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今回紹介いたしますのはこちら。

「超級!機動武闘伝Gガンダム 爆熱・ネオホンコン!」第4巻 漫画・島本和彦先生・宮北和明先生 脚本・今川泰宏先生 
角川書店さんの角川コミックス・エースより刊行です。

さて、あのボルトガンダムを秒殺してしまった強敵、ネオスウェーデンのノーベルガンダムと戦うことになったドモン。
ノーベルガンダムのパイロット、アレンビーはドモンと通じ合うところのある明るく元気な少女だったのですが、戦いの最中に突如変貌!
けだもののように闘争心をむき出しにする、「バーサーカーモード」となったのでした!!


とんでもないスピードでドモンに攻撃を仕掛けるアレンビー。
ドモンはその攻撃を受けるがままになってしまっています。
これはまさしく、ボルトガンダムを打ち倒した展開そのもの!
レインが焦る一方で、その圧倒的な速度にウォンはご満悦。
すごいじゃないか!と手放しでべた褒めするのですが……マスターアジアは渋い顔をするのです。
アレではダメです!
そう言い切るマスターアジア。
しかし戦いを見る限りドモンが圧倒されているように見えるのですが……?
何がダメなのか教えてくれとねだるウォンをまあ見ていろと適当にあしらい、マスターアジアは戦いの見物を再開するのでした。

その後もドモンは打ちのめされ続けます。
マスターアジアはそれでも、アレンビーの戦い方は付け焼刃もいいところ、時間がたてばメッキが剥げると断言しました。
ドモンには通用しないと言われながらも、盛大にふっとばされてしまうドモンですが……それも、単なるやられているふりで実際は無傷だというのです。
その言葉の通り、ようやくドモンが動き始めます。
なぜこんな戦い方をする、お前はもっと暖かいファイターのはずだ。
そういってドモンはすっくと立ち上がり、ハイパーモードを発動したのです!!
まだ戦えるのかと焦ったネオスウェーデンのクルーは、バーサーカーモードを発動させるサブリミナルシステムの出力をさらに強化!!
アレンビーは再び牙をむいてドモンに襲い掛かってきます!!
ここでドモンは、先日アレンビーの言っていた「あたしはモビルファイターを動かす道具の一つに過ぎない」という言葉の真意を理解!
アレンビーが操られてしまっていることを知ったドモンは、今までなすがままに攻撃されていたのが嘘のように、いともたやすくアレンビーの攻撃を受け止めて見せたのでした!
マスターアジアはここでやっと解説してくれます。
流派東方不敗は、常にあのアレンビーと同じような境地にある。
にもかかわらずアレンビーのように我を失わないのは、それ以上の精神力で統制しているためた。
バーサーカーモード我々にとっては日常と同じに過ぎない。
負けるわけがない!!
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ドモンはパイロットを道具扱いするネオスウェーデンに怒り心頭!
パイロットの人間性を殺して、そこに何が生まれるんだ?そんなことをして何が手に入るんだ!?
怒りとともに放ったゴッドフィンガーは、最大出力のバーサーカーモードを完全に凌駕し、アレンビーを圧倒!!
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その威力と、その攻撃のさなかでアレンビーの精神と再び通じ合ったことによって、サブリミナルシステムを破壊したのでした!!

巻き起こったすさまじい大爆発。
ダブルノックダウンかとも思われましたが……その爆炎の中からは、しっかりと二本の足で立つゴッドガンダムと、倒れてはいるもののまだ動いているノーベルガンダムの姿が現れます。
フラフラになりながらも立ち上がるアレンビー。
そして彼女は言うのです。
目を輝かせて……
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まだ戦える!


というわけで、ドモンVSアレンビーが決着する今巻。
戦いの前には強敵かと思われていたアレンビーですが、戦ってみればドモンが格の違いを見せる内容となりました。
ですがそれはアレンビーが弱かったというよりも、心の通わない拳では明鏡止水の境地に立つドモンに響かないということなのでしょう!
バーサーカーモードの呪縛を打ち破ったアレンビーは、これからさらなる成長を見せてくれるはずです!!
……いくら旧型のボルトで戦ったとはいえ、バーサーカーモードに秒殺されたアルゴの立場がない気もしますが……その辺はアルゴさんも重々承知!!
アルゴさんの今後の活躍にご期待ください!!

そして戦いは新展開へ。
すっかり意気投合したドモンとアレンビーですが、同時にウォンからの注目も強く浴びることとなってしまいます。
そこで思いもよらない形式の次なるファイトに挑まされることとなるのですが……
その中で、新たなる不穏な影が姿を見せて……?

数々の激闘、動き始める物語。
さらにあの意外なキャラのハッスルぶりが見られるなど、見どころ満点の一冊になっていますよ!!


今回はこんなところで
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!