今回紹介いたしますのはこちら。
「ゆめにっき」 原作・ききやま先生 原案・マチゲリータ先生 漫画・富沢ひとし先生
竹書房さんのバンブーコミックスより刊行です。
さて、本作は04年発表されて以来、その独特な世界観で多くのファンを獲得した人気フリーゲーム「ゆめにっき」を漫画化した作品です。
明確なストーリーらしいストーリーが存在しない作品を、どのように漫画化するのか?
興味津々だったファンの方も多かろうと思われますが……?
ベランダのついた薄暗い部屋で佇む一人の少女。
彼女が部屋の外に続いているはずであろう扉を開き、部屋をあとにすると……そこに拡がっていたのは、奇妙としかいいようの無い、様々な模様の扉が立ち並ぶ広大な空間。
彼女はずっと、この空間を彷徨い続けているのです……
この空間を探索する際に重要なルールのひとつ。
それは、頬を抓ると「目が覚める」ことです。
そしてベッドで眠りにつくと、再びあの扉の部屋につながるあの部屋のベランダにたどり着く。
彼女はこの不思議な夢、を「ゆめにっき」と名づけたノートに記すことにしています、
といっても今まではあまりにも得体の知れない恐怖から、あの扉の部屋から先に行くことはありませんでした。
そこで意を決し、少女は扉の部屋の先にすすむことにしたのです。
どれにしようかな、で決めた扉の先に行くと、そこは数字で埋め尽くされた部屋。
少女は数字が苦手だと慌ててその部屋から引き返し、別の扉をくぐりました。
すると今度は、木の林立した森のようなところへ到着します。
森は好きだと足取りも軽やかに歩き出す少女。
すると今度は奇妙な形の柱が二本並んで建ち、その間の上空には変なオブジェのようなものが浮かんでいるポイントを発見します。
なんだかそこを通れば楽しそうな感じがする。
そう思った少女がそこをくぐると、途端に風景が一変します。
真っ暗な空、地面にはところどころに棘のような柱……
ですがその空間で最も奇妙なのは、髪をツインテール上に縛った、スカート姿の……顔が奇怪な鳥のようになっている人(?)がいたことです。
しかもその人、少女が警戒しながらも近寄ろうと踏み出した瞬間、逆につかつかと足早に近づいてきたのです!!
なんだか追いつかれてはまずい気がします。
ピッタリとあとを追いかけてくるそいつに追いつかれないよう、少女も早足で先ほどはいってきた場所に引き返すのです!
鳥の顔の人に追いつかれず何とか逃げ延びた少女。
そこには一匹のカエルがいました、
今までみてきたものとは違う、ごく当たり前の普通のカエル。
逆にそれが不思議だと少女はカエルを両手に抱え上げるのですが、すると突然カエルが少女の口の中に飛び込んできたではないですか!!
為す術なくカエルを飲み込まされてしまう少女。
散々な目にあった、もう目を覚まそう。
そうやって頬を抓ろうとしたのですが……つねることができないのです。
何故なら少女の顔は、先ほど飲み込んだカエルのそれになっていたのですから!!
というわけで、不可解な夢の世界を旅する様を描いていく本作。
このあと原作に沿うように、「エフェクト」を集めていくことになる少女。
そして当ての無い夢の旅の中で、とあるものに出会うと……そこから物語の毛色は一気に変わるのです!!
それまでは原作の色を残す、あても説明もない不思議な旅を楽しむ内容だった本作が、不気味な色を帯びていきます。
この世界はなんなのか?少女は何者なのか?誰が、何の目的でこんな空間を作ったのか……?
はっきりと名言まではされないものの、その全容が見えてくるのです!!
そして物語は予想をお菊超える、あまりにもショッキングな展開へ!!
その衝撃の展開を迎えた末に待っているラストは……?
読者を仰天させる物語が記されるのです!!
原作がフリーゲームで、原案にいろいろな分野で活動している方を迎えて作られたこの作品ですが、読んでみれば紛れも無い富沢先生作品になっています!
可愛らしいキャラクターに、不安をあおる奇妙な世界。
そして現れる、おぞましい奇怪な生物。
これはまさに富沢先生の得意とする世界観じゃありませんか!!
さらにラスト近辺の展開は、ザ・富沢先生と言ってもいい展開でして……
現悪ファンの方からは賛否あるようですし、原案の先生がどの程度かんでいるのかはわかりませんが、富沢先生ファンの方ならば間違いなく楽しめる内容になっていますよ!!
今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
「ゆめにっき」 原作・ききやま先生 原案・マチゲリータ先生 漫画・富沢ひとし先生
竹書房さんのバンブーコミックスより刊行です。
さて、本作は04年発表されて以来、その独特な世界観で多くのファンを獲得した人気フリーゲーム「ゆめにっき」を漫画化した作品です。
明確なストーリーらしいストーリーが存在しない作品を、どのように漫画化するのか?
興味津々だったファンの方も多かろうと思われますが……?
ベランダのついた薄暗い部屋で佇む一人の少女。
彼女が部屋の外に続いているはずであろう扉を開き、部屋をあとにすると……そこに拡がっていたのは、奇妙としかいいようの無い、様々な模様の扉が立ち並ぶ広大な空間。
彼女はずっと、この空間を彷徨い続けているのです……
この空間を探索する際に重要なルールのひとつ。
それは、頬を抓ると「目が覚める」ことです。
そしてベッドで眠りにつくと、再びあの扉の部屋につながるあの部屋のベランダにたどり着く。
彼女はこの不思議な夢、を「ゆめにっき」と名づけたノートに記すことにしています、
といっても今まではあまりにも得体の知れない恐怖から、あの扉の部屋から先に行くことはありませんでした。
そこで意を決し、少女は扉の部屋の先にすすむことにしたのです。
どれにしようかな、で決めた扉の先に行くと、そこは数字で埋め尽くされた部屋。
少女は数字が苦手だと慌ててその部屋から引き返し、別の扉をくぐりました。
すると今度は、木の林立した森のようなところへ到着します。
森は好きだと足取りも軽やかに歩き出す少女。
すると今度は奇妙な形の柱が二本並んで建ち、その間の上空には変なオブジェのようなものが浮かんでいるポイントを発見します。
なんだかそこを通れば楽しそうな感じがする。
そう思った少女がそこをくぐると、途端に風景が一変します。
真っ暗な空、地面にはところどころに棘のような柱……
ですがその空間で最も奇妙なのは、髪をツインテール上に縛った、スカート姿の……顔が奇怪な鳥のようになっている人(?)がいたことです。
しかもその人、少女が警戒しながらも近寄ろうと踏み出した瞬間、逆につかつかと足早に近づいてきたのです!!
なんだか追いつかれてはまずい気がします。
ピッタリとあとを追いかけてくるそいつに追いつかれないよう、少女も早足で先ほどはいってきた場所に引き返すのです!
鳥の顔の人に追いつかれず何とか逃げ延びた少女。
そこには一匹のカエルがいました、
今までみてきたものとは違う、ごく当たり前の普通のカエル。
逆にそれが不思議だと少女はカエルを両手に抱え上げるのですが、すると突然カエルが少女の口の中に飛び込んできたではないですか!!
為す術なくカエルを飲み込まされてしまう少女。
散々な目にあった、もう目を覚まそう。
そうやって頬を抓ろうとしたのですが……つねることができないのです。
何故なら少女の顔は、先ほど飲み込んだカエルのそれになっていたのですから!!
というわけで、不可解な夢の世界を旅する様を描いていく本作。
このあと原作に沿うように、「エフェクト」を集めていくことになる少女。
そして当ての無い夢の旅の中で、とあるものに出会うと……そこから物語の毛色は一気に変わるのです!!
それまでは原作の色を残す、あても説明もない不思議な旅を楽しむ内容だった本作が、不気味な色を帯びていきます。
この世界はなんなのか?少女は何者なのか?誰が、何の目的でこんな空間を作ったのか……?
はっきりと名言まではされないものの、その全容が見えてくるのです!!
そして物語は予想をお菊超える、あまりにもショッキングな展開へ!!
その衝撃の展開を迎えた末に待っているラストは……?
読者を仰天させる物語が記されるのです!!
原作がフリーゲームで、原案にいろいろな分野で活動している方を迎えて作られたこの作品ですが、読んでみれば紛れも無い富沢先生作品になっています!
可愛らしいキャラクターに、不安をあおる奇妙な世界。
そして現れる、おぞましい奇怪な生物。
これはまさに富沢先生の得意とする世界観じゃありませんか!!
さらにラスト近辺の展開は、ザ・富沢先生と言ってもいい展開でして……
現悪ファンの方からは賛否あるようですし、原案の先生がどの程度かんでいるのかはわかりませんが、富沢先生ファンの方ならば間違いなく楽しめる内容になっていますよ!!
今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
コメント
コメント一覧 (2)