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今回紹介いたしますのはこちら。

「閲覧注異 グラフィック・ドキュメント」第3巻 原作・構成 阿鬼乱太先生 漫画 DAY WALKER先生 
秋田書店さんのヤングチャンピオン・コミックスより刊行です。

さて、実際のお話、と言った体でさまざまな都市伝説の謎に迫っていく本作。
謎を探っていくうちに謎の黒服が現れたりと、どんどんいい意味できな臭くなってきたところで迎えたこの第3巻、果たしてどんな展開が待ち受けているのでしょうか!!

今回現れた投稿者の持ってきた話題は、少し前に世間を騒がせた飲食店やコンビニなどを舞台にした悪戯に関しての話でした。
とある県の郊外にあるコンビニに勤めていた高野さん。
そこに、副島という16歳の新人がはいってきました。
ですがその副島、高野さんが指導している最中にも携帯を手放さず、ツイッターで発言をしているようなアレな男でして……
そんな態度をしかりつける高野ですが、ココのコンビニのオーナーはとっても出来た人で、副島にも怒らず今は携帯電話じゃなくて仕事仲間やお客さんとのコミュニケーションを楽しむべきなんじゃないか?と優しく諭してくれるのです。
……が、だからと言って人間そんな簡単に改心するわけじゃありません。
副島が仕事を覚え始めたと思い始めたある夏の日のこと、店内に入ると副島はアイスクリームの冷凍ケースの中にはいり、その姿を撮影していたのです!
幸いまだネットにはアップしていなかったようで、そのアイスを高野が買い上げて内密のままに終えることに。
買い上げたとは言え高野もこんな大量のアイスはいりません。
倉庫の一番奥にある冷凍庫が空いてるからそこにでも保管して、自分でちゃんと処理しろとドヤしつけるのです。
副島は何が悪いのかピンときていなかったようですが……なにせ彼、善悪の判断がイマイチついて以内高で基本的には無邪気な男。
高野もそれがわかっていてなんとなく憎めず、完全にこの件は終わりになるはずだったのです。

ところがそれ以降、副島に異変がおき始めます。
何かに取り憑かれたかのように、副島はロッカーなどの狭いところに入り込んでは嬉しそうににやつくようになり……
ついにはその悪癖が暴走し、ドリンクの冷蔵庫に入り込んだ画像を撮影し、ネットにアップしてしまったのです!!
高野が気がついたときにはもうネットは炎上中!
ですがタイムスタンプ的にはまだアップしてそれほど間がたっていないため、店内にいるかもしれないと高野が店に駆けつけると、案の定彼らはいました!
逃げ出す副島の仲間達。
副島の姿は見えないため、探すためにバックヤードに入ると……その外で誰かが走り去る姿が見えました。
しまった外かと思ったときにはすでに遅し。
バックヤードにカギを閉められてしまい、高野は閉じ込められてしまったのです!!
閉所恐怖症の高野、パニックになって台車なんかを一番奥につめてスペースを確保したのですが、それでも恐怖は
抑え切れません。
ですがそこで、床に副島が当たったと喜んでいた、あのアイスの当たり棒が落ちているのに気がつきました。
その某を扉の隙間に突き刺し、引っ掛けるタイプのカギを無理矢理開けて脱出に成功した高野。
しかし助かったのは高野だけで……
炎上が元でコンビニは閉店、、副島もこの事件以来姿を消してしまったのでした……

副島は閉所愛好という癖に目覚めてしまったのではないか?
そんな感じで取材をしていた編集部ですが、実際に舞台となった元コンビニの建物に入ると……霊感のある編集部員が騒ぎ出したのです!
いろいろな「狭い場所」に、店員の服を来た「人」がギッチリつまっている!!
そんなことを口走る編集部員。
そういえばこのコンビニは、何人かの店員が行方不明になっているとか。
一見オカルト要素の入るスキの無い事件に見えたこの出来事に隠された、驚くべき真実とは!?
物語は一気にとんでもない真相が暴かれていくのです!!


というわけで、どんでん返しが待っている物語が収録された本作。
この他にも、「ムラサキノカガミ」といったちょっと古めの都市伝説から、「紅茶キノコ」といったそれはもう懐かしい流行モノを題材にした話、時々起きては世間を騒がせる「魚の雨」などなど、多種多様な物語を取り揃えております!!
そして一世を風靡したスプーン曲げを題材に取った前後編、「曲がれっ!」というエピソードにて本作は完結!
スプーン曲げからとんでもない方向にすっ飛んでいくそのエピソードは、かなり大きな超自然的な存在を感じさせる展開に。
恐怖の余韻を残したまま、物語は閉じられるのです!!
ですが最後のおまけ的なページには第2部をにおわすような記述もあったり……
なんと言っても本作はこういったドキュメント系オカルト作品らしいもやっとした終わり方。
あの秋田書店さんですからその実現は難しいかもしれませんが、すっきり追われる完結変を期待したいところです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!