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今回紹介いたしますのはこちら。

「ジョジョリオン」第7巻 荒木飛呂彦先生
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。

さて、つるぎのスタンド攻撃によって康穂との再会を阻止されてしまった定助。
何故つるぎは定助と康穂をあわせまいとしていたのか?
それはつるぎの明かした東方家に降りかかる病に関係していそうですが……

なにやら食べ物を抱えて庭の外へ駆け出していくつるぎ。
その様子をみていた定助。
つるぎが走り去った先をみますと、崩れた「はなれ」が見えました。
危ないから近づいてはならないときつく言われているらしいそのはなれですが……つるぎはそこへ向かっています。
常秀といい、虹村といい、大弥といい、この東方家は「ひとりひとりそれぞれ」。
康穂と会えなかったのもつるぎの仕業だろう、直接問いただすしかない!
そう決意した定助は、つるぎのあとを追うのでした!!

追うことに懸命になっていた為か、定助は庭に生えていた木に頭をぶつけてしまいます。
その木に生っているのは、イチジクのような果物でした。
何故か定助はそれが木になって果物を見つめていると……そんな定助に声をかけるものが現れます。
東方家の主、憲助でした。
どこへ行くんだと尋ねてくる憲助に、定助は包み隠さず言い切ります。
東方家は怪しい、つるぎを尋問する。
……東方家どころか、大事な孫にまで危害が加えられる恐れがあるとなっては憲助も黙っていられません。
ならば俺に聞け、孫を守る義務だ。
と同時に、定助も息子のように思っていると言う憲助に、定助は疑問をぶつけます。
ですが一気呵成に疑問をぶつけても、流石にまとめては答えられません。
質問はひとつずつにしてくれという憲助に……定助は少し考え、物凄くストレートな質問をぶつけたのです!!
あなたは「吉良吉影」を殺したのか?
あまりにも直球の質問をぶつけられた憲助は……!?

そしてつるぎの追跡は思いもよらない展開へ向かっていきます。
つるぎがいたのははなれの地下にある、シェルター。
そこに向かった定助は、姿を一瞬開け現しては消え、「物体を対象の人物の中心に向かわせる」という能力を持つ謎の男の攻撃を受けることに!!
一体この男は何者なのか?
つるぎはこの男と協力関係にあるのか?
つるぎと謎の男の目的は……?


というわけで、新たな戦いが始まる本作。
今巻で、今までひたすら怪しいだけだった憲助の人物像が明かされ始めることとなります。
定助のぶつける質問に対し、憲助はその心情を明かしながら、答えていきます。
その内容は一間納得できるもののように見えますが……全面的に信頼していいものなのかどうかはまだ判断できません。
敵にしろ味方にしろ、何でもかんでも包み隠さず話すことは無いでしょうし!
さらに、常秀や大弥のことから考えて東方家の今までピックアップされてこなかった人物もスタンド能力があると考えた方がむしろ自然。
姿を見せない東方家の長男なんかも気になりますし、東方家に潜む闇はまだまだ深そうです!!
まずは目前に迫る、憲助とつるぎ。
今回の戦いで、その二人の謎がすべてではないにしろ明かされていくはず!!
謎の男の奇妙な能力と定助はどう戦うのか?
憲助はこの戦いでどう動くのか?
そんな戦いはもちろんのこと、その先にある事実が明かされるのが楽しみですね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!