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今回紹介いたしますのはこちら。

「エゴコロ・トイロ」第2巻 林崎文博先生 
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスGJより刊行です。

さて、長いスランプに陥って絵が描けなくなってしまっていた美大生、天野のもとに帰ってきた義妹、麦。
幼いころとは別人のようにグラマラスに成長していた麦ですが、幼い日に感じた天使のような美しさは健在でした。
再び絵が描きたいという気持ちがよみがえってきた天野ですが、それ以来今まで特に何とも思っていなかった、周囲の女性の魅力に気が付きはじめ、彼女たちも描いてみたいと思うようになってきました。
そんなある日、天野が描きたいと思う人物の一人である、後輩のもみじが住んでいたアパートが全焼してしまうというアクシデントが起きてしまいます。
天野は行く場所のなくなったもみじを自宅へ招き入れ、麦と自分との三人での生活を始めることとなってしまうのでした!!


もみじを招き入れることになり、麦はいろいろと思うところがあったようです。
天野が風呂に入っているときに、麦はもみじに自分の思いを明かしました。
もみじは天野にとって、自分の危険も顧みず火の中に助けに行こうとしたほど、大切な人。
悔しいけどもみじならお兄ちゃんのこと……トオルと呼んでいい。
なんだか拍子抜けの告白ではありますが、もちろんそれが本音ではありません。
そのあとの、はっきりとは言わないものの、もみじが天野のことを慕っていることを確信させる反応を見て、麦は心を決めたようです。

今度はもみじがお風呂に入っているときのこと。
天野と麦はソファに座り、格闘ゲームで対戦しながら今後のことを話し合っていました。
とりあえずもみじは両親の部屋に寝てもらうというアイディアが出ますが、まだ掃除をしていないために却下。
じゃあ麦の部屋で一緒に寝てもらうか……とつぶやく天野は、自分で言い出したその言葉で妄想し、目を輝かせるのですが……麦はそれも却下してきます。
じゃあどうするつもりなのか?
そこで麦はひそかに決意していた考えを明かしてきたのです。
自分はそこまで鈍感じゃない、自分がいたらいろいろ邪魔だろう。
7年間も離れて暮らしていたんだから大丈夫、また外国で暮らしても平気だよ。
麦はもみじの態度や天野の行動、そして何よりも描きかけの絵を見て思ったのです。
天野もまたもみじのことを大切に思っていて、もみじをイメージして絵を描きはじめている、と。
……ですが実際は全然そんなことありません。
あっけにとられる天野を差し置いて、麦はどんどん話を進めていきます。
もみじさんと二人きりになればお兄ちゃんの創作意欲がわいて、絵も完成して、卒業もできて言うことなし!
一日だけだったけど、久しぶりにすごく楽しかった……
そんなもみじにたまりかね、とうとう天野は麦の手にしていたコントローラーを叩き落とし、言ったのです。
俺は卒業したくて絵を描いているわけじゃない、それにここは麦の家だって言ったはずだ、何があったって出ていく必要がない!!
もみじにはもうモデルを断られている、OKしてくれたのはお前だけだ、そのお前にまで出ていかれたらどうやって描くんだよ。
そういいながら、払い落としたコントローラーを拾って手渡す天野。
麦はお兄ちゃんがそこまで言うなら仕方がない、兄ちゃんが頼むから妹としては逆らえない……などと照れ隠しに生意気なことを言いながら、天野の膝の上に寝転がるのです。
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天野のほうを振り返り、「I'm very jealous!」とつぶやきました。
天野はその時見せた笑顔に頬を思わず赤らめてしまい……

その夜、もみじは天野の部屋で眠ることになりました。
部屋に飾られている、顔の描かれていない未完成の裸婦像。
飲んだ勢いで天野が叫んだ、絵画だってタたなければ描けないという言葉……
もみじは部屋を出て、ソファで寝息を立てる天野のもとへやってきました。
そして聞こえるはずのない声で、こうつぶやいたのでした。
トオル……くん、聞こえる?
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あたし、ヌードモデル……してもいいよ。


というわけで、3人暮らしが始まった今巻。
二人の魅力的な女性に囲まれて過ごすことになった天野ですが、いよいよ絵を描くときがやってきたのでしょうか!?
ですが今まででさえいろいろ心移りをして誰を描くか決めきれなかった天野ですから、手の届く位置に二人も女性がいればより一層迷ってしまうかも……?
さらに冗談半分ながら大学の先輩だった黒川が自分を描きたくないかと天野に持ち掛けてくるなど、
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ますます天野を迷わす出来事が巻き起こりまして。
創作意欲こそ湧いてくるものの、絵が完成するにはまだ時間がいりそうです!!
そして物語は、麦が主役のシリーズへ。
日本に住むことになったからには、当然学校に通わなければなりません。
そこで麦は、思いもよらない出会いを果たすことになって……?
天野と麦、二人のそれぞれのストーリーが展開していく本作、これから先も目が離せなそうですよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!