかかわらず弾丸を逆につぶすその肉体の凄まじさ!
そんな化け物を野放しにしていれば何人犠牲者が出るかわかりません。
紅守とひな子は手分けして探すことにするのです。

が、男はついに意識を混濁させたまま人通りの多い大通りに出てしまいました。
朦朧とした意識の中で、男は周囲の人々を応援してくれるファンとして、そして偶然目の前に立っていた男性を敵と認識!
ファンの声援にこたえようと、一撃の下に男性を叩き潰し……!!
素手でやすやすと人間を引きちぎり、弾丸すらも跳ね返す肉体を持つ。
こんな怪物を、女性二人が始末することなど出来るのでしょうか……?
ですが忘れてはいけません。
紅守もまた、怪物、なのです……!

というわけで、エロスとバイオレンスが溢れるアクション漫画である本作。
本作の見所は血みどろアクションと、続々と登場するどこかが壊れたキャラクターたちでしょう!
前述した元プロレスラーをはじめとして、一クセも二クセもある人間をはずれた悪人たちが続々登場!!
その悪人たちを、こちらもまた人をはずれた存在である紅守が狙う……
そこに待っているのは、正道も邪道も無い、血を血で洗う激戦ばかりなのです!!
そしてそんな人ならぬ人々の中で最も恐ろしいのが、やはり紅守!
あまりにも得体の知れない彼女、その彼女の中の闇は同時発売となった2冊ではまだまだ何も見えないほど深く……
底知れない彼女の闇に迫っていくことこそが、本作の最大の軸となるのかもしれません!!

そしてバイオレンスとセットといえばやはりエロス!
よしむら先生は前作となる「あわーちゅーぶ」でもこういった感じの背の高い女性+百合百合しいキャラクターを登場させていまして……
そんないろいろなところがおっきな紅守さんが、琴線に触れた女の子に食指を伸ばしまくってくださいます!!
彼女の見境ないアレコレもお楽しみのひとつであることは間違いないでしょう……!!
ですがそんな見境なしのお相手にも気にかかる存在も混ざっていまして。
今後の鍵となりそうなキャラも混ざっていますので、ただのお楽しみではおわらっていないのも素敵です!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!