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今回紹介いたしますのはこちら。

「おどろ領域ナユラ」第2巻 黒谷宗史先生 
幻冬舎さんのバーズコミックスより刊行です。

さて、スカートの中にたくさんの亡霊のお友達を住まわせている謎多きネガティブ少女・ナユラ。
ネガティブな彼女、霊のお友達はたくさんいるものの、人間のお友達がいないのがひとつの悩み。
その独特の立ち振る舞いから誤解されやすい彼女ですが、果たして今回はお友達ができるのでしょうか!?


うなされているナユラ。
毎夜のようにうなされるナユラがどんな夢を見ているのか亡霊達は興味津々ですが、彼女に聞いても教えてはくれないだろう、とその中身を知ることは諦めていました。
そんな時、亡霊たちの一人がとんでもない噂を聞いたと語り始めます。
この町に「口裂け女」が出た。
口裂け女といいますと、ヘタをすれば日本一有名なビッグネーム亡霊。
しかも昔から日本中で目撃されるほど活動しているのに、いまだに成仏できないと言うことは……相当筋金の入った悪霊ということなのでしょう!
自分たちも亡霊であるにもかかわらず、戦々恐々とするお友達の皆さん。
日本中歩き回って、何かを探してでもいるのだろうか?と震えていたのですが……

ところでナユラはどんな夢を見ているのでしょう。
夢の中でナユラは……死んで、足の無い幽霊になっていました!
そんなナユラを、あの脚を受け憑げば生き返ることができる、と促す女性がいました。
レイコというらしい彼女、ナユラを妙な石室のような場所へ連れて行きます。
そこにはナユラと同じように、脚の無い少女たちが並んで順番待ちをしていまして。
程なく自分の順番を迎えたナユラが、扉を開けると……!!

うなされたいたナユラは、うわごとで「カシマレイコ」と呟いていました。
カシマレイコといいますと、これもまたそれなりに有名な亡霊ですが、この世界ではちょっと話が違うようです。
死んだものの前に現われ、「脚いるか?」と尋ねる。
「いる」と答えるとどこかに連れて行かれる……
目を覚ましたナユラにそのことを尋ねてみると、先ほどの夢はナユラが実際に体験したことのようで。
カシマレイコは死んで下半身を失った、霊感のある少女に脚をつければ生き返ることができると唆し、脚を受け憑がせていました。
ですが、脚を受け憑いできちんと生き返ったのはナユラだけ。
ナユラ以外の子はきちんと受け憑ぐことが出来ず……みな、カシマレイコになってしまったと言うのです!!
沢山の子がカシマレイコに連れて行かれ、カシマレイコになってしまった。
何故か生き返ることが出来たナユラはレイコの元から逃げ出したのですが、きっと今でもレイコはナユラを探している……
ナユラは、でもこのスカートがあればきっと大丈夫、それに今住んでいるこの旧校舎は大切な場所だから、他の場所にはいけない……と逃げ隠れしない(できない?)言い訳を震えながらしています。
……カシマレイコになるときの苦痛と絶望は想像を絶していて、口が裂けてしまうほどに絶叫する。
そんなナユラの独り言を聞いた亡霊たち、それって口裂け女と関係あるのかな?と噂しあいます。
そういえば、口裂け女がこの町に現れたらしいと言ううわさがありました。
もしかしたら?
そんな考えが過ぎったのが早いのかどうか。
そのタイミングで、現れたのです。
「みいつけた」。
おぞましい声とともに……カシマレイコが!!


というわけで、ナユラの過去が明かされた今巻。
ラスボスになるかもしれないカシマレイコが登場し、その行動の目的らしきものも明かされ始めました。
今まではホラー要素のある日常コメディになるかと思われていた本作ですが、物語の本筋が見えるにつれてかなりハードな空気が漂ってきていまして……
おぞましいカシマレイコ、その目的であるナユラの重要な秘密。
物語は単純な友達探しにはならず、ホラーテイストの強いストーリーラインが見えてくるのです!!
さらに同時にナユラのスカートが特別なものであることもわかってきます。
このスカートに特別な力がある、というのはいいとしまして、このスカートを作った人、ナユラが手に入れた経緯なんかも気になってきます。
そのあたりがこれからの物語のカギになってくるのでしょうか……!?

そしてナユラとは相容れなそうな新キャラクターも登場!!
これからのお話を大きく動かしてくれることは間違いなさそうなこの新キャラの動向にも注目です!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!