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今回紹介いたしますのはこちら。

「斑目先生の妄想学級日誌」第2巻 永瀬ようすけ先生 
スクウェア・エニックスさんのガンガンコミックスONLINEより刊行です。

さて、30歳独身のもてない女教師、斑目先生が教え子の瀬名に恋してしまうという本作。
ですが斑目先生、脳内で彼女の様々な部分が擬人化した3人が会議を行って、現実の行動を決めるという脳内会議なんかをやっているためもあり、根っからの恋愛下手。
おまけに過去瀬名と付き合っていたという女性、成海が斑目先生と瀬名のクラスに教育実習生としてやってきてしまって!?


ビジュアルは抜群、物腰もいかにも男子受けしそうなブリッコ系。
そんな成海、心の中では男を手玉に取って喜んでいるという正体も隠し通しており、今まで何人も何人も男に告白させては別れを切り出し、慌てる男を見て楽しむという嫌な趣味を持っておりました!!
ですがそんな彼女を驚かせたのが瀬名。
家庭教師として瀬名のもとに来た彼女、一度純情な中学生男子と付き合ってみたかった、というアレな理由で彼にアプローチ。
すんなりと付き合うことにはなったのですが、瀬名はデートなんかをしても非常に淡白で、何をするでもなくただただ一緒に犬の散歩をしたり、お笑いのDVDをみたりするだけ。
露出度の高い格好をして攻めに打って出てみたものの、あろうことか何もないまま瀬名のほうから、会わないみたいだから別れましょうと切り出されてしまったのです!!
起死回生を狙い、運命の再開を装って教育実習に来てものの、彼には全然その気なし。
ちょっと苛立ちを感じていたある時、聞いてしまったのです。
斑目先生が瀬名の家に寄った状態でお邪魔した件を!!

実際は成海が考えているようなことは一つもなかったのですが、酔っ払って瀬名の家に行った=お泊りしたと完全に勘違い。
確認してみようと考え、「斑目先生は生徒に特別な感情を持って、それに伴った行動を起こすことはありだと思うか?」という質問を投げかけてみたのです。
斑目先生からすれば、当然世間とかいろいろなものが許すならば瀬名といい感じになりたいわけで。
「時と場合によってはアリだ」と答えるのです。
成海はこの言葉で勝手に確信!!
これはもう自ら瀬名とできていることを認めたような物じゃないか!!
斑目先生はその老獪なテクで、瀬名をたぶらかしたに違いない!!
怒り狂った成海は、恐怖の報復に出るのです!!

成海は以前付き合ったことのあるイケメンに声をかけ、お礼をちらつかせて斑目先生をナンパさせます。
根っからのもてない女である斑目先生は、イケメンにナンパされたという事実だけで割とまんざらでもなくなってしまうわけで。
瀬名と自分は、しょせん教師と教え子。
あきらめたほうがお互いのためなんじゃないか、と言う考えもよぎり始め……
さらにこのナンパ作戦だけで終わらせないのが成海の恐ろしいところ。
そのナンパのシーンを、偶然通りがかったという体で瀬名に目撃させていたのです!!
瀬名はぷらおべーとを除くようなまねはよくないというのですが、成海はさらに一押し。
メールでイケメンに告白してキスをしろ、と指令をだしたのです!!
ご褒美欲しさに告白し、キスを迫るイケメン……!!
するとどうしたことでしょう。
瀬名は、
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僕もう帰りますとその場を駆け出して行ってしまったではないですか!!
そんな裏事情は一切知らない斑目先生。
瀬名への想いを払拭し、まっとうな道に戻るにはこの告白を受け入れるしかない。
金もありそうだし、おいしいものを食べさせてくれるかもしれないし。
脳内のモラル担当と自堕落部分担当はそう結論付けたのですが……乙女心担当は言うのです。
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自分でもおかしいと思っているが、彼といてもドキドキしない。
瀬名のことが好き……
気が付くと、斑目先生は全力で頭を下げてゴメンナサイをしていました!!
ですがあまりにも全力で頭を下げたため、イケメンの顔面に直撃!!
俺の顔がと悶絶している間に、斑目先生は脱兎のごとく逃げ出すのでした!!

その後ちょっとした(?)出来事があって斑目先生と成海の問題は解決。
ですが問題は瀬名です。
斑目先生なんて眼中にない……とおもわれていた瀬名はなぜ斑目先生とイケメンの接近を見て逃げ出したのでしょう。
あの後瀬名は自宅のベッドの上で……
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真面目担当、ワイルド担当、お笑い担当の三キャラによる脳内妄想会議をしていたのです!!
しかもその三キャラの話題の間とはもっぱら「斑目先生とどんな関係になりたいのか?」というもので……
これ、そのまま斑目先生がやってることそのものでは!?
急展開を迎える本作、予想外のクライマックスへ突入です!!


というわけで、斑目先生の暴走を描く本作も今巻にて完結。
最後まで瀬名そっちのけで暴走するのか、と思いきや、意外や意外終盤は立場が逆転!?
今まで謎のヴェールに包まれてきた瀬名の実態が明かされていくにつれ、物語はラブコメ風味に!?
立場の違いに苦しむ恋愛風味の暴走ギャグだったはずの本作が迎える、驚愕のラストとは!
まさかまさかの展開の連続、最後まで目が離せませんよ!!

ラブコメ風味になるとはいえ、永瀬先生の持ち味であるドイヒーなヨゴレギャグは健在です。
脳内キャラが瀬名の分も増えたため、アレ成分を担当するキャラが一挙に増大!!
脳内キャラ達が生み出す暴走ギャグ、そして彼らが物語の進行に応じて散っては復活していく様……
相も変らぬヨゴレに、不意打ちのように放たれるパロディ。
ぶっ飛んだギャグがあった後のあのフィナーレは感動もひとしお……かもしれません!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!