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今回紹介いたしますのはこちら。

「お前ら全員めんどくさい!」第1巻 TOBI先生 
フレックスコミックスさんのメテオコミックスより刊行です。

TOBI先生は同人活動で活躍したのち05年ごろから商業活動を開始。
初の連載作品となった「眼鏡なカノジョ」はOVA化もされた人気作となりました。
その後もフレックスコミックスさんや芳文社さんなの漫画誌を中心に活躍を続けていらっしゃいます。

さて、本作はいわゆるハーレムものです。
ですが問題はハーレムの構成。
簡単にウハウハ言ってはいられない、ちょっと困ったハーレムができて行ってしまい……?


国語科教員室。
そこに国語教師の國立が入っていきました。
するとすでに國立の机に着き……携帯ゲームに興じている女生徒がいるではないですか。
彼女は國立の担任しているクラスの一員、一宮です。
そもそもそのゲームは先ほど一宮から没収したもの。
それをしれっと、それも没収した先生の机でやっているのですから何と言いますか……いい度胸してます!
取りに来たつもりだったがつい夢中になってしまって、と素直に語る一宮。
そんな様子にすっかりおこる気もなくした國立、放課後まで預かってるから友達とでも遊べ、と早くも一宮を開放します。
が、一宮は少し黙った後、はっきりとこういいました。
私、友達がいません。
唐突なカミングアウトに戸惑う國立。
その時、一宮はこんなことを言い出します。
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友達ができるまで、先生、友達になってください、と!

対処に困る國立ですが、放っておけば友達がいないと公言した一宮を一人ぼっちにすることになってしまいます。
仕方なく自分の後にくっついてくる一宮をそのまま連れ歩き、学食でお昼を食べる國立ですが、一宮はお昼を食べないと言い出します。
厳密に言えば、もう済ませたのだとか。
ですがその内容は、ゼリー状の栄養補助食品のみ。
それを機言った國立は、成長期の子供がそれじゃだめだ、ちゃんと食事から栄養を取りなさいとしかりつけ、きちんと食事をさせるのでした。
そのお説教を聞いた一宮は、ほのかに頬を染め……
先生はおばあちゃんみたいですね、というのです。
それは彼女なりの褒め言葉らしいのですが……?

それ以来、一宮は國立にぴったりついてくるようになりました。
ですが二人は教師と生徒という立場、あんまりべったりでは当然よろしくないという意見も出てくるわけです。
そこで國立は早いところ友達を見つけてもらおうと、手伝うから友達になりたいクラスメイトとかいないのか、と一宮に問いかけてみました。
最初はその質問にムキになって一人もいない、と突っぱねた一宮ですが……
やがて、同じようにクラスでグループに属していない女子、栗原をピックアップしてきました。
結構なお嬢様で成績は優秀、先生方の評判も上々……
いい子を選んだな、という國立ですが、この栗原はとんでもない人物だったのです!
早速三人で会談の場を設けたところ、栗原は言うのです。
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実は私、先生の恋人になりたいと思っていましたの。
突然とんでもないことを言い出した栗原にショックを受ける國立ですが、一宮はというとすぐその場を経って部屋を出て行ってしまいました!!
慌てて追いかけて理由を聞いてみると、私には会わない人だと思って、と返す一宮。
あんなのは単なるジョークだろう、急に変えるなんて非常識だ、としかりつける國立。
すると國立は、瞳に涙をためて、絞り出すようにこういうのでした。
何で私ばっかり。
私ばっかり怒られて、不公平です。
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私だって、先生のこと、好き……だもん……!
涙をこぼして走り去る一宮。
どさくさに紛れて……告白……?
突然二人の生徒から好きだと言われ、生徒を泣かせてしまい……
立て続けに起こったとんでもない出来事の連発に、國立の頭はクエスチョンマークでいっぱいになってしまうのでした!


というわけで、複数の教え子に好かれてしまう教師の毎日を描いていく本作。
一宮はあまり感情を激しく表しはしなかいものの、性格自体は比較的正統派なツンデレさん。
そして栗原は……その柔らかな物腰とは裏腹にこの人が一番厄介でして、容姿や性格、奥さんの有無は加味するとは言っているものの……「先生」萌えなようで。
ある程度条件を満たした先生にはがんがんモーションをかけている……よく言えば恋多き女なのです!!
ですがこれで國立にモーションをかけてくる生徒が打ち止めだったならどんなに良かったでしょう……
絵にかいたような優等生で、委員長を務める美少女ながら國立を思い続ける、普通の漫画ならばヒロインにいてもおかしくない榎本。
そして今巻のラストで突然現れ、いきなり國立の唇を奪って見せた謎の女生徒……!
立場が立場でなければ、だれを選べばいいんだというぜいたくな悩みを抱える程度で済んだこのハーレム。
ですが國立のその立場上、少なくとも彼女たちがこの学校にいる間はだれかを選ぶどころか、何かをちょろっとでもやらかしてしまえばもう終わりなわけで!!
やさしく諭せば納得して身を引いてくれるような人物はだれ一人おらず……
それぞれの手法でどんどんアプローチをかけてくるこのうれしくもめんどくさい状況は、どのように収束するのか!?
魅力的な彼女たちの様々な動きから目が離せません!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!