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今回紹介いたしますのはこちら。

「きんぱつへきがん関西版」第2巻 ZUKI樹先生 
双葉社さんのアクションコミックスより刊行です。

さて、突如亡くなった兄の娘であるシャルを引き取って一緒に暮らすことになった次郎と三太。
ロリコン兄弟である二人は美少女シャルが一緒に住むことに興奮を禁じえませんが、何とか頑張ってちゃんと生活しております。
シャルもヒナと言う仲の良いお友達ができ、順風満帆に見えたのですが、一家の大黒柱である二郎が突如倒れてしまい……?


病院にやってきたあんず。
病室を前にいったん深呼吸をして落ち着くよう努め、意を決して中に入ります。
ベッドに横たわる次郎。
そしてその横には、三太とシャルが座っています。
あんずが恐る恐る容体を尋ねると……三太は何も答えず、手で顔を覆い隠すようにしてうつむくばかり……
まさか、と顔面を蒼白にしてよろめくあんず……
涙を流して二郎に呼びかけるのですが、そこで三太は疲れて寝ているだけだ、と本当のことを明かすのです!

三太のいたずらに激しいつっこみを入れ、状況を整理。
過労で抵抗力が下がったところに、たちの悪いウイルスにやられたとのことで。
2~3日寝ていれば治るそうで、とりあえず一安心というところです。
なにせ一人でお店を切り盛りしているだけでも大変なのに、シャルが来ていろいろな意味で忙しくなってしまったわけですから、倒れるのも無理はありません。
シャルは泣き疲れて眠ってしまったようですが……そこで次郎が目を覚ましました。
自分にもたれかかって眠っているシャルに気が付いた次郎が声をかけると、シャルも目を覚まし……大声で泣きはじめてしまいました。
自分の目の前で父が死んだというショックな経験をしているシャル、今回の件でそのことを思い出してしまったのでしょう。
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次郎はやさしくシャルを抱き寄せ、俺は大丈夫だから、と優しい声をかけるのでした。

次郎は入院、あんずは次郎の面倒を見ることになりました。
となりますと、家にいるのは三太とシャルの二人だけ。
三太の脳裏には……様々な邪な考えが湧き上がってまいります!!
夢にまで見たシャルと二人きりの生活、白スク水+ニーソックスと言ういでたちをしてもらって、膝枕で耳かきとかしてもらったら最高だな!
意気揚々とシャルのもとへやってきますと……彼女の頬には涙が伝わっておりまして……
次郎は大丈夫だとわかってはいるものの、どうしても涙が抑えきれなかった様子。
そんなシャルを見てさすがに毒気を抜かれてしまった三太、話題を変えて飯でも作ろうかと言い出します。
料理のイメージなんてかけらもない三太ですが、料理なんて簡単だろうと謎の自信満々です。
献立に選んだのはオムライス。
シャルも大好物でして、はやりのふわとろ半熟玉子ではなく、しっかり焼いた卵でご飯をくるんで巻いたのがこの身だというこだわりまでもっています。
そして一番大事なのは、ケチャップで顔を描く!
そこに関しては三太とばっちり意見が合いまして、三太もようやくシャルに元気が出てきたことに安心し、台所に立つことができたのでした。

が、実際にできたものは……筆舌に尽くしがたい食事のような何かでした。
味も当然とんでもないもので、味見した三太もさすがにこれは食べないほうがいいとシャルを止めようとするのですが、シャルはケチャップをいっぱいかければいいんだとけなげに口にしてくれます。
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……が、やっぱり無理なものは無理!
結局出前を取ることにしたのでした。

次郎がいなくなって3日。
家は荒れ果て、洗いものもたまり放題でシャルの体操服も洗い忘れてしまう始末。
ニート真っ只中だった三太はATMでお金をおろすことも四苦八苦し、自分のどうしようもなさを再確認させられることになってしまうのです。
いろいろ考えていた内に、どうでもいいことも思い浮かんできます。
体操服を持っていかなかったシャル、以前着たブルマで体育をやろうかななどと言っていたのですが、結局どうしたのか?
再び湧き上がってきた欲望のままに、そのことを隣で眠っているシャルに尋ねてみますと……結局体育はおなかが痛くなって見学していたんだそうです。
体育大好きなのに、と残念がるシャル。
次は明後日だからちゃんと洗っておいて、と頼まれた三太はとりあえず生返事を返すのでした。
速く次郎さん帰ってこないかな、などと言いながら眠りにつくのですが……?
夜遅く、三太は違和感を感じて目を覚まします。
するとシャルがぽろぽろと涙をこぼして大泣きしているではありませんか!!
どうした、おなかが痛いのかと声をかける三太ですが、シャルはなんとこっちに来ないでと強い拒絶をするのです!!
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三太ではダメだ、三太ではどうにもならない。
そう言って泣きじゃくり続けるシャル……
彼女に一体何が起きたのでしょうか?
三太は何かやらかしてしまったのでしょうか?
物語は一つの転機を迎えることとなるのです!!


というわけで、今巻にて完結となる本作。
次郎が倒れ、シャルの体にも変化が訪れ、そして三太の気持ちも変わっていき、物語は徐々にクライマックスへと向かっていきます。
この後も次郎が女性アレルギーになった原因が明かされたり、シャルとヒナがちょっぴりぎくしゃくしてしまったり、シャル周りで恋のお話が展開されたりと様々なエピソードを積み重ねてフィナーレへ!
シャルとロリコン兄弟のお話にどのような区切りが付けられるのか?
揺れ動くシャルの気持ちは、そしてある意味本作で一番どうしようもない三太のその後は?
様々な事態に光が差し込む展開が楽しめるのです!!
そして感動のラストから脱力のオチに至るラスト2話……ぜひともその目でご確認ください!
……そんないい感じのラストを台無しにするカバー下本体のおまけ4コマも必見ですよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!