syamo
今回紹介いたしますのはこちら。

「軍鶏」第32巻 たなか亜希夫先生 
講談社さんのイブニングKCより刊行です。

さて、バカ兄弟の魔の手がナツミとトーキチにまでのびた前巻。
いい加減ブチ切れたリョウは、バカ兄弟との決着をつける決意をします!
どんな汚い手段でも遠慮なく使うバカ兄弟の対策を立てるリョウ、そして大振りの刀を使いこなす特訓を行うバカ兄弟の弟。
この戦いの行方は一体……?


来る戦いに向けて、走りこみや型などの準備を行っているリョウ。
ひとしきり型を終え、一人海岸で夜空を見上げていますと……不意に星空がやみに覆い隠されてしまいました。
何事かと空を見上げると、今度は何者かの声が響きます。
地べたばかり見てたヤツが空を見上げようとは笑止の至り。
貴様には星も瞬かん。
そういいながら海から姿を現したのは……黒川でした。
戦いの人生から逃げ出そうとすることは許さない。
そんな言葉に同調するかのように、海の中から次々に人影が現れはじめます。
望月、劉、ランガー……
すべてリョウとかかわりを持ち、そして命を落として行った者達が。
亡者共が、地獄へ帰りやがれ、と叫びながら黒川に殴りかかるリョウ。
ですがその拳が黒川にあたることはなく、それどころか黒川の拳が深々とリョウの体につきたてられるのです。
といっても相手はこの世のものではないだけに、リョウの体を通り過ぎるだけなのですが。
これほど緩くなっているとは、無様だなと笑う黒川。
続けて襲い掛かってくるランガーにも、劉にも蹂躙されるリョウ……
……もちろんこんな亡者が本当に姿を現しているわけがありません。
これはリョウの、自らを縛る心が生み出した幻なのでしょうか。
だとすれば、この幻の意味は……?

その頃、バカ兄弟の特訓は佳境に入りつつありました。
仮想リョウの奇天烈な人形を相手に苦戦をしていた弟も、見違えるほど剣捌きが上達しています。
もともと身体能力はとんでもない弟ですから、刀が手に馴染めば振り回すことは難しくないでしょう。
ですが今の弟は、刀が体の一部かのように、自由自在に振り回すことができるようになっていたのです!!
これもある種の才能なのでしょう。
イメージ上の戦いでは、足を絶ち、腕を切り、腹を貫き……首を刎ねる、完全なる勝利をおさめていました!!
その姿が見えていたかのように、兄も狂喜!!
ぎったんぎったんにしてやろう!!と、ついに戦いの場所と日取りを決めた果たし状を送りつけるのでした!!


というわけで、いよいよバカ兄弟との決戦に挑む本作。
心身ともに充実しているバカ兄弟に対し、肉体的にはともかく精神的に相当追い詰められているリョウ。
この精神面での差が戦いにどう影響するのか……?
なんでもありの戦い自体の経験はあるリョウですが、今回のように初っ端から大きな刃物を振り回し、ヤる気まんまんで襲い掛かってくる相手は初めて。
リョウもグランドクロス編で知り合った武器に詳しい人物から、なんらかの対策のアイテムを入手したようなのですが……
なんにせよ、一撃が死につながる今迄で一番デンジャラスな戦いであることは確か。
コンディション、武器……それらの要素が結末にどう影響するのか、目が離せませんね!!

さらに今回はあの人物も久しぶりに登場。
グランドクロス編以降も普通に続いているこの作品、こうなれば完結するにはあの人との再戦を置いてほかないでしょう!!
彼の復活はまだすぐというわけには以下なそうですが、一歩一歩進んでいることは確実!!
こちらも要注目です!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!