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今回紹介いたしますのはこちら。

「だがしかし」第1巻 コトヤマ先生 
小学館さんの少年サンデーコミックスより刊行です。

コトヤマ先生は13年に少年サンデーの漫画賞を受賞し、デビューした新人漫画家さんです。
14年より本作の連載を開始し、めでたく単行本刊行。
大好評となっています。

さて、本作はそのタイトルが示す通りに駄菓子を主軸とした作品。
とある駄菓子屋に、ちょっと変わった女の子が現れたことによって、平凡だった日常がちょっぴり変わった日常になっていくお話です!!


薄暗い部屋で、父二人きり対峙している少年、ココノツ。
父は真剣な表情で、ココノツにここの9代目を任せたい、と語りかけています。
対するココノツは……はっきりと「継ぎたくない」と宣言!
何せこんなもっともらしい雰囲気を醸し出しておきながら、父が告げと言っているこの店……片田舎の駄菓子屋に過ぎないのですから!!

継がないと断ると泣いちゃったお父さんに、バイトでも雇えばいいじゃないかと冷たくあしらうココノツですが、こんな田舎ではそれすらも望めないわけで。
すっかりしょげかえってしまうお父さん、逆にココノツは店を継がないなら将来どうする気なんだ?と尋ねてくるんのです。
その質問に、思わず目をそらすココノツ。
実は彼、漫画家を夢見てこ日夜コツコツ、こっそり漫画を描いておりまして……
こんなことを正直に言ったら、笑われるに決まっています。
目をそらしたまま何とかやり過ごそうとするココノツですが、その時お父さんはおもむろに何かを取り出すではないですか。
その何かを指さしながら、お父さんは語り始めます。
少女漫画とは驚いた、悪くないが女キャラに理想が入りづぎていてちょっとな、それとここのセリフはちょっと読者に伝わりにくい感じがして……
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……ココノツの漫画を手に、懇切丁寧なコメントを!!

どうしても跡継ぎにさせたいお父さんと、駄菓子屋なんてとんでもないというココノツ。
そんなふたりが、店番をしろだのいやだのと口論していたある日のこと。
ここがシカダ駄菓子屋ね、という声とともに一人のお客さんが姿を現しました。
ボブカットで、ゴスロリチックな服装な服装に身を包んだ、どこに出しても恥ずかしくない美少女が!
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ただでさえこの田舎で、同年代の女子と初対面になるということはレアな出来事。
その上この美形ですから、ココノツはそれはもう緊張してしまいました!!
がちがちになりながら、お客さんですよとお父さんのほうを振り返りますと……
そこには、「店番よろしこ。」と書かれた張り紙がしてある人形が。
あの親父!とココノツは怒りを爆発させるのですが、どうも彼女はお父さんのことを知っている様子。
なんでもお父さんは有名人だというのですが……?

彼女は枝垂ほたると名乗りました。
枝垂、と言う名字に何か聞き覚えのあるココノツですが、それもそのはず。
御存じお菓子と言えば、の大会社「枝垂カンパニー」は彼女のお父さんの会社!
そしてゆくゆくはほたるが世界一のお菓子会社を作ることになる!!
……と、ほたる自身が声高に教えてくれました。
その物凄いハイテンションに、なんか変な人だと一転引きはじめたココノツ。
ですが蛍は逆にグイグイ来始めます。
あなたが私のライバルにふさわしいか確かめてあげる!!
そんなことを言い出し、何やら変な問題を出し始めたのです!!

なんだかピザが食べたい気分だ……でも、納豆も食べたい。
こんな時どうすればいいのか、悩むわ~!
……こんな時の気分をすっきり解決してくれるのが、キングオブ駄菓子、うまい棒!!
様々な組み合わせが考えられ、楽しみは無限大(?)のこのお菓子……その中でも最高の組み合わせを作り、自分を満足させてみろ!!
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……突然現れて、難題……なんなんだいといった感じの挑戦状をたたきつけてきた少女、ほたる。
果たしてココノツはこの苦難を乗り越えることができるのでしょうか!!
割とどうでもいい気もしますが、ここで勝利を収めたほうが次につながる気がしますぞ!!!


というわけで、ココノツとほたるの駄菓子バトル(?)が繰り広げられていく本作。
この後も、コンビニなんかで手軽に変えるメジャーなお菓子から、駄菓子屋ならではのなんだかよくわかない謎お菓子、飲み物から遊具に至るまで、「駄菓子屋」にまつわるものを取り上げていくことになります。
完全なる駄菓子中心のお話もあれば、駄菓子はあくまでおまけ程度のお話までその取り上げ具合の幅は様々。
ですがその内容は大体、ほたる(とココノツのお父さん)が暴走して駄菓子がらみのトラブルを起こし、ココノツが翻弄されるというもの。
戸惑うココノツが何のかんの付き合いながらつっこむことになるのですが、何せ相手は超美少女のほたるさん。
めんどくさくもちょっぴりうれしい、にぎやかな日常が展開していくのです!

そしてこの後、二人の新キャラクターも登場。
中でもココノツの友人、遠藤の妹さんであるサヤには要注目でしょう!
ちょっぴり粗野な感じの彼女ですが、ひそかに(当人以外にはバレバレですが!)ココノツに思いを寄せておりまして。
今までは田舎ゆえのライバル不在のためか、割とのんびり構えていたようですが……
恋愛感情はさておき、ココノツにべったりなほたるを見てはまんじりとはできますまい!!
はたから見る分には楽しい、当人たちもそんなにぎすぎすしてない三角関係からも目が離せませんね!!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!