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今回紹介いたしますのはこちら。

「七つの大罪」第10巻 鈴木央先生 
講談社さんのマガジンKCより刊行です。


さて、エリザベス奪還のために王国に攻め込んだメリオダスたち。
聖騎士団の怪しさに気が付いたギーラやハウザーが反旗を翻して仲間になってくれたものの、聖騎士のドレファスやヘルブラムの実力は壮絶!!
ゴウセルやディアンヌまでもがやられてしまうのでした。

とどめの一撃を放ったヘルブラム。
ですがそこで駆け付けたのはキングでした。
大ダメージを受け、瀕死状態のディアンヌを見たキングはもう怒り絶頂。
ですがそれ以上に、キングを苛んでいたのは無力感です。
づして自分はいつもいつも、大切なものを守れないんだ。
救いようのない最低のバカ野郎だ……
そう言って涙をこぼすキング。
そこに強襲してきたのは、ヘルブラムです!!
いつものことだ。
20年前の妖精王の森大焼失の時も、700年前のあの時も、そして今回も、チミのせいで巨人の娘が死ぬ。
この口ぶり……ヘルブラムとキングの間にはいったいどんな因縁があるのでしょう。
なによりも、ヘルブラムが700年前のことを実際に知っているかのように口に出しているのは……?
ですがキングは、そんなヘルブラムを黙れ、と一蹴!
武器を操り、矢継ぎ早の連続攻撃で一気に追い詰めて見せたのです!!
ですがヘルブラムもさすがの腕前。
すぐに起き上って見せたのですが……キングはそんなヘルブラムに、700年前の約束を果たすから、本当の姿に戻れと言い出すのです。
するとヘルブラムの体は煙に包まれ……白髪に眼帯の老犬氏という風体から、瞬く間に少年の妖精の姿へと変貌したではないですか!!

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そう、彼もまたキングと同じ妖精族だったのです!!

二人は旧知の中だったようですが、愛するディアンヌを打ちのめした相手を前にしたキングの怒りは頂点に達していて。
怒りのままに勝負をつけようとするのですが、ヘルブラムはお前に目の前で大切なものを壊される痛みがわかるか?と、キングではなく、ディアンヌへ攻撃を仕掛けたのです!!
キングはその身を挺し、ギリギリのところでディアンヌをガード。
そして反撃を試みるのですが、ヘルブラムの操る職種のような巨大な木の枝によってあっさりと無効化されてしまいます。
さらにその木の枝を無数に生やし、キングをお手玉するかのように連続して弾き飛ばしていき……
それでも何とか反撃しようとするキングですが、その攻撃はやはり効果をなしません。
その武器は「霊槍(シャスティフォル)」というようなのですが、ヘルブラムが言うには神樹に見放されたキングでは、神樹から作られたシャスティフォルを使いこなすことができないのだとか……
ヘルブラムの樹の枝による脅威にさらされるディアンヌを救おうとするハウザーですが、この木の枝は木ではなく、木の根に生える微細な植毛に過ぎない、ととんでもないことを言い出しまして。
ハウザーが切断して見せた木の枝……植毛はあっという間に再生し、一撃でハウザーをダウンさせてしまうのです。
もはやディアンヌを守るものはいなくなりました。
ヘルブラムは、愛する者の無残な死を瞼と脳裏と心に刻み付けろ、と吐き捨てて……植毛を一斉にディアンヌにたたきつけたのでした!!
……が。

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土煙が晴れると、そこには無傷のディアンヌが眠っていました。
キングはその魔力を、すべてディアンヌを守るために注ぎ込んでいた……?
いや、それだけであの猛攻をしのぎ切れるわけがない。
驚愕するヘルブラムですが……その時、ディアンヌはうわごとのようにつぶやくのです。
覚えているよ、このにおい。

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「ハーレクイン。」
真の力を出し始めたキングの匂いを鉤、ハーレクインとつぶやくディアンヌ。
いったいその名は何なのでしょうか!?


というわけで、キングVSヘルブラムが繰り広げられる今巻。
今まで謎であったヘルブラムの正体ばかりか、隠されていたキングとディアンヌの関係までもが明かされていきます。
そしてヘルブラムが妖精の身でありながら、聖騎士の仲間として破壊を繰り返していたその真相も……
あまりにも悲しいその思いを前に、キングはどう戦うのでしょうか!!
そしてメリオダスのほうの戦いも開幕。
こちらも激しい戦いになるのは確実ですが、意外な形のバトルになるのです!!
さらに、単独で行動していたバンにも思いもよらない出来事が。
激戦と混迷の続く本作……
エリザベスを救い出し、無事帰りつくことができるのでしょうか!!