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本日紹介いたしますのはこちら。

「東京喰種 トーキョーグール」第14巻 石田スイ先生 
集英社さんのヤングジャンプ・コミックスより刊行です。

さて、とうとう幕を開けたCCGとあんていくの激突。
「隻眼の梟」の存在もちらつく中始まった激戦の中、とうとうカネキは亜門と対峙することとなるのでした。


亜門とは闘いたくないと考えてはいるカネキ。
ですが、お互いの立場上素通りするわけにもいかないでしょう。
たとえすり抜けても、どこまでも追いかけてきそうだ。
そんな自分に言い聞かせるようなカネキの言葉に、静かにうなずく亜門。
それを見たカネキは……全身から殺気をみなぎらせました!!
そんな殺気とは裏腹に、落ち着いた言葉を口にするカネキ。
殺したくはありません、よければお名前をお尋ねしてもいいですか?
その質問に対して、戯れるなグールめ、と挑発的な前置きをしながら、亜門はこんなことを想っていました。
もし仮にお前がここを抜けても、みんながお前を殺そうとするだろう。
その上で無茶な頼みをしたい。
どうか死ぬな。
そして亜門は、名を名乗りながら……クインケをふるうのです!!

戦局は一方的でした。
グールとしての成長を遂げたカネキの力は、CCGでも指折りと言っていい亜門をはるかに凌駕しています。
それを証明するかのように、カネキは亜門を殺さずに、武器を破壊することを目的とした無力化を狙っています。
だからと言って、カネキにこの道を譲ってしまえば、戦局が大きく変わってしまう恐れがあるわけで。
絶対にここを通すわけにはいかない!
ですが、そんな思いとは裏腹に……カネキの赫子は、亜門のクインケを破壊してしまうのです!!
また以前と同じように、無様に敗れた上に見逃されるという体たらくをさらしてしまうのか。
無力感に苛まれる亜門。
ですが今回はここからが違ったのです!!
駆けつけたCCGのクインケ開発を行う博士!
彼は亜門へ、二つのスーツケースを投げ渡したのです!!
それは
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自動着脱式の鎧と、槍型のクインケ!!
武器を失い、無力化されてしまたはずの亜門に、復活のチャンスが与えられたのです!!

まず槍を破壊して、それから鎧……
カネキはそんな算段を立てていたのですが、直後にそれが甘い考えであることがわかります。
亜門の放った一撃は
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先ほどまでとは見違えるように鋭く、素早いものだったのです!!
亜門が装備した鎧、アラタは体に大きな負担をかけるものの、身体能力を大幅に増強します。
リスクはあるものの、亜門の磨き抜かれた体ならば、そのリスクを耐えてその性能を最大限引き出すことでしょう!
その最初のコンタクトで、カネキも無力化などと言ってはいられない相手であろうということを直感し……
その体を戦闘用に変え、真っ向からぶつかり合う体勢作ったのでした!!
今の二人はお互いが一撃必殺の力を持っていると言っていい状態。
戦いは、一瞬で決まるでしょう。
この戦いの行方は……!?

一方、あんていくのマスター……梟と、鈴屋たちの戦いはと言いますと。
梟の戦闘力は流石の一言で、多数のCCG職員と同時に交戦しても互角以上の戦いを見せていました。
ですが戦局が大きく変わったのは……無謀な攻撃のスキを突かれ、鈴屋が負傷しまったことからでした!
鈴屋を自分の子供のようにかわいがっていた篠原、そして戦死した真戸を慕っていた数々の歴戦の猛者たち。
彼らがその激情をあらわにし、今までよりもさらに強力な攻撃をコンビネーションでたたき込み……
ついに梟に致命的な一打を与えたのです!!
梟を駆逐した!
その報せは周囲にいたCCG職員たちの意気を一気に向上!!
そのままグールたちを一気に壊滅させよう、というムードになるのですが……
その瞬間、現れたのです。
巨大な四足歩行の猛獣のような姿をした……
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隻眼の梟が!!


というわけで、いよいよクライマックスを迎える本作。
グールVSCCGの戦いはとんでもない展開になっていきます。
血を血で洗う激闘の中で、数々の命が失われていきます。
そんな中で、カネキは、亜門はどうなっていくのでしょうか。
そして彼らに近しい仲間たちの運命は……?
戦いは、数名の「怪物」によって大きくその戦局を変えることに。
それは隻眼の梟であり……そして、CCG一の実力を持つ男……有馬。
その二人の怪物がもたらすものは、この物語に一体どんな結末をもたらすのでしょうか?
本作にいったんのピリオドを打つその絶対的な力。
そして最後に判明する、驚くべき事実……
最後の最後まで、一瞬たりとも目の離せない物語の結末は!?
すでに雑誌のほうでは始まっている、新章が気になって仕方のないラストは必見です!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!