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今回紹介いたしますのはこちら。

「えらしこ」第2巻 さのうくにかず先生 
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスエクストラより刊行です。

さて、なんだかんだと5人の部員が集まり、始動した春咲高校フットサル部。
一部の部員を除いてやる気はないわけではないこのフットサル部ですが、まともな経験者が顧問を含めていないため、なんだかその練習法は点で見当はずれ。
結果、部員のみんなで適当に楽しむだけの部活になっておりました。
そんなフットサル部に、とうとう……!?


だしぬけにやってきたその一報。
隣町の麗有中にもフットサル部ができたらしいと聞き、顧問の滝川先生が試合を申し込んだらしいのです。
しかも来週、わざわざこちらまで出向いてくれるそうで。
予想外の急展開に動揺しまくる面々!
何せいまだルールすらもおぼつかないのですから慌てるのも無理はありますまい……
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神流に至っては、その一報を聞いた瞬間から風邪かな、と病欠を装い始める始末でして。
5人ぴったりのメンバーで交代もできないとどもり放題で先生に訴えかける理緒を抑え、ココは玲奈が先生に一言。
このメンバーでまともに試合ができると思っているのか?と素直な気持ちをぶつけますと、先生はズバリ一言、思わないと返答。
……ここは嘘でも自信を持たせるようなことを言ってほしいところですが……
先生はしっかり練習しといてね、と言い残してさっさと退散していくのでした。

理緒はもうすでに負ける気がする、とげっそり。
神流は無様に負けるくらいならいっそ不戦敗を選んだほうがいい、負けて士気を下げるよりも戦わず波風立てず平和に部活動を営もうなどと、一層士気の下がる言葉を言うばかりで、病気のふりをしながら起き上ろうとすらしません!
一方でゆんはと言いますと、一番何にもわかっていないようで「ハットリくん」やっちゃっていい?と理緒に尋ねてます。
……ハットトリックのことなのでしょうが、不安は募るばかりです!!!

そこで頼りになるのが精神的支柱(?)、玲奈。
負けてもいいじゃないか、相手もできたばかりのフットサル部だし、どのくらいのレベルか知るのもと心強いお言葉をかけてくれました。
ようやくほんのちょっぴり落ち着き始めた理緒ですが、やっぱり不安は残ります。
だしぬけにホイッスルを吹き、手を上げ始めるゆん。
何をしてるのかと聞いてみますと、なんと審判の練習をしているとのこと!
5人しかいない春咲高校フットサル部ですから、ゆんにも出てもらわないと困るのですが、なぜかゆんは審判やりたい、レッドカードを出したい、と謎のやる気をみなぎらせております。
……プレイボール、とゲーム開始の合図をするほど知識がないのに……

今になってようやくちゃんとボールを使ったキックの練習をすることになった一同。
まずキックの種類を覚える……と言いたいところですが、ボールを蹴る場所によって細かく種類がわかれておりまして、いきなり全部覚えて使いこなせと言うのは無理というもの。
そこで基本のインサイドキックを正確にけれるようにしよう!ということになりました。
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が、神流やゆんは球を転がすだけでけれ猛れたと喜んでご満悦。
続けてドリブルの練習をしようと、コーンの位置まで言って折り返すはずが、誰一人折り返さずそのままボールと一緒に遠くまで走って行ってしまうことに。
さらにそれならシュート練習だということになると、空振りはするはボールの代わりに靴は飛ばすわともうさんざん。
玲奈まで相手に失礼だから試合を辞退しようかとまで言い出すこの惨状……本当にどうなっちゃうのでしょうか!!

そしてやってきてしまった試合の日。
先生からの激励は、適当に頑張ってと言うもののあと、とにかく怪我をしないように、問題を起こさないように!というなんだか自分のためだけのもので……
部長、理緒の緊張はもう最高潮!!
一睡もできなかったとうつむくのですが……神流は先日の練習中にこけた痛みが完全に引いてしまったと舌打ちをしていますし、ゆんはしっかり応援するなどと言っていますし……こちらは緊張とは無縁のようです!

ポジションも決めた後、話題は相手校のことに。
初心者でもスポーツ万能の子がいるかもしれませんし、やっぱり油断は大敵。
きっとライバルらしくドラマチックに登場するに違いない、挑戦状と書かれたボールを蹴ってきたり……と漫画のような妄想をするのです。
……そこにちょっとでづらそうに現れたのが、麗有のフットサル部キャプテン、清水まりあ。
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神流並のちっちゃい彼女……上から目線のビッグマウスですが……なんだか大したことなさそう。
とはいえキャプテン以外はスポーツのできそうな子もちらほらおりまして要注意っぽい感じ。
なんだか相手校の背飲酒とも早くも仲良くなり始めてしまい、緊張感のない中で開幕する初試合!
キャプテン以外に気を付けながら、今キックオフ!!


というわけで、今巻で完結となる本作。
フットサルの練習にかこつけて、なんのかんのと遊んでいただけだったフットサル部がとうとう試合をすることになってしまいました。
相手もできたての初心者フットサル部……とはいえ、さすがにこの春咲よりはまじめに練習しているはず。
不安いっぱいのこの試合、一体どんな結末を迎えるのでしょうか!?

そしてさらにこの後、初のアウェー戦も体験して物語は完結。
アウェー戦の相手とは?
試合を経て、春咲の皆さんは少しくらいまともに試合ができるようになったのか?
感動……とはちょっと違いますが、なんだかちょっぴりいい感じのラストがあなたを待っております!!

そんな試合以外の、1巻のような調子の緩い日常ももちろん収録。
メイクをしてみたり、雪で遊んでみたり、男装してみたり、みんなで海に行ってみたり、
海は日常漫画にはつきものの水着会……かと思いきや、遭難するという意外な展開に!?
様々な方向で、それでもゆるく読者を楽しませてくれるのです!!

それにしても相手校のまりあもいいキャラだったことですし、もう少し読んでみたかったところ……
本作を反芻しつつ、次回作に期待するしかありませんね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!