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今回紹介いたしますのはこちら。

「みなみけ」第13巻 桜場コハル先生 

講談社さんのヤンマガKCより刊行です。

さて、南さんちの仲良し三姉妹のゆかいな日常を描いていく本作。
今巻もその楽しい日々はばっちり健在です。
そんな中から今回はマコトに秘められた能力がつまびらかにされる(?)エピソードを紹介したいと思います!

教室のドアを開けようと手を伸ばすマコト。
すると乾燥していた為か、静電気がぱちんと走りました。
急に襲い掛かった痛みに戸惑うマコト……
どうやら彼、今までこの静電気の洗礼を受けたことがなかったようです。
マコトは目を見開き、これは……と目を見開き、痛みの走った掌を見つめ……!!

その頃、チアキと内田は乾燥しているねなどと雑談をしておりました。
手がカサカサな気がするとぼやくチアキに対し、吉野は1組の鈴木さんがハンドクリームを持っていた、という情報を持ってきます。
それは良い、ちょっと貸してもらおうと1組を訪ねます。
1組所属のトウマがちょうど目につくところにいましたので、鈴木さんを呼んでもらおうとした二人。
ですがそこに、突然マコトが乱入してくるのです!
なんだか今日のマコトは自信満々。
今までよくもいじめてくれたな、今日こそお仕置きしてやる!と息巻くのです。
トウマは無理無理と手をひらひらさせるのですが、マコトはなお強気。
なんでも、手からビームを出せることに気が付いた、と言うのです!!
さっき目覚めたばかりだから名前はまだない、とトウマに挑みかかるマコト。
トウマはまたわけのわからないことを、とあきれ顔だったのですが、マコトの指がトウマの頬に触れた瞬間、パチンと例のあれが発生したからたまりません!
たまらず反撃し、マコトは結局やられてしまうのですが……今の一撃、トウマを驚かすのには十分でした。
戸惑うトウマに、チアキは冷静に静電気だと教えて上げるのですが……

再び敗北を喫したマコト、今の自分ではトウマには勝てないと自覚します。
どうすれば勝てるのか?と考えた結果……以外にも純粋に体力が足りない、と言うまっとうな結論にたどり着きます。
ジャージまで着込んで、しっかりと体を動かして体力をつけようと励むマコト。
きっちり子の練習を続けていけば話は変わってくるでしょうが、特訓をしたその日にトウマに勝てるほどのパワーが手に入るかと言えば……
ですがこの特訓、思わぬ効果を生んでいることにマコトは気が付いていませんでした。
ジャージと言う化学繊維の塊を着込み、激しい運動によってその繊維がこすりあわされる……
そう、いつの間にかマコトはあの覚醒した能力……ビームのエネルギーを蓄積していたのです!!

一方のトウマも、マコトがリベンジを果たしにやってくることを感じておりました。
激しく訓練を行うマコトとは対照的に、トウマは座して静かに待ち構えています。
が、迎撃の準備は着々とすすんでいるのです。
下敷きを脇の下にはさみ、貧乏ゆすりをするトウマ……
そう、こちらは意図してビームのエネルギーをためているのです!

やってきました、マコトくん。
もう一度勝負だ、さっきまでの俺とは違うぞ。
トウマもまた、遅かったじゃねーか、逃げたのかと思ったぜ、と構えます。
まるでバトル漫画のように髪の毛を逆立たせ……いよいよ二人の戦いは始まるのです!!
……お互いにスゴイ静電気が走って相打ちになるのですが……

その後、ケンカはよしなさいと間に入った内田の手によって、1組の教室に平和がもたらされました。
そんなあれこれを、おうちでこたつに入りながらカナに披露するチアキ。
カナは子供たちは無邪気だねぇとなぜか上から目線で笑っておりました。
そこに帰ってくるハルカ。
毛糸の手袋とマフラー、帽子もかぶってたのに、寒さに震えながら帰ってくるハルカ。
ほっぺで手を温めさせて、とたっぷりエネルギーを溜め込んだ手を、チアキの顔に伸ばしていき……!?


というわけで、マコトVSトウマの異能バトルが繰り広げられる今巻。
この他にも様々なお話が詰め込まれておりまして、全19編が収められております!
今巻では比較的バランスよくキャラクターが活躍しておりまして、いろいろなキャラクターのあれこれを楽しむことができます!
いつも通りののんびりとした日常は大安定のクオリテ市でたっぷり楽しめますし、本作では珍しい男子同士の絡みや水着回、ほとんど絡むことのなかったキャラ同士の絡みがあるなど、その内容もバラエティ豊かとなっているのです!!
みんな大好き保坂先輩もそこかしこで存在感を見せつけ、そちらのファンの方もご安心下さい!!!!

今回も同日にDVD付きの源胎盤が発売されているのですが、そちらのほうはいつものようなODAではなく、声優さんのイベントを収録した内容となっています。
いつものようなアニメを期待されている方はご注意を!!
そっち方面もカバーされているファンの肩ならばぜひとも押さえておきたいところですね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!