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今回紹介いたしますのはこちら。

「至福の暴対レシピ」第2巻 西条真二先生 
講談社さんのヤンマガKCより刊行です。

さて、極道の世界から足を洗った蘇我は、自身が慕っていた兄貴分の妹、雨音を守りながら、二人でスナックを経営していました。
抜群の料理の腕を持つ蘇我ですが、元々の素性もあってそっち側のトラブルにも頻繁に巻き込まれてしまいます。
そんなトラブルも、蘇我の持つ料理の力でねじ伏せていくのですが……?


常連相手にいつものように料理を振舞っていた蘇我。
そんな彼に携帯に、着信が入ります。
その電話の主は「鬼龍院」と言う人物らしいのですが……鬼龍院は、蘇我にとんでもないことを告げてきたのです。
お前の兄貴分、周一は生きているかもしれない。
生死を改めて確認し、その結果を「柿田川」に報告しろ。
……蘇我は思わずこう言ってしまいます。
何言ってる、バカか!?あなたは!
蘇我の兄貴分、周一は確かに蘇我の目の前で、ゆっくりと死んでいきました。
蘇我はその姿がいまだに脳裏に焼き付いているのですが……
鬼龍院は、本当に死んでいたのか確認したのか?と念押ししてくるのです。
実は先日とある極道が殺されたのですが、その凶器となった弾丸と旋条痕が、周一の使っていた銃のものだったとか。
周一は死んだふりをして身を隠していたのかもしれない。
その報告は、蘇我にとってはまさに青天の霹靂といったところですが……
とにかく柿田川と連絡をとって動け、と言って鬼龍院は電話を切ってしまいました。

……この鬼龍院と言う男も、実はとんでもない存在です。
鬼龍院昭和、38歳……警視正。
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極道を利用することで警察の活動を円滑にし、自身の権力を強めている男……
表では警視正と言う確固たる地位を持っていながら、裏では極道と通じ、様々なあくどい手を使って巨額の金を動かすただならぬ彼、周一ともかつてつながりを持っていました。
いま現在、鬼龍院は有名料理人自身の手がかかったでチェーン店を多く持つ柿田川と組み、マネーロンダリングを行っています。
周一が生きていれば、ひょっとするとその裏の情報を記録していて、いま現在柿田川と組んで行っているマネーロンダリングも調べ上げているかもしれない。
もしそれを暴露されれば、面倒なことになる……
周一が生きていて連絡をとるとなれば、信頼する舎弟だった蘇我以外にはいない。
しかし蘇我は鬼龍院を信用していないため、連絡があったとしても素直に教えはしないだろう……
そう考えた鬼龍院は、柿田川を「使う」ことにしたのです。
それは、柿田川が持つあるモノを当て込んでのことなのですが……

蘇我は、柿田川の営むレストランに来ていました。
店員の動きが洗練されているのがひと目見てわかるこの店の様子からも、kぁ北河が只者ではないことがわかるのですが、まずはお食事をどうぞと出された料理を食べてさらに驚きます。
アボカドとポテトのサラダ、エスカルゴの串揚げ、焼きアスパラガスの卵黄ソースがけ、格子の前足のステーキ炭火焼……
そのどれもが絶品の味!
材料選びや調理方法に斬新なアイデアがあふれていて、確かな情熱まで感じられるのです!
大満足の食事のあと、いよいよ柿田川の待つ部屋へと通されました。
柿田川に握手を求められるものの、蘇我はそれを拒否。
正体は受けたが、鬼龍院の仲間らしいあなたの目的を知らないうちは握手できない。
そうきっぱりと言い切り、蘇我は自らの立ち位置をまず主張するのです。
分かった、と納得したかに見えた柿田川、蘇我を座らせて本題に入ります。
今日お前にここに来てもらったのは……
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……なるほどな、わかった、もういい。
……用件は、何だったのか?
蘇我は今何が起こったのかわかりません。
もういいから帰れ、と柿田川に言われた蘇我はおとなしく帰るしかないのですが……
カラダを見ても、特に何か暴行を受けたり、眠らされて何かを盗られたり、といった後はないようです。
が、時計を見ると……ここに来てからいつの間にか、2時間もたっているではありませんか!!
何か、があったのだけは確かなようです。
ですが、それが一体何なのか。
蘇我がそれを知るのは、もう少し後になるのです……

なんにせよ、周一が生きているかもしれない、という情報は朗報には違いありません。
蘇我にとっても、そして……雨音にとっても。
蘇我は雨音に、周一が生きているなら何としても見つけますからどうか待っていてください!とその手を握って誓うのです!!
そのための第一歩は……
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まさかの、テレビ番組での柿田川との料理対決!?
一体これは何がどうなっているのでしょうか……!!


というわけで、今回も西条先生らしさが爆発する本作。
このシリーズから、本作は本格始動ということになるようです。
蘇我のすべてともいえる、雨音。
彼女を守るというその目的の始まりが、周一の死だったわけです。
が、その周一が生きているとなれば、話が違ってくるわけで……!
周一を探し出す、という新たな目的とともに姿を現したのが鬼龍院。
警視正と言う権力と、極道との太いパイプと言う、裏表両方に絶大なる権力を持つこの男……その性格も残忍で容赦なし!!
周一の捜索とともに、この男をどうにかしなければ蘇我に平穏はやってこないでしょう!!

そして今巻の終盤で、とんでもない展開が待っております!!
まさかまさか、あのキャラがああなってしまうとは……!!
度肝を抜かれることは間違いない、衝撃の展開から新展開……物語の本章へ突入!!
仰天間違いなしのこの展開、必見ですよ!!