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今回紹介いたしますのはこちら。

「TAIL STAR(テイルスター)」第3巻 okama先生 
集英社さんのヤングジャンプ・コミックス・ウルトラより刊行です。

さて、恐怖政治を続ける黒き女王を倒すため、白き女王連合は戦っていました。
ですが大地をも操る黒き女王に太刀打ちするには、白き女王の生まれ変わりであるマユの覚醒以外にはありません。
尾王の元で修行に打ち込んでいたサナギは立派に成長し、一流の戦士になったのです!

サナギが立派な戦士に成長しても、マユは覚醒を迎えません。
それどころか、いまだその姿は子どものまま……
一体何故覚醒のときを迎えないのでしょうか?
その原因はほかでもない、マユ自身にあるようなのですが……

そんなある日のこと。
サナギたちが身を寄せる、白き連合の潜水艦に近寄ってくるものが現れました。
黒き女王の配下、最高ランクの星14個を誇る彗星、「神速のシューメイカー」と、星5個の彗星、アイシスです!
アイシスは氷を生み出す能力を持っているようで、凄まじい数の氷塊を作り出し、次々に潜水艦に降り注がせました。
幸い潜水艦には目立ったダメージは無いようですが、だからと言ってこのまま放っておく事はできません。
水中に潜って身を隠そうとするのですが、アイシスは潜水艦周辺の海水を凍らせ、潜水を防いだのでした。
アイシスのその能力を賞賛するシューメイカー。
憧れの存在であるシューメイカーにほめられたことに感動するアイシスですが……その感動は、油断につながっていました!
わずかな隙を突いて、突っ込むサナギ!
攻撃を加速させて威力を高める必殺技、アクセルストレングスで一撃の下にアイシスの尾を断ち切ったのです!!

アイシスを倒したことにより、氷の束縛から逃れることの出来た潜水艦は海中に潜航します。
ですがシューメイカーもむざむざそれを見送りはしないのです。
シューメイカーの放った尾の一撃は、海中に潜った潜水艦をやすやすと貫通!
航行不能になるほどのダメージではないものの、機体に穴が開いてしまいました!!
海中に投げ出されてしまったマユですが、白き連合唯一の流星であるトリノスが救い上げてくれました。
そして潜水艦の穴は、連合のリーダー格である尾王、富士筋斬がその圧倒的な握力で機体の装甲を握り絞ってふさぎます。
これで何よりも大事な繭の安全だけは確保できそうです。
が、問題はサナギ。
熱くなった彼が、シューメイカーを前にして逃げると言う道を選ぶことなど考えられないのですから!
時間稼ぎは数分で充分。
でも、最上位の彗星の実力を一撃でも見たい。
そんな思いから、サナギはシューメイカーに真っ向勝負を挑むのです!!

……が。
最高ランクの彗星の実力は、予想をはるかに超えていました。
サナギの反応すら許さないその一撃は、速い、と思ったその時にすでにサナギの胸を貫いていて……!!
たった一撃で、死の間際に追いやられてしまったサナギ。
シューメイカーは止めをさそうと尾を振り上げて……!!


というわけで、白き連合で戦うサナギたちを描く今巻。
成長したサナギの力は相当なもので、トリノスという相棒を得て流星たちとは互角以上の戦いを繰り広げていきます。
多種多様な力を持っている流星ですが、それでも二人は見事に対応。
ヒヤッとさせるシーンもありますが、それでも見事な戦いを披露してくれます!
そしてさらに、星5つの彗星を一撃で葬って見せたサナギですが、星14の彗星には逆に一撃でやられてしまいます。
さらに上には、処女9彗星と呼ばれる実力者が控えており、黒き女王そのものもとんでもない力を持っていまして……
サナギたちは本当に黒き女王に太刀打ちできるのでしょうか?
そのカギとなるのはやはりマユ。
ですが白き女王の力はまだ目覚めていません。
マユが目覚める日は来るのか、そもそも何故目覚めないのか。
サナギが命を賭して戦うのを目前にしたとき、マユは……!!
このあとも、息をもつかせぬ衝撃の展開が連続しますよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!