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今回紹介いたしますのはこちら。

「生徒会副会長矢上さゆりは頑張っている!」第1巻 原作・稲光伸二先生 漫画・柚木N'先生 

秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスより刊行です。

柚木N'(ゆずきえぬだっしゅ)先生は03年にデビュー後、成年向け作品を中心に活躍されている女性漫画家さんです。
全年齢向け作品もアンソロジーを中心に執筆されていましたが、12年ごろから連載作品も描き始められました。
現在は本作と同時に「下ネタと言う概念が存在しない退屈な世界」のコミック版を連載中です!

さて、本作は事件解決ものです。
が、稲光先生と柚希N'先生と言う布陣からも予想が付くかもしれませんが……唯野事件解決ものではありません!
サービスシーン満載の、エロス要素ありきの事件解決ものとなっているのです!!


学園は今、ある人物の噂でもちきりです。
その名も……「ドM仮面」。
物凄い露出度の高いボンデージ風の衣装に、目周りだけ隠れるマスクをしたドM仮面、さっそうと現れては学内のトラブルを解決はしているのですが……
なにせどんどん過激になっていくその衣装、生徒たちから見れば変質者同然!
ちょっとやそっと過激な衣装を着るだけでは我慢できないに違いない、このままいったら素っ裸になるんじゃないの!?ととまでささやかれる始末なのです。
そんな会話を聞いて、思わず赤面してしまう少女がいました。
生徒会副会長、矢上さゆりです。
彼女はものすごい恥ずかしがり屋さんで、「素っ裸」と言うワードを聞いただけでも顔を真っ赤にしてしまうのです。
それを見ていた友人、だったら矢上さんがドM仮面の格好なんてしたらどうなるの?とからかうのですが……
顔をさらに真っ赤にし、やめてくださいと言うのが精いっぱいのさゆり。
……ですがその胸の中にある気持ちは、恥ずかしさだけではありません。
さゆりがひそかに胸の中で反芻していたのは、こんなこと。
絶対に知られてはいけない。
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私がその、ドM仮面だということを……!!

この学校にはほかの学校ではあまり見られないシステムが採用されています。
それは、何をするにも女生徒が優先される、というもの。
一例を出せばこのお昼休みもそうです。
学食はまず、女生徒だけが使える時間が設けられており、男子は後回し。
些細なことと言えば些細なことですが、何せここでは一事が万事この調子で……
さゆりは男子に悪いと考えているのですが、他の女生徒は男子なんてこの程度の扱いで充分だと主張。
どうやらこの学校が男子を雑に扱っているのにもなにかいわれがあるらしいのですが……?

さゆりは生徒会長に呼び出され、生徒会室に来ていました。
呼び出しの理由は、「迷える子羊の依頼」を解決するため。
この学校には、中庭の女神像に、乙女の脱ぎたての下着を収めれば救いの手が差し伸べられる、と言う謎の伝説がありまして。
依頼人はその伝説を実行してみたところ……なぜかそれが生徒会に伝わったようで。
こんなくだらない伝説を信じて本当に下着を脱ぐ純真さと誠実さを買い、その悩みを解決してあげようということになったのです。
で、お悩みはストーカー被害でした。
何者かが部活中の彼女の胸やら股間やらのアップを盗撮し、その写真を添付したメールでもっと恥ずかしい写真を自分で撮って送って来い、さもなくばこれをばらまく、と脅迫してきたのだとか。
下着姿くらいならば……と応じてしまったのが逆効果となり、要求はエスカレート。
さらに変態的な要求をするようになってきて……
生徒会長はそんな相談を聞いて怒りに燃えました。
そもそもこの学校は淑女を育てる女の園だったはず。
男子などを入れたことが間違いだった、私が学園にあるべき姿を取り戻す!
穢れた男を学園から一掃するのが私の使命、卑劣なストーカーに天罰を与えてやるわ!!
出番よ副会長!!
……怒りに燃えるだけ燃えておいて、実際やるのはさゆりなんですけど!

デジタル関係につよい書記の遠山いずみによって、Exif情報を参照し、推理をしてすでに犯人の目星はつきました。
犯人はおそらく……アニメ研究会。
が、いくらなんでも確たる証拠もなしに吊し上げるわけにもいかず……そこでさゆりの出番とあいなるわけです。
趣味でコスプレしてるんですけど、撮影してもらっていいか?ということにして堂々と正面から乗り込み……中に入ったところで、その衣装をあらわにしました。
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それはなんて言いますか……スリングショットの水着のような、とんでもない衣装でして……
押しに弱いさゆり、生徒会長の指示にいやいやながら従い、扇情的なポーズをとっていくと、アニメ研究会は盛り上がりまくり、バシバシ撮影していきます!!
が、Exif情報から割り出した高精度レンズを使っているものはいません。
普段からコスプレイヤーの撮影をしている彼らならばそう言ったレンズを持っているだろうと考えたのですが……
その時のことです。
アニメ研究会のすぐ上の部屋から、探し求めていたレンズがにょっきりと顔を出しているではありませんか!!
向かいにある教室の、女子の着替えを盗撮しているようです!!!
急いでそのレンズが顔を出している部屋に向かいますと……なるほどそこは鉄道研究会。
彼らも日常的に撮影をする者たち、高精度カメラを持っているのもうなずけるわけです。
ですが犯人は、本棚をひっくり返し、一瞬のスキをついてその部屋を脱出、学校から逃げ出そうとします。
翔子のレンズを処分されては面倒なことになりそうですし、生徒会長は下の階にいるさゆりに犯人を捕まえるよう指示。
もし犯人を逃がしたら、生徒会長にスゴイお仕置きをされてしまうかもしれない、とおびえたさゆりは犯人を必死でとりおさえようとするのですが、運動ができるわけでもないさゆり、やはり男子を相手に1対1ではかなうはずもなく……
さゆりは犯人に抑え込まれてしまいました。
その時、騒ぎを聞きつけ多くの生徒たちがその場に駆け付けます。
あれが噂のドM仮面か、と衆人の目はすべてさゆりに集まり……
そして犯人は生徒会への恨みを晴らすかのように、さゆりの衣装をはぎとってしまったのです!!
多くの人の目にさらされる、さゆりの大事な部分……!!
いろいろな意味で大ピンチのこの状況、だというのに、生徒会長は助け舟を出すどころか、他の生徒会役員に手出ししないように促しながらその姿をじっと見つめていて!?
さゆりはあまりのショックのためか、抵抗すらしなくなってしまった……かに見えたその瞬間!!
物凄い勢いで、犯人の顔面にさゆりのキックがぶち込まれたのです!!
そして、いろいろな部分を丸出しにしたまま、それを隠そうともせずに立ち上がるさゆり。
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恥ずかしがり屋だったはずの彼女、うずくまる犯人を足蹴にしながら、立ちな覗き野郎、あたしのが見たいんだろ?かかってこいよ、と挑発を始めて!?
一体彼女に何が起こったのでしょうか。
これがまさか彼女の本性だとでもいうのでしょうか?
ドM仮面の正体は、ドMどころか……!?


というわけで、さゆりの奮闘を描いていく本作。
物語は基本的に毎回、依頼が舞い込み、生徒会長の差し金でさゆりがドM仮面として(正式名称はミスティックハートだそうです)事件に挑み、覚醒して事件を解決する、と言う流れです。
本作の売りはなんといっても豊富なサービスシーンでしょう!!
生徒会長の趣味により、とんでもない衣装を着せられてしまうさゆり。
普段の彼女は大変な恥ずかしがり屋で、ものすごく恥ずかしがりながら戦い(?)を繰り広げ、スイッチが入ると一転、羞恥心はどこへやらの女王様チックな攻めに転じる……
さゆり一人で二度おいしいシチュエーションが楽しめるわけです!!
稲光先生の代表作「性食鬼」と誓い設定ではありますが、こちらのほうはあちらのような差し迫った事情はなく、気楽に(?)楽しむことができるわけです。
そんなさゆりが追い込まれる様々な状況も、稲光先生らしいと言いますか……いい意味でくだらない変態チックなものばかり!
バカバカしくもエロス要素満点なあれこれが楽しめますよ!!

様々な個性豊かなキャラクターや、敵対する組織が登場していくわけですが、まだまだこの第1巻ではサブキャラの出番は少なめ。
さゆりと生徒会長ばかりが目立っています。
それはそれでたいへんよろしいのですが、せっかくの個性的なサブキャラ、その活躍も見たいところ!!
そのあたりは今後のお楽しみというところでしょう!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!