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今回紹介いたしますのはこちら。

「TAIL STAR(テイルスター)」第4巻 okama先生 
集英社さんのヤングジャンプ・コミックス・ウルトラより刊行です。

さて、最高ランクの彗星、シューメイカーによって追い詰められたサナギたち。
尾王、筋斬の力もあって善戦はするものの、間近に迫る黒き女王の力によってサナギは窮地に立たされてしまいます。
ですがそこで、とうとうマユが覚醒!!
白き女王の力を目覚めさせたのでした!!


マユは大人の姿に成長し、白き女王としての覚醒を果たしました。
そしてその力を発動し、黒き女王の力によって噴出し、地表を焼いていたマグマを一瞬のうちに冷やし固めてしまったのです!!
マグマへまっさかさまに落ちていたサナギとトリノスはその上に落下。
命を拾うこととなりました。
ですがそれよりもトリノスの心を震わせたのは、やはりマユの覚醒!!
やったと雄たけびの声を上げるトリノス……
マユが白き女王に角栄すると、その引き換えに記憶を失うはず。
ですがなぜかマユはトリノスのことを覚えています。
そのことを不思議に思う暇はありません。
黒き女王の力を止めること、そして何よりも瀕死の重傷を負ったサナギをいやさなくてはなりません。
マユは取り急ぎ、サナギの治療を開始するのでした。

ひょんなことから白き女王の覚醒と、一同のいる場所が完全に黒き女王の軍にばれてしまいます。
一刻も早く海岸線に戻り、移動する本拠地である船に戻りたいところですが、そこに早速新たな彗星が襲来してきたのです!
幸か不幸か、そんなに強そうではないその彗星。
油断していたトリノスは不用意に攻撃を仕掛け、反撃を受けてしまいました。
岩石をも砕く振動を生み出すという尾の攻撃を受けてしまうトリノス!
ですが攻撃中その彗星は無防備になるようで、その隙をついてサナギは尾を切り落とそうと駆けだすのです。
ところがサナギ、足を滑らせて転んでしまいます。
すぐに立ち上がり、彗星の尾を切り落とそうとするのですが……
全然手ごたえがないのです。
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全身がまるで、別の乗り物だ……
サナギの体を襲う違和感。
まだサナギの体は癒えていなかったのです!
それでもサナギはかつて戦友ロブサンの言葉を思い出し、力を振り絞りました。
俺に斬れない尾はない!なぜなら斬るまで止めないからだ!
無限根性叩キ!!
サナギは必死に剣をふるうのでした!!
しかしそれでも尾はあまり切れていません。
ビビらせやがって、と彗星は怒りをあらわにしてサナギに攻撃のターゲットを変更します!
が、マユがその手に食らいついてほんのわずかなスキを作り、その一瞬のうちにトリノスが相手の攻撃から脱出。
今度こそ尾を切断し、ようやく窮地を脱したのです。

……が、本当に危機はそれからだったのでした。
海岸線を目指す三人。
そこに、黒き女王が直接その力で攻撃!!
女王の力で女王を殺す、と牙をむいたのです!!
マユはその力を発動前にキャンセルすることによって防御。
ですが、黒き女王は次々にその力を発動させていくのです!
女王の力は、オーラの花のようなものであらわされます。
花がつぼみを開き、咲くことで能力が発動。
その瞬間、おそらくサナギたちはマグマに呑まれて息絶えることでしょう。
次々生み出される花を、マユは「止める」という念によって咲く前にうちこわし続けるしかありません。
幸い、キャンセルするほうが、攻撃を発動させるよりも負担は軽く、それ自体はそんなに困難ではありません。
ですが不幸なのは、黒き女王は女王の力を使う天才であったこと!!
黒き女王はなんと、一分間に一万回も女王の力を発動させることができるのです!!!
目の前に数千はあろうかという数の花が咲きました。
マユは集中を高め、その鼻をすべて打ち壊して見せます。
ですがその直後、今度はより密度の高い、数万を超えるかもしれない花の壁が姿を現しました!!
しかしマユも負けてはいません。
マユは、黒き女王によって殺されてしまった人々の夢を、心の中に作った世界でとむらい続けていました。
そんな人々の思いを胸にしつつ、すべてを捨てて前に進む決意をしていたのです!!
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進む女王だれにも止められない!!
マユは圧巻の精神力で見事その花の壁を完全破壊!!
全部止め切った!!とトリノスはガッツポーズをするのですが……
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黒き女王はその壁の裏に、さらに大量の花を隠していたのです!!
今にも花開かんとする大量の花……
サナギたちの戦いは高尾で幕を閉じてしまうのでしょうか……!?


というわけで、クライマックスを迎える本作。
この後、彗星たちは白き女王連合をつぶそうと一気に侵攻を開始。
瀕死のサナギを守りながら、トリノスは一人奮闘をつづけるのですが……?
一撃必殺の息詰まる戦いは、圧巻です!!
マユが覚醒を果たし、いよいよ全面対決が始まる……という感じで盛り上がってきた本作ですが、ここで無念の打ち切りとなってしまいます。
やはり壮大な物語を描こうと風呂敷を広げ、じっくり物語を進めすぎてしまったせいなのでしょうか……
ともかく物語は急展開で完結を迎えることとなります。
が、実は物語はあそこで完結ではなかったことが書きおろしの「黒い手帳」「テイルレポート」によって判明するのです!!
本作のカラー口絵に描かれている、数多くの敵たち。
本作のあるシーンの後、その数多くの敵たちとどのように、だれが戦って、どうなったかということが事細かに説明されています!!
さらに、サナギやトリノス、黒き女王やこの星そのものに隠されていた謎もここで明かされます。
okama先生が物凄くこの物語に力を入れていて、しっかりと設定や展開を考え込んでいたのが、この某悪徒ばりの文章による説明でうかがい知れるのです!!
出来ればそれらもきちんと漫画で見たかったものですが……残念としか言えません!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!